船橋市は害虫の薬剤を2種類配っている|殺そ剤とユスリカ駆除剤の配布条件
船橋市で虫が出たとき、業者を呼ぶ前に市の窓口でもらえるものがあります。
船橋市は薬剤を2種類、無料で配布しています。ねずみ用の殺そ剤と、ユスリカ等の不快害虫用の駆除剤です。ただし配布には条件があり、誰でも何にでも使えるわけではありません。
この記事では2026年8月17日に船橋市の公開情報を確認し、配布の条件と受け取り方、市が作業をしない範囲を整理しました。
- 船橋市はねずみの殺そ剤と、ユスリカ等の駆除剤を無料で配っている
- 配布場所は市内10か所。申請書に住所・氏名・散布場所を書いて窓口へ(印鑑不要)
- ユスリカ用は道路側溝など公共の場所が対象。私有地の雨水ますは対象外
- やること:もらえる薬剤か確認 → 窓口で受け取る → 環境整備とセットで使う

薬剤をもらえても、天井裏や床下にまいて回るのは自分です。手が届かない場所があるなら別の手立てが要ります。
市の立場は「対策は所有者・管理者が行う」です。
船橋市のねずみ対策のページには、家庭や施設内のねずみ・害虫等に関する対策は所有者または管理者が行うこと、そして職員による駆除作業は行っていないと明記されています(令和6年3月29日更新、2026年8月17日確認)。
そのうえで、市は殺そ剤の配布を行っていると書かれています。作業はしないが物は出すという立場です。
自力での対策が困難な場合は、千葉県害虫防除協同組合(043-221-0064)を案内するとされています。組合経由でも駆除は有料です。

「市が何もしてくれない」と決めつける前に、もらえる物があるかを確かめる価値があります。
市の薬剤で届かない場合は、作業範囲を揃えて複数社で比べます。
害虫別の費用の目安は害虫駆除の費用相場と見積書で確認する内訳にまとめています。業者選びの基準は害虫駆除業者の選び方と悪質業者の見分け方を参照してください。

市が配る薬剤で届かない場所は、道具では終わりません。まず現地を見てもらうところからです。
見積書では次の3点を確認してください。
- 侵入口の封鎖が作業に含まれるか。含まれない場合の追加費用
- 施工の回数と、再訪の有無
- 再発時の保証と、その対象範囲

