ネズミ駆除の薬を横須賀市がやめた理由|医薬品販売業の許可を指摘されました
横須賀市でネズミが出たとき、市から薬をもらえるのかを調べました。
もらえません。
ただ、横須賀市は「配布しません」で終わらせていませんでした。
やめた理由まで書いています。
- 横須賀市は殺そ剤や害虫駆除の薬を配布していない
- 理由は2つ。医薬品販売業の許可が必要と指摘されたことと、事故の報告
- 廃止したのは平成17年度
- かわりに相談と、2つの団体の紹介を行っている
- 駆除そのものは市が行わない

「薬をもらえると思って電話しようとしていた」という人は、先に何を頼めるかを知っておくと空振りが減ります。
先に、業者をどこから探すかの話です。
保健所は駆除をしません。するのは相談と紹介です
建物にネズミが侵入していると思われるときの窓口は、保健所生活衛生課です。
受付は平日8時30分〜17時00分、電話は046-824-9861です。
ただし保健所が駆除に来ることはありません。行うのは駆除方法の説明と、業者の紹介までです。
紹介先が名前で示されています
業者の探し方について、横須賀市は具体的でした。
横須賀市が紹介している団体(2026年8月31日確認)
| 団体 | 種別 |
|---|---|
| 公益社団法人神奈川県ペストコントロール協会 | 公益社団法人 |
| 一般財団法人日本環境衛生センター | 一般財団法人 |
出典:横須賀市「ねずみの種類と防除」を2026年8月31日に確認
「電話帳やインターネットで探してください」で終わっていません。
神奈川全体の相談先の分かれ方は神奈川のネズミ駆除は相談先が14系統にまとめています。横須賀市は保健所を持つ6市の1つです。
費用は全国の目安から見ます
横須賀市がネズミ駆除の相場を示している資料は見つかりませんでした。
編集部が集計した目安では2万〜20万円と幅があります。幅が出るのは、ふさぐ工事が入るかどうかで変わるためです。内訳はネズミ駆除の料金相場に書いています。
ここからは、市に期待しがちなもう1つの支援の話です。
横須賀市は、薬の配布についてよくある質問の形で答えています。
殺そ剤や害虫駆除の薬の配布は行っておりません。
そして、その後に理由が続きます。
かつて防疫業務の一環として薬剤を配布していましたが、医薬品に該当するため医薬品販売業の許可が必要との指摘を受けました。また全国的に不必要な薬剤の散布による事故の報告などもあることから、平成17年度から薬剤の配布を廃止
※出典:横須賀市「殺そ剤や害虫駆除の薬がほしい」(民生局健康部保健所生活衛生課環境衛生係)を2026年8月31日に確認
理由は2つ挙げられています。
- 医薬品にあたるため、医薬品販売業の許可が必要と指摘された
- 全国的に不必要な薬剤の散布による事故の報告があった
そして廃止した時期は平成17年度と書かれています。
「配布していません」とだけ書く自治体は多くあります。やめた経緯と年度まで書いている例は多くありません。制度が無いのではなく、いったんあったものを止めた、という説明になっています。
薬そのものの区分についてはゴキブリ団子の作り方を調べる前ににも書きました。手作りでも医薬部外品にあたる、という話です。
薬が出ない以上、順番が変わります。
横須賀市は防除の方法として、予防と駆除を分けて挙げています。
- 予防:整理整頓、エサの管理、通路の遮断
- 駆除:捕獲カゴ、粘着シート、殺そ剤(毒エサ)、忌避剤
殺そ剤は駆除の選択肢に入っていますが、自分で買うことになります。
相手を先に決めます
横須賀市は3種類の見分け方も書いています。
ドブネズミは体長20〜25cmで尾が体長より短く、耳が小さい。クマネズミは15〜20cmで尾が体長より長く、耳が大きい。ハツカネズミは5〜10cmです。
フンの形も違い、ドブネズミは大きく両端が丸い、クマネズミは片方がとがっている、ハツカネズミは小さく両端がとがっている、とされています。
見分けの詳しい手順は家に出るネズミの種類は3つとねずみのふんは大きさより場所で見ますにまとめました。
市販の殺そ剤が効きにくい種もいます。その理由は東京都のネズミ駆除に書いています。
もらえません。
市は「殺そ剤や害虫駆除の薬の配布は行っておりません」としています。医薬品にあたるため医薬品販売業の許可が必要と指摘されたことと、全国的に事故の報告があったことを理由に、平成17年度に廃止したと説明されています。
しません。
保健所生活衛生課が行うのは、駆除方法の説明と業者の紹介です。相談の受付は平日8時30分〜17時00分、電話は046-824-9861です。
市が2つの団体を挙げています。
公益社団法人神奈川県ペストコントロール協会と、一般財団法人日本環境衛生センターです。金額と作業範囲は、そこから先に業者へ直接出してもらうことになります。
先に知っておくと、電話が1回で済みます。
- 薬はもらえない。平成17年度に配布を廃止している
- 相談はできる。保健所生活衛生課(046-824-9861/平日8時30分〜17時00分)
- 業者は2つの団体から探せる。神奈川県ペストコントロール協会と日本環境衛生センター
制度が無いのではなく、理由があって止めた制度です。期待せずに電話すれば、聞くことは相談と紹介に絞れます。

「粘着シートを置いてみたが、かからないまま日が過ぎている」という段階なら、通り道を見てもらう番です。

