ネズミ駆除の薬を練馬区は冬に配ります|町会経由で、予防効果はなし
練馬区は、ネズミの薬を配っています。
しかも配り方が独特です。
冬に、町会を通じて配ります。
この記事では2026年8月25日に練馬区の公開情報を確認し、受け取れるものと、その限界を整理しました。
- 区は冬季に町会を通じて殺そ剤を配布している
- 相談窓口では殺そ剤(11月から4月)と粘着板のサンプルを渡している
- ただし区は「忌避効果や侵入予防効果はありません」と明記している
- 業者は練馬害虫防除協同組合(区内4社)を紹介。出張費用が発生する

薬をもらえると聞いて安心する前に、区が同じページに書いている但し書きを読んでおくほうがいいです。
配布の仕組みが2通りあります。
区のページには、次のように書かれています。
区では、冬季に町会を通じて殺そ剤を配布するとともに相談窓口にいらした方に殺そ剤(11月から4月)と粘着板のサンプルを差し上げております。
練馬区で受け取れるもの
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| 経路 | 受け取れるもの | 時期 |
|---|---|---|
| 町会を通じて | 殺そ剤 | 冬季 |
| 相談窓口 | 殺そ剤 | 11月から4月 |
| 相談窓口 | 粘着板のサンプル | ― |
練馬区の公開情報による(2026年2月10日更新の記載を2026年8月25日に確認)。
町会経由という配り方は、個人で申し込む形ではありません。
自分の住む地域の町会が配布に関わっているかは、区または町会に確認することになります。
窓口は健康部 生活衛生課 環境衛生監視担当係(電話03-5984-2485)です。
要確認:夏にネズミが出た場合、相談窓口での殺そ剤の配布期間(11月から4月)には当たりません。
なお区には害虫相談ダイヤル(03-3995-1220)もあります。
ただしこちらはハチや害虫向けで、ねずみは対象に含まれていません。相談先を間違えないでください。
23区で何らかの支援がある区は限られます。内訳は足立区のネズミ駆除に薬の配布はありませんにまとめています。
同じページに、但し書きがあります。
殺そ剤や粘着板に、忌避効果や侵入予防効果はありません。また、ねずみ被害については環境面での対策が重要なため、補助的な手段として使用しましょう。
配っている当事者が、その限界を先に書いています。
忌避効果とは、ネズミを寄せつけなくする働きのことです。
侵入予防効果は、入ってこられなくする働きを指します。
殺そ剤にも粘着板にも、そのどちらもないという説明です。
つまり受け取った薬で減らせるのは、いま室内にいる個体だけです。
侵入口が残っていれば、次の個体が同じ経路で入ります。
区が「環境面での対策が重要」「補助的な手段として使用しましょう」と書いているのは、この順番のことです。
区は殺そ剤の種類にも触れています。
急性毒性(リン化亜鉛など)と抗凝血性(ワルファリン、ジフェチアロールなど)の2つがあるとしています。使用時は説明書を確認し、子供やペットの誤食に注意するよう案内しています。
粘着板については、周囲にえさを置かないことと、必ず屋内で使用することが書かれています。
練馬区は、業者を名指しで紹介しています。
練馬区では、区内駆除業者4社で構成される【練馬害虫防除協同組合】をご紹介しています。依頼の際は見積を取り、内容に納得したうえで契約してください。
連絡先は03-3948-1720です。
営業時間は月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで(正午から午後1時、祝休日を除く)とされています。
そして金額について、区はこう書いています。
また、調査および見積書作成のため、業者が個人宅に伺う場合は出張費用が発生します。事前に組合にご確認ください。
見積もりを取る段階で費用がかかるという点を、区が先に知らせています。
さらに「区では駆除費用の助成などはおこなっていません」と注釈があります。
編集部の集計では、ネズミ駆除の費用は2万〜20万円にひらきます。
幅が出るのは、ふさぐ場所の数が建物ごとに違うためです。一軒家で数えたところ9か所ありました。内訳は一軒家のネズミ駆除の費用にまとめています。
見積もりでは次を確認してください。
- 侵入口の封鎖が料金に含まれるか。何か所か
- 出張費用がいくらかかるか。見積もりだけでも発生するか
- 糞尿の清掃と消毒が入っているか
- 再発したときの保証と、その対象範囲
組合以外に頼んでもかまいません。区の紹介は選択肢のひとつで、そこに決める義務はありません。

