チャタテムシの駆除はカビ対策です|湧く原因と、乾燥に弱いという性質
本の隙間や畳のふち、風呂場の壁に、1ミリほどの虫が大量にいる。
チャタテムシです。
殺虫剤を探してこの記事に来た人が多いと思いますが、先に原因を書きます。
カビです。
チャタテムシはカビを食べています。だから、カビが残っていればまた湧きます。
そして、この虫にはもう1つ知っておくことがあります。
チャタテムシ自体は人を刺しません。ただし、放置すると刺すダニを呼びます。
この記事では、湧く原因と、効く手を整理します。
- 湧く原因はカビ。チャタテムシはカビや乾物を食べている
- 乾燥に弱い。換気と天日干しが最も効果的だと京都市が書いている
- 新築の高層住宅で増えている。気密性が高く結露しやすいため
- 刺さないが、これを食べるツメダニが増えると人が刺される

殺虫剤をまいて一度は減ったのに、しばらくするとまた同じ場所に出る。そうなっているなら、餌が残っています。
食べているものが分かっています。
京都市の衛生動物部門が、こう書いています。
屋内害虫としてのチャタテムシは,畳,押入れ,食物の貯蔵庫等に潜み,カビや乾物等を食べています
※出典:京都市「No.056 チャタテムシ」(2026年8月28日確認)。以下、京都市からの引用は出典名を省きます。
カビと乾物です。
だから、湧いた場所にはカビがあります。目に見えるカビでなくても、湿気で表面に薄く出ているものを食べています。
京都市は予防をこう書いています。
予防としては,発生源となるカビを生やさないこと及びカビの生えた食品等を除去することが挙げられます
「カビを生やさないこと」が予防の1番目です。
どんな虫か|体長約1ミリ、家に入るのは2つの科
見た目も確かめておきます。
チャタテムシ目には野外に住む種と屋内に住む種がいて、京都市は「屋内種のうち、コナチャタテ科とコチャタテ科のチャタテムシが家屋害虫として問題になります」としています。
これらは共に体長約 1mmの小さな虫です
1ミリです。
大量に発生して気持ちが悪い、という理由で相談が寄せられるとされています。
そして、この1ミリという大きさが見分けになります。
家の中で見る小さい虫と、体長
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| 虫 | 体長 | 色 | 人を刺すか |
|---|---|---|---|
| チャタテムシ | 約1mm | ―(資料に記載なし) | 刺さない |
| ツメダニ類 | 0.3〜0.6mm | ― | 刺す。1〜2日後 |
| ヒョウヒダニ類 | 0.3〜0.5mm | 白色。脚は薄いピンク色 | 刺さない |
| コナダニ類 | 0.3〜0.5mm | 乳白色 | 刺さない |
チャタテムシの体長は京都市から。ダニ3種は埼玉県「ダニのなかま」によります(2026年8月28日確認)。
チャタテムシは、ダニ3種の倍以上あります。肉眼で形が分かる大きさなら、ダニではありません。ダニの見分けはツメダニ駆除に殺虫剤は効きませんにまとめました。
意外な記載があります。
このほか,新築の高層住宅で発生する例も増えています
古い家の話ではありません。
理由も書かれています。
これは,建物が十分に乾燥しておらず気密性も高いために多湿になり,屋内に結露やカビが発生しやすくなるためです。結果として,チャタテムシの絶好の生息環境になると考えられます
新しくて気密性が高いほど、条件が揃います。
ここからは編集部の見方です。
「掃除が足りないから湧いた」とは限りません。建物が乾ききっていない時期に、結露とカビが出て、それを食べる虫が来ている。順番はそちらです。
実際の相談は「締め切った部屋」で起きています
京都市が扱った相談が2件、記録されています。
- 夏期休暇のために1週間部屋を締め切っておいたところ窓際に発生。部屋の書類や布にも虫がついていた
- 別の学校で、倉庫のトイレットペーパーや段ボールに付着していた
※出典:前掲の京都市「No.056 チャタテムシ」。どちらも学校からの相談です。
1週間閉め切っただけで出ています。
紙に好んで付着する、という点も共通しています。本、段ボール、トイレットペーパーは同じ条件です。
この章のやること
- 長く閉め切っていた部屋を、まず開ける
- 窓際・押入れ・本棚・段ボールの置き場を見る
- 結露やカビの跡がないかを確かめる
やることは、はっきり書かれています。
この虫は乾燥に弱いことから,部屋の換気,畳の天日乾燥,食品保管の引出しや箱の天日干しが最も効果的です
「最も効果的」と書かれているのが、殺虫剤ではありません。
必要な道具も、そこから決まります。
- 部屋の換気(買うものはありません)
- 畳の天日乾燥
- 食品保管の引出しや箱の天日干し
- カビの除去と、カビの生えた食品等の除去
※出典:前掲の京都市「No.056 チャタテムシ」。
殺虫剤についても記載はありますが、条件付きです。
畳の天日乾燥ができない場合は,低毒性有機リン殺虫剤等を畳の裏や縁にスプレーし,立て掛けて乾燥させるとよいでしょう
「立て掛けて乾燥させる」までが1組です。スプレーだけで終わる書き方にはなっていません。
完全には防げないと書かれています
期待値の話もしておきます。
チャタテムシ類は屋外からの荷物等に付着して侵入することが多いため,屋内だけで完全な防除を行うことは困難です
荷物について入ってきます。
段ボールや紙袋で運び込まれるので、家の中だけを完璧にしても入口は残ります。
この章のやること
- 閉め切っている部屋の換気を毎日する
- 畳と、食品保管の引出し・箱を天日干しする
- カビの生えた食品を捨て、カビそのものを取り除く

