アシダカグモは益虫で無毒です|出るのは餌になる虫がいるサインです
夜に、手のひらほどある大きなクモが壁を歩いていた。
そういう場面で、いちばん多く検索されているのは「1匹いたらどうしたらいいですか?」と「殺さない方がいいですか?」でした。
先に答えを書きます。福岡県の資料に、こう書かれています。
益虫で無毒なので
咬まれて毒が回る相手ではありません。
そして、なぜ家にいるのかにも答えがあります。さいたま市はこう書いています。
家屋内に侵入する目的は、エサとなる虫を捕まえるためだと考えられています
アシダカグモが出たということは、家の中に餌になる虫がいるということです。
- 福岡県は「益虫で無毒」と書いています。毒はありません
- 家に入る目的はエサとなる虫を捕まえるためです
- 餌はゴキブリ・ハエ・ガ・カ・ハサミムシ(さいたま市)
- 巣を張りません。歩き回って捕まえるので、網を探しても見つかりません
- あなたがやること:クモを見るのをやめ、何を食べに来たのかを考える

アシダカグモそのものより、餌になっている虫のほうが気になった人は、その虫を見てもらうところから頼めます。
まず、危険かどうかです。
「やばいですか?」「猛毒ですか?」「危ないですか?」——この形の質問が、まとまった数で検索されています。
福岡県の生きもののページに、はっきり書かれています。
益虫として知られています
益虫で無毒なので
※出典:福岡県「アシダカグモ」(生物多様性情報総合プラットフォーム)を2026年9月1日に確認
「無毒」と書かれています。
さいたま市も、人との関わりをこう整理しています。
ゴキブリなどの屋内害虫を捕獲するため、人の生活に役立つ面もありますが、巨大なクモを目撃した人に、恐怖心や不快感を与えることがあります。
※出典:さいたま市「サイエンスなび/害虫?益虫?家の中に住む大きなクモ『アシダカグモ』」を2026年9月1日に確認
行政が両方を書いています。役に立つ面がある。ただし怖い。
かんたんに言うと、害があるから怖いのではなく、大きいから怖いということです。
なお、日本のクモで国が注意を求めているのはゴケグモ属です。その話はクモ駆除の料金は単独で公表されていませんに書いています。
「なぜ出るのか」「なぜ家にいるのか」も、よく検索されています。
さいたま市の答えは1行です。
家屋内に侵入する目的は、エサとなる虫を捕まえるためだと考えられています
餌があるから来ています。
その餌も書かれています。
アシダカグモの餌と生息場所(さいたま市の資料より)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エサ | ゴキブリ、ハエ、ガ、カ、ハサミムシなど |
| 生息場所 | 建物(家屋内、神社、納屋、蔵など) |
| 体長 | 雌2.5〜3.0cm、雄1.5〜2.5cm |
| 寿命 | およそ3年 |
福岡県も「歩き回ってゴキブリやハエなどを食べて育つ」としています。
つまり、アシダカグモが出た家には、その餌がいます。
ここがこの記事でいちばん大事な点です。クモを外に出しても、餌が残っていれば別の個体が来ます。そして餌のほうは、たいてい人が困る虫です。
ゴキブリがいるかどうかは、姿を見なくても確かめられます。手がかりはゴキブリのふんにまとめました。
探し方でつまずく人が多いところです。
福岡県はこう書いています。
家屋内に巣を張らずすんでおり、歩き回ってゴキブリやハエなどを食べて育つ
巣を張りません。
だから、天井の隅の網を探しても見つかりません。居場所は「網のある場所」ではなく「餌の通り道」です。
夜に台所や洗面所で見かけるのは、台所や洗面所が餌の通り道だからです。
産卵についても書かれています。
4月下旬~8月ごろに産卵し、産卵された丸く偏平な卵のう(卵がたくさん入った袋)は、幼体が出るまでメスが抱えたまま守ります
卵は置き去りにされません。メスが抱えて持ち歩きます。丸く平たい袋を抱えた個体を見たら、それが卵のうです。
「一番大きいクモですか?」という質問も、上位に入っています。
福岡県は「メスの体長(脚を除く)が20〜30mmに達する、国内でも最大級のクモ」としています。
さいたま市は脚を含めた大きさを書いています。
脚を広げると10センチメートル以上になります
大きさの整理
| 測り方 | 大きさ |
|---|---|
| 体長(脚を除く・雌) | 2.5〜3.0cm |
| 体長(脚を除く・雄) | 1.5〜2.5cm |
| 脚を広げたとき | 10cm以上 |
体そのものは3cmほどで、残りは脚です。手のひらほどに見えるのは脚の長さによります。
幼体は10回程度脱皮して成体になり、寿命はおよそ3年とされています。同じ家で何年も見かけることがあるのは、そのためです。
「ゴキブリを何匹食べますか?」「何匹でゴキブリが全滅する?」という質問も、まとまった数で検索されています。
今回調べた範囲では、匹数を示した公的資料は見つかりませんでした。
福岡県とさいたま市が書いているのは、餌の種類までです。ゴキブリ・ハエ・ガ・カ・ハサミムシと並んでいますが、1匹あたり何匹という数字はありません。
「アシダカグモがいればゴキブリが全滅する」という言い方も、資料では確認できませんでした。
言えるのは次の2つです。
- アシダカグモはゴキブリを食べる(福岡県・さいたま市)
- ただし何匹食べるか、全滅するかを示した資料は見つからない
駆除の代わりになると考えるのは、資料の範囲を超えています。ゴキブリを減らしたいなら、ゴキブリのほうに手を打つのが確実です。