出張費がかかると分かっていれば、1回の訪問でどこまで見てもらうかを決めてから呼べます。
相手の性質が、対策の順番を決めます。
区は「区に寄せられる相談のほとんどは、クマネズミによる被害です」としています。
区が挙げるクマネズミの特徴は次のとおりです。
- 体長は15から20センチメートルと小型
- 警戒心が非常に強く、薬剤に抵抗性をもった個体も出現しているため、駆除をすることが困難
- 垂直方向の移動が得意で、2センチメートルほどの隙間から侵入する
- 雑食性だが穀物と油脂類を特に好み、毎日体重の4分の1ほどをえさとする
- 歯が一生伸び続けるため、配線などをかじり火災につながる危険性がある
※練馬区の記載による(2026年8月25日確認)。
薬に強い個体がいると区自身が書いています。配布された殺そ剤が効かない場合があるということです。
薬剤抵抗性についてはネズミ駆除業者は意味ない?で、都内のビルの調査結果を扱っています。
区が挙げる対策は2つです
区は家庭でできる対策を食べ物の管理と侵入口の遮断の2点にまとめています。
食べ物については、ねずみは1週間えさを食べなければ生きられないと書かれています。
そのうえで冷蔵庫か、蓋つきのプラスチック・金属の容器に保管するよう案内しています。
ろうそくや固形石鹸、ハンドクリームなど食材以外のものも食べるため、これらも密閉容器に入れるよう書かれています。
侵入口については、通風孔や排水管、エアコンのホース周りを重点的に確認するとされています。
ふさぐ素材は金網やステンレス製のたわしです。段ボールはかじられると明記されています。
区は「ねずみから家を守る」というパンフレットも公開しています。
東京都全体の仕組みは東京のネズミ駆除を参照してください。
もらえます。
区は冬季に町会を通じて殺そ剤を配布し、相談窓口では11月から4月に殺そ剤、あわせて粘着板のサンプルを渡しています。窓口は生活衛生課環境衛生監視担当係(03-5984-2485)です。
区は限界を明記しています。
「殺そ剤や粘着板に、忌避効果や侵入予防効果はありません」と書かれています。環境面での対策が重要なため、補助的な手段として使うよう案内されています。
練馬害虫防除協同組合を紹介しています。
区内駆除業者4社で構成される組合です。電話は03-3948-1720、営業時間は月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで(正午から午後1時、祝休日を除く)です。
出張費用が発生する場合があります。
区は「調査および見積書作成のため、業者が個人宅に伺う場合は出張費用が発生します。事前に組合にご確認ください」と書いています。区による駆除費用の助成はありません。
ねずみは対象に含まれていません。
害虫相談ダイヤル(03-3995-1220)はハチや害虫向けの窓口です。ねずみの相談は生活衛生課環境衛生監視担当係(03-5984-2485)へお願いします。
練馬区は、23区の中では受け取れるものがある区です。
冬季に町会を通じて殺そ剤が配られ、窓口では11月から4月に殺そ剤と粘着板のサンプルがもらえます。
ただし区は、その薬に忌避効果も侵入予防効果もないと書いています。
減らせるのはいる個体だけで、入口は別に閉じることになります。
やること
- 食べ物と、ろうそく・固形石鹸・ハンドクリームを密閉容器に入れる
- 通風孔・排水管・エアコンのホース周りを金網やステンレスたわしでふさぐ
- 窓口で薬をもらう場合は、11月から4月の期間を確認する
- 業者に頼むなら、出張費用の有無を先に聞いて2社以上で比べる

薬をもらってから何も変わらないという相談は多いです。入口が残っているかどうかは、見てもらえばその日に分かります。