換気も乾燥もしているのに、決まった場所にだけ出続ける。そこまで来ると、見えないところにカビが残っています。
「やばいのか」という問いへの答えです。
チャタテムシ自体は人を刺しません。
京都市も、相談の理由を「大量に発生して気持ちが悪い」としています。噛む・刺すという記載はありません。
問題はその先です。
豊島区は、ツメダニについてこう書いています。
ツメダニは畳などに発生したチャタテムシや他のダニを餌としています
チャタテムシは、人を刺すダニの餌です。
埼玉県も、ツメダニ類が「屋内でヒョウヒダニ類やチャタテムシやコナダニ類を摂食」するとしています。
つまり、こうなります。
- 結露とカビが出る
- それを食べるチャタテムシが増える
- それを食べるツメダニが増える
- 人が刺される(1〜2日後に赤みと痒み)
チャタテムシを放置すると、刺される側に進みます。
刺され始めている場合は、ツメダニ駆除に殺虫剤は効きませんを読んでください。ツメダニは殺虫剤に強く、餌を断つのが本筋になります。
やってはいけないこと3つ
避けることを挙げておきます。
- 殺虫剤だけで終える。餌のカビが残れば、また湧く
- 段ボールを室内に積んだままにする。荷物に付いて入り、紙に付着する
- 刺され始めているのに、チャタテムシだと思い続ける。刺しているのは別の虫
3つめが、対処を遅らせます。
出る場所で多い問いがあります。
風呂場と洗面所です。
京都市が挙げている生息場所は畳・押入れ・食物の貯蔵庫ですが、条件は「多湿でカビがある」ことです。風呂場はその条件をいちばん満たします。
ここからは編集部の見方です。
風呂場のチャタテムシは、外から来たというより、その場の条件で増えていると考えるほうが自然です。目地やパッキンのカビが餌になります。
対処も同じで、カビを取ることと乾燥させることになります。
なお、風呂場の排水口から出る小さな虫は、チャタテムシとは限りません。チョウバエの可能性があります。見分けはコバエ発生源がわからないのは種類を見ていないからにまとめました。
業者に頼む判断は「カビの場所が分かるか」です
自分でやるか任せるかの線を書いておきます。
カビの場所が分かっていて、取り除けるなら自分でやれます。換気と天日干しで足ります。
判断が要るのは、次のときです。
- 換気と乾燥を続けたのに、決まった場所に出続ける
- 壁の中や床下など、カビの場所に手が届かない
- すでに刺され始めている(ツメダニに進んでいる可能性)
- 賃貸で、結露やカビが建物側の問題に見える
種類ごとの料金の違いはダニ駆除の業者料金は1.5万〜2.5万円にまとめました。
カビです。京都市は、屋内害虫としてのチャタテムシが畳、押入れ、食物の貯蔵庫等に潜み、カビや乾物等を食べていると書いています。予防として、発生源となるカビを生やさないことが挙げられています。
チャタテムシ自体は人を刺しません。ただし、豊島区はツメダニが畳などに発生したチャタテムシや他のダニを餌としていると書いています。放置すると、人を刺すツメダニが増える側に進みます。
屋内だけでは困難だと書かれています。京都市は、チャタテムシ類が屋外からの荷物等に付着して侵入することが多いため、屋内だけで完全な防除を行うことは困難だとしています。減らす手は乾燥です。
乾燥させることです。京都市は「この虫は乾燥に弱いことから、部屋の換気、畳の天日乾燥、食品保管の引出しや箱の天日干しが最も効果的です」としています。あわせてカビ対策を行います。
気密性です。京都市は新築の高層住宅で発生する例が増えているとし、建物が十分に乾燥しておらず気密性も高いために多湿になり、屋内に結露やカビが発生しやすくなるためだと説明しています。
多湿でカビがある場所が条件なので、風呂場はその条件を満たします。目地やパッキンのカビが餌になっている可能性があります。ただし排水口から出る小さな虫はチョウバエのこともあるため、先に種類を確かめてください。
京都市は畳の天日乾燥ができない場合として、低毒性有機リン殺虫剤等を畳の裏や縁にスプレーし、立て掛けて乾燥させるとよいとしています。スプレーだけで終える書き方にはなっておらず、乾燥までが1組です。
チャタテムシが湧く原因は、カビでした。
京都市は、チャタテムシがカビや乾物等を食べていると書いています。だから予防の1番目が「発生源となるカビを生やさないこと」になります。
効く手も書かれています。この虫は乾燥に弱いので、部屋の換気、畳の天日乾燥、食品保管の引出しや箱の天日干しが最も効果的です。
新築の高層住宅で増えています。気密性が高く、結露とカビが出やすいためです。掃除の問題とは限りません。
そして放置すると、これを食べるツメダニが増えます。刺され始めたら、相手が変わっています。
やること
- 閉め切っている部屋を換気し、結露を減らす
- 畳と、食品保管の引出し・箱を天日干しする
- カビの生えた食品を捨て、カビそのものを取り除く

乾燥させても同じ場所に出続けるなら、見えていないところにカビが残っています。カビがどこに残っているかが分かると、手の打ちようが決まります。

