京都のネズミ駆除はどこに相談する?市11区・府内25市町村の窓口と電話番号一覧
天井裏の物音やかじり跡を見つけて、まず市役所に電話しようと考える方は多いはずです。ところが京都のネズミ駆除では、市役所の代表番号にかけても担当にはたどり着きません。
京都市は衛生害虫の駆除を行っておらず、相談の窓口も区役所ではなく医療衛生センターです。しかも11区に対して窓口は4つしかありません。京都市以外にお住まいなら、担当は市役所ではなく京都府の保健所になります。
この記事では、2026年8月16日に京都市・京都府の公式情報を確認し、住所から窓口を1つに特定できる対応表にまとめました。市内11区と府内25市町村のすべてが引けます。

窓口の系統を調べても、駆除には来てもらえません。作業を頼む先は別に押さえておくことになります。
先に結論をお伝えします。京都市は、ネズミを含む衛生害虫の駆除を市が代行する仕組みを持っていません。
京都市の公式FAQには、次のように記載されています(2026年8月16日確認)。
蚊、ゴキブリ、ノミ、シラミ、ダニ、トコジラミなどの衛生害虫については、市民の皆様自ら駆除を行っていただくこととなります。
駆除方法などの相談は医療衛生センターで受け付ける、という案内です。つまり行政の窓口でしてもらえるのは相談と助言までで、作業員が来ることはありません。
さらに、京都市が公開している「ご家庭でできるネズミ対策について」のページにも、殺そ剤の配布・捕獲器の貸出・市による駆除・業者紹介のいずれについても記載がありませんでした(2026年8月16日時点)。
この前提を踏まえると、京都の読者がまずやることは1つに絞られます。自分の住所がどちらの系統に属するかを確かめることです。京都では窓口が住所によって2つに分かれます。
- 京都市内にお住まいの方 → 京都市の医療衛生センター(区によって4つに分かれる)
- 京都市以外にお住まいの方 → 京都府の保健所(7か所が府内25市町村を担当)
この分岐を知らずに市役所へかけると、担当が違うため回されることになります。以下、それぞれの窓口を特定できる表を用意しました。
窓口を確かめたあと、実際に払う金額を見ておきます。
ネズミ駆除の見積書に並ぶ主な項目
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| 項目 | 中身 | 金額への効き方 |
|---|---|---|
| 調査 | 侵入口と通り道を探す | 無料の会社と有料の会社がある |
| 駆除 | 殺そ剤・粘着シート・捕獲器 | 基本の作業 |
| 侵入口の封鎖 | 1cmの隙間までふさぐ | 箇所が増えるほど上がる |
| 清掃・消毒 | 糞尿の撤去と消毒 | 範囲で変わる |
| 保証 | 再発したときの再施工 | 年数と対象で変わる |
編集部が過去に調べた業者の料金の内訳から整理した(2026年8月24日時点)。
かんたんに言うと、薬をまく作業より、穴をいくつふさぐかで金額が決まります。
編集部で調べた料金相場は2万〜20万円でした。10倍の幅があります。一軒家の場合、ふさぐ場所は9か所にのぼることがあります。
内訳は一軒家のネズミ駆除の費用|ふさぐ場所が9か所あるから高くなります、相場の全体像はネズミ駆除の料金相場は2万〜20万円にまとめました。
要確認:京都の相場を公表している公的な資料は見当たりませんでした(2026年8月24日確認)。箇所数が分からないうちは、金額も出ません。
相談先が決まったら、次は見積もりの読み方です。
- 侵入口の封鎖が見積もりに入っているか。何か所か
- 調査に費用がかかるか
- 糞尿の清掃と消毒が入っているか
- 保証の年数と、再発したときの対象範囲
- 見積書が概算か、確定した金額か
封鎖の箇所数を聞かないまま契約しないでください。駆除だけで終わると、同じ穴から次が入ります。
業者の選び方は害虫駆除業者の選び方|悪質業者の見分け方と契約前の確認ポイントにまとめています。
京都市内の窓口は、区役所ではありません。ここを取り違えると最初の電話が無駄になります。
窓口は区役所ではなく「医療衛生センター」
ネズミの相談を担当しているのは、保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生センター(生活衛生担当)です。
京都市には11の行政区がありますが、この窓口は4つのブロックにまとめられています。区役所ごとに窓口があるわけではなく、複数の区が1つのセンターに割り振られている形です。
編集部の見方では、ここが京都市で相談先を探しにくい最大の理由です。区役所は区ごとにあるのに、衛生害虫の担当だけは4か所へ集約されています。区役所に電話をかけても、担当部署ではないため案内される可能性があります。
なお、全庁の担当課は医療衛生企画課(生活衛生担当)で、電話番号は075-222-4272です。どのセンターか判断がつかない場合の問い合わせ先になります。
自分の区から電話番号を引く【対応表】
お住まいの区を左から探して、右の番号にかけてください。
京都市11区のネズミ相談窓口(2026年8月16日時点)
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| 医療衛生センター | 管轄する区 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 北東部 | 北区、上京区、左京区、東山区 | 075-746-7211 |