封鎖が入るか、再訪があるか。同じ質問を2社にすると、答え方の違いで会社の姿勢が見えます。
市が無料で配るのは殺そ剤とユスリカ用の駆除剤の2種類です。
ユスリカ用は私有地への散布が対象外なので、庭や敷地の中は自分で手配することになります。
薬剤で届かなかった場所が広いほど、業者に頼む作業の範囲も広がります。
害虫別の金額の目安は千葉県の害虫駆除は相談先が2系統にまとめました。
要確認:船橋市が害虫駆除の相場を公表している資料は見当たりませんでした(2026年8月24日確認)。
対象になる虫と、使ってよい場所が種類ごとに違います。
船橋市が無料配布している薬剤
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| 薬剤 | 対象 | 使える場所 |
|---|---|---|
| 殺そ剤 | ねずみ | 家庭や施設内 |
| ユスリカ等不快害虫の散布用駆除剤 | ユスリカ等の不快害虫 | 道路側溝やマスなど |
ユスリカ用は、個人宅等の私有地内にある雨水ますなどに散布する場合は配布対象になりません。また配布される薬剤は、血を吸う蚊や病原菌を媒介するハエ用ではないとされています(令和8年4月7日更新)。
ここが引っかかりやすい点です。ユスリカの駆除剤は公共の場所へ散布する前提で配られており、自宅の敷地内で使う目的では受け取れません。
薬剤の中身も公表されています。配布されているのは脱皮阻害剤で、幼虫の脱皮を阻害して成虫にさせない仕組みです。市は、哺乳類・鳥類・魚貝類など脱皮をしない生物に対する安全性が高い薬剤だと説明しています。
成虫への殺虫剤散布については、成虫の寿命が数日と短いためあまり効果的ではないとされています。狙うのは発生源側ということです。
保健所だけでなく、出張所や駅前の窓口でも受け取れます。
薬剤の配布場所
| 区分 | 場所 |
|---|---|
| 保健所 | 衛生指導課 |
| 事務所 | 馬込衛生管理事務所 |
| 出張所(7か所) | 二宮、芝山、高根台、習志野台、豊富、二和、西船橋 |
| 駅前 | 船橋駅前総合窓口センター(フェイスビル5階) |
ユスリカ用の駆除剤は船橋駅前総合窓口センターの2番窓口で扱われます。2026年8月17日確認。
出張所で受け取れるため、保健所まで行く必要はありません。市内7か所の出張所が対象になっています。
なおユスリカ用については、これまで行っていた町会・自治会を通じての希望調査や配布は行わないと明記されています。個人で窓口へ行く方式に変わっているということです。
受け取りの手順
ユスリカ用の駆除剤は申請書の提出が必要です。
- 配布場所の窓口へ行く(申請書は窓口にも備えてある)
- 住所・氏名・散布場所等を申請書に記入して提出する。印鑑は不要
- 受け取る。1回につき30個まで無料
町会や自治会活動などで31個以上必要な場合、または河川などから大量に発生している場合は、保健所衛生指導課へ相談するよう案内されています。
窓口は保健所衛生指導課 環境指導係(047-409-2563)です。
市は環境整備が先だと明言しています。
ねずみ対策のページには、ねずみが住み着きにくい環境をつくる・侵入口を防ぐなどの「環境整備」が必須であり、殺そ剤やねずみ対策用品は環境整備を行った後に使用することではじめて効果が出る、と書かれています。
さらに、駆除が成功しても環境整備をしないままでは再び侵入して住み着く可能性があるとしています。
市が挙げている環境整備は3つです。
- エサ対策:食料品は材質が強固で密閉できる容器・保管庫へ。生ごみはフタ付きのごみ箱に入れてフタを閉める
- 巣を作らせない:床下、天井裏、押し入れ、引き出しなどに巣を作る。紙類・布類・ビニール類が巣の材料になるので放置しない
- 侵入口をふさぐ:排水溝や通気口に金網をはる。配管のすき間、エアコンのパイプの導入部周辺など、外部と建物のすき間や穴をふさぐ
侵入口については、1cm程度のすき間でも侵入口となることがあるとされています。
もらった薬剤を置くだけで解決すると考えると、費用と時間を無駄にします。順序は環境整備が先です。
薬剤の配布以外にも、船橋市が情報を出している虫があります。
市の「害虫・害獣の駆除・死体処理」には、ねずみとユスリカのほか、船橋市で多く見られるハチ(スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチ、ドロバチ)、ハチとの付き合い方、トコジラミ対策のページが並びます。犬・猫等の死体については、市が引き取って焼却処分するとされています。
ただしいずれも、市が個人宅へ出向いて駆除する形ではありません。
船橋市で足りる場合・業者を検討する場合
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| ねずみで、侵入口をふさげる見込みがある | 殺そ剤を受け取り、環境整備とあわせて試す |
| 道路側溝のユスリカ | 駆除剤を受け取って散布できる |
| 私有地内のユスリカ | 配布対象外。市販品か業者を検討 |
| ハチの巣が高所にある | 情報提供のみ。業者を検討 |
| 環境整備をしても被害が続く | 発生源が特定できていない。業者を検討 |
判断の目安は編集部が市の案内をもとに整理したものです。
千葉県内で相談窓口の系統がどう分かれるかは千葉県の害虫駆除は相談先が2系統で整理しています。船橋市は中核市として独自の保健所を持つため、県の健康福祉センターの管轄には入りません。
千葉県内の他市のねずみ対応と比べたい場合は千葉のネズミ駆除は市で対応が違うを参照してください。
作業は行っていません。
市のページには、家庭や施設内のねずみ・害虫等の対策は所有者または管理者が行うこと、職員による駆除作業は行っていないことが明記されています。ただし殺そ剤の配布は行っています。
市内10か所の窓口で受け取れます。
保健所衛生指導課、馬込衛生管理事務所、市内7か所の出張所(二宮、芝山、高根台、習志野台、豊富、二和、西船橋)、船橋駅前総合窓口センターです。
対象外です。
市は、個人宅等の私有地内にある雨水ますなどに散布する場合は配布対象にならないとしています。対象は道路側溝やマスなど公共の場所への散布です。
ユスリカ用の駆除剤は30個までが無料配布の上限です。
町会や自治会活動などで31個以上必要な場合や、河川などから大量に発生している場合は、保健所衛生指導課(047-409-2563)へ相談するよう案内されています。
効きません。
市は、配布する薬剤は血を吸う蚊や病原菌を媒介するハエ用ではないと明記しています。配布されているのはユスリカの幼虫に効く脱皮阻害剤です。
船橋市は職員が駆除に来ない一方で、薬剤を2種類配っています。
ねずみの殺そ剤は家庭内で使えますが、ユスリカの駆除剤は公共の場所が対象です。私有地で使う目的では受け取れません。
そして市自身が、薬剤は環境整備の後に使ってはじめて効果が出ると書いています。侵入口をふさぐ手が打てないなら、薬剤より先に業者の見積もりを取るほうが早く済みます。

配布の対象外だった、あるいは薬をまいても減らない。そのどちらかなら業者の範囲です。

