お風呂場にゴキブリが出た時の対策|最初に見るのは排水口のお椀です
お風呂場でゴキブリを見ると、部屋から歩いて入ってきたと思います。
ですが、排水口を通って下水道から上がってきていることがあります。
最初に見るところは決まっています。風呂場の排水口に、お椀型の部品が付いているかどうかです。
- 風呂場の排水口はお椀型のトラップ。東京都下水道局は「外してしまっていることがある」と書いている
- 下水道管の中は外気に比べて暖かく、外敵から身を守れる(福岡市)
- 湿度や温度が安定していて外敵が少ない(堺市)
- 下水道の側は薬剤散布をしません。宅内の配管を経由して健康被害につながる恐れがあるため
- 薬を撒いた場所を避けて別の場所から飛び出した事例もあります

「お椀が付いているかどうか、見たことがない」という段階なら、風呂場の排水口から確かめられます。
先に、いちばん確かめやすいところから書きます。
東京都下水道局が、風呂場の排水口の構造を説明しています。
お椀型のコップのようなものを逆さまにかぶせるタイプのトラップがよく使われている
そのうえで、確認することを1つ挙げていました。
トラップが外れていないか確認してください
※出典:東京都下水道局「風呂場の排水口からのにおい」を2026年8月31日に確認
掃除のときに外して、戻し忘れていることがあります。東京都下水道局も「外してしまっていることがある」としています。
お椀が無いと、水の仕切りが無くなります
お椀は、下水とのあいだに水の仕切りを作る部品です。
お椀が外れていると、下水道管とお風呂場が直接つながった状態になります。においが上がってくるのも同じ理由です。
公益社団法人の資料も、浴室や流し台の排水口におわん型トラップが無い場合には設置するよう挙げています。種類ごとの入口は日本のゴキブリの種類は大きさで分かれるにまとめました。
かんたんに言うと、薬を買う前に、お椀が付いているかを見ます。
上がってくる側の事情です。
福岡市が、下水道管の中の環境を書いています。
下水道管の内部は外気に比べて暖かく、害虫にとっては外敵から身を守ることもできるため、住みよい環境と言われています。
※出典:福岡市「下水道管の害虫(ゴキブリなど)への対策について」(道路下水道局 管理部 下水道管理課)を2026年8月31日に確認
堺市も同じことを書いていました。
湿度や温度が安定していることや外敵が少ないため、ゴキブリにとって生息しやすい環境
※出典:堺市「下水道管やマンホール内におけるゴキブリ対策について」(上下水道局 下水道保全課)を2026年8月31日に確認
冬でも寒くならず、天敵もいません。家の中を片づけても、この環境は変わりません。
編集部の整理として書きます。家の中の餌を減らす話とは別に、排水口という「下水道からの入り口」をふさぐ工程が要るということです。
行政がどう対処しているかを見ると、参考になります。
福岡市は薬剤散布をしません。理由が書かれています。
薬剤散布による対策は、公共下水道管から宅内の配管を経由し、健康被害につながる恐れがあることから実施しておりません。
かわりに行っているのは、穴あきマンホール蓋の穴の閉塞・下水道管の清掃・雨水桝への逆止弁の設置・密閉型マンホール蓋への取替えです。ふさぐ側の対策が並びます。
薬を避けて、別の場所から出てきた事例があります
堺市は、薬が効かなかった理由をもう一段具体的に書いていました。
薬剤散布箇所を避けて移動し、別のマンホール等から飛び出して周辺の建物等に逃げたという事例です。そのため薬剤散布は効果的でないと判断し、マンホールキャップの設置で飛び出しを防ぐ方法をとっています。
編集部の整理です。家の中でも同じことが起きえます。薬を撒いた場所を避けて別の隙間へ移るだけなら、数は減りません。
薬そのものの限界はゴキブリ駆除に最強の薬はありませんにまとめました。卵には届きません。
順番を決めておきます。
- お椀が付いているか見る(外れていたら戻す)
- 長く使っていなかった浴室は、先に水を流す(水の仕切りを作る)
- 配管が壁や床を抜ける部分の隙間を見る(5mm〜1cmが目安)
隙間の寸法はゴキブリはどこから入るのかにまとめました。名古屋市の資料が挙げている数字です。
排水口に流して終わりにはなりません。下水道管の中は、資料が「住みよい環境」と書いている場所です。流した先が、そもそもの生息場所になります。
夜中に出た場合の動き方は夜中にゴキブリが出た!駆除業者は深夜も来る?に書きました。
風呂場は、他の虫も出る場所です。
1〜2mmの白っぽい虫なら、チャタテムシです。カビが餌なので、対処は乾燥になります。チャタテムシの駆除はカビ対策ですにまとめました。
小さくて飛ぶならコバエです。発生源が排水まわりにあります。コバエの発生源を見てください。
大きさと動き方で、やることが変わります。
自分で届かない場面です。
- お椀を戻しても出る(別の入口が残っている)
- 配管が壁を抜ける部分に手が届かない
- 集合住宅で、共用の配管が疑われる
業者に払う金額の目安は、ゴキブリで1.5万〜3.5万円でした。内訳はゴキブリ駆除を業者に頼む料金の目安にまとめています。
集合住宅は自分の部屋だけで終わらないことがあります。管理会社に共用部の状況を確かめる順番になります。
排水口のお椀が付いているかを見ます。
東京都下水道局は、風呂場の排水口にお椀型のトラップがよく使われているとし、「トラップが外れていないか確認してください」と書いています。掃除のときに外して戻し忘れていることがあります。
排水口を通って、下水道から上がってきていることがあります。
福岡市は、下水道管の内部を「外気に比べて暖かく、害虫にとっては外敵から身を守ることもできるため、住みよい環境」としています。堺市も湿度と温度が安定し外敵が少ないと書いています。家の中を片づけても、この環境は変わりません。
流した先が、そもそもの生息場所です。
下水道管の中は、資料が「住みよい環境」と書いている場所です。流して終わりにはなりません。お椀を戻して、水の仕切りを作るほうが先になります。
下水道の側は薬剤散布を選んでいません。
福岡市は「宅内の配管を経由し、健康被害につながる恐れがある」として実施していません。堺市は、薬剤散布箇所を避けて別のマンホールから飛び出した事例を挙げ、効果的でないと判断しています。家の中でも、薬を避けて別の隙間へ移るだけなら数は減りません。
大きさで分かれます。
1〜2mmの白っぽい虫ならチャタテムシで、餌はカビです。小さくて飛ぶならコバエで、発生源が排水まわりにあります。ゴキブリの幼虫は形が成虫に似ていて、羽がない状態で出てきます。
順に並べます。
- お椀が付いているか。東京都下水道局は「外してしまっていることがある」と書いている
- 下水道管の中は暖かく、外敵が少ない。家を片づけても変わらない
- 下水道の側は薬を撒かない。避けて別の場所から出た事例がある
行政が選んだのは、撒くことではなくふさぐことでした。家の側でやることも同じ向きになります。

「お椀は戻したのに、まだ出てくる」という段階なら、別の入口が残っています。