アシダカグモが何匹も出ていて、餌になっている虫のほうが心配になった人は、そちらを調べてもらうと早く済みます。
「殺さない方がいいですか?」「放っておくべき?」という質問が、いちばん多い塊のひとつです。
無毒で、屋内害虫を食べる相手です。急いで殺す理由は資料からは出てきません。
ただし、恐怖心や不快感については、さいたま市も認めています。無理に我慢する必要もありません。
出したい場合の手順を書きます。
- 大きめの容器(コップでは入りません)と厚紙を用意する
- 動きが速いので、追い回さずに進む先へ容器を置く
- 上からかぶせ、厚紙を差し込んでふたにする
- 窓の外か玄関の外で放す
- 素手でつかまない。無毒でも咬まれれば痛い
巣を張らないので、糸をたぐって探す必要はありません。見失ったら、餌の通り道(台所・洗面所)を後で見ます。
そして根本の手当ては、餌を減らすことです。餌がなくなれば、来る理由もなくなります。
福岡県は「益虫で無毒」としています。さいたま市も「ゴキブリなどの屋内害虫を捕獲するため、人の生活に役立つ面もあります」と書いています。
同時に「巨大なクモを目撃した人に、恐怖心や不快感を与えることがあります」とも書かれています。行政が両方を認めています。
急いで殺す理由は資料からは出てきませんが、我慢を求める記述もありません。
福岡県の資料に「無毒」と書かれています。
日本で国が注意を求めているのはゴケグモ属です。詳しくはクモ駆除の記事にまとめています。
まず、餌になる虫がいると考えてください。
さいたま市は「家屋内に侵入する目的は、エサとなる虫を捕まえるため」としています。餌はゴキブリ・ハエ・ガ・カ・ハサミムシなどです。
クモを外に出しても、餌が残っていれば別の個体が来ます。
匹数を示した公的資料は、今回調べた範囲では見つかりませんでした。
福岡県とさいたま市が書いているのは餌の種類までです。「いれば全滅する」という記述も確認できませんでした。
巣を張りません。福岡県は「家屋内に巣を張らずすんでおり、歩き回って」と書いています。
網を探しても見つかりません。見るのは餌の通り道です。
なお、丸く平たい袋を抱えた個体がいれば、それは卵のうです。メスが幼体の出るまで抱えて守ります。
アシダカグモは、福岡県の資料で「益虫で無毒」とされています。毒はありません。
家に入る目的は、さいたま市によるとエサとなる虫を捕まえるためです。餌はゴキブリ・ハエ・ガ・カ・ハサミムシなど。
つまり、出たこと自体が、家に餌がいるというサインです。
巣を張らずに歩き回るので、網を探しても見つかりません。体長は雌で2.5〜3.0cm、脚を広げると10cm以上になります。
そして「ゴキブリを何匹食べるか」の数字は、資料にありませんでした。駆除の代わりにはなりません。
やることを順番に書きます。
- 毒はないと知っておく。急いで殺す理由は資料に無い
- 出したいなら、大きめの容器と厚紙で移す。素手でつかまない
- 巣は探さない。張らないので見つからない
- 餌のほうを見る。ゴキブリのふんや通り道を確かめる
- 餌が減れば、来る理由も減る

クモは外に出したものの、何を食べに来ていたのかが気になる人は、餌のほうを調べてもらうと片づきます。