| 中部 | 中京区、下京区 | 075-746-7212 |
| 南東部 | 山科区、南区、伏見区 | 075-746-7213 |
| 西部 | 右京区、西京区 | 075-746-7214 |
京都市公式サイトを2026年8月16日に確認した内容です。受付時間の記載は確認できなかったため、かける前に各センターへご確認ください。
11区が4つに集約されているため、隣り合う区でも番号が違う場合があります。たとえば中京区と下京区は同じ中部担当ですが、東山区は北東部、南区は南東部と分かれています。

11区もあるのに窓口が4つだけ、というのは一覧を見ないと気づけません。
電話して何をしてもらえるのか
期待とのずれをなくすため、窓口でできることをはっきりさせておきます。
受けられるのは、ネズミの生態や対策方法についての相談と助言です。京都市の案内でも、駆除方法などの相談を医療衛生センターで受け付けるという書き方になっています。
一方で、京都市の「ご家庭でできるネズミ対策について」のページには、殺そ剤の配布・捕獲器の貸出・市職員による駆除・業者の紹介について、いずれも記載が見当たりませんでした(2026年8月16日時点)。
ここで1点、読み方の注意があります。記載がないことと、制度が存在しないことは同じではありません。公式サイトに載っていないだけで、窓口では別の案内があるかもしれません。薬剤や器具を借りられないか確認したい場合は、上の表の番号へ直接問い合わせてください。
京都市の外にお住まいなら、窓口は市役所ではなく京都府の保健所です。
京都府には7か所の保健所があり、この7か所で京都市を除く25市町村すべてをカバーしています。京都市が7保健所のどこにも含まれていないのは、京都市が独自に保健所を設置しているためです。
お住まいの市町村を探してください。
京都府の保健所と管轄市町村(2026年8月16日時点)
| 保健所 | 管轄する市町村 |
|---|---|
| 乙訓 | 向日市、長岡京市、大山崎町 |
| 山城北 | 宇治市、城陽市、八幡市、京田辺市、久御山町、井手町、宇治田原町 |
| 山城南 | 木津川市、笠置町、和束町、精華町、南山城村 |
| 南丹 | 亀岡市、南丹市、京丹波町 |
| 中丹西 | 福知山市 |
| 中丹東 | 舞鶴市、綾部市 |
| 丹後 | 宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町 |
京都府公式サイトを2026年8月16日に確認した内容です。
人口の多い市で見ると、宇治市・城陽市・八幡市・京田辺市は山城北保健所、亀岡市は南丹保健所、福知山市は中丹西保健所、舞鶴市と綾部市は中丹東保健所、木津川市は山城南保健所が担当です。向日市と長岡京市は乙訓保健所になります。
保健所は1か所で複数の市町村を受け持つため、市の境界と一致しません。「自分の市に保健所がある」とは限らない点に注意してください。福知山市のように1市だけを担当する保健所もあれば、山城北のように7市町村をまとめて担当する保健所もあります。
住まいの種類によっては、そもそも相談先が変わることもあります。賃貸なら管理会社が先、共用部なら管理組合が先といった切り分けは、害虫駆除はどこに相談する?で整理しています。
行政の窓口とは別に、京都には無料で相談を受け付けている団体があります。
京都府ペストコントロール協会は「害虫相談所」を設置しており、電話などによる相談受付を無料で行っていると公式に明記しています。相談の対象にはゴキブリやハチだけでなく、ネズミも含まれます。
連絡先は次のとおりです。
- フリーダイヤル:0120-064-074
- 電話:0774-46-9873
- 所在地:京都府京田辺市大住池ノ端72-3
編集部の判断として、この窓口は行政への相談と並行して使う価値があると考えます。理由は、費用が発生しないまま状況を整理できるためです。どの程度の被害なのか、自分で対処できる範囲なのかを、見積もりを取る前に第三者へ相談できます。
ただし誤解のないように書いておくと、ここは業者を斡旋してくれる窓口ではありません。公式に示されているのは、相談を無料で受け付けているという事実までです。料金交渉や業者選びを代行してくれる前提で電話すると、期待とずれます。
ここまでの窓口はすべて相談が中心で、実際の作業までは進みません。役割の違いを整理します。
行政の窓口と民間業者の役割の違い
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| 項目 | 行政の窓口 | 民間の駆除業者 |
|---|---|---|
| 相談・助言 | 受けられる | 受けられる |
| 現地調査 | 行わない | 行う(無料の会社が多い) |
| 駆除作業 | 行わない | 行う |
| 侵入口の封鎖 | 行わない | 行う(料金に含むかは会社による) |
| 作業後の保証 | なし | 会社による |
京都市は「衛生害虫については市民の皆様自ら駆除を行っていただく」と公式FAQに記載しています(2026年8月16日確認)。
表のとおり、侵入口の封鎖や再発防止まで踏み込めるのは民間だけです。ネズミ駆除の費用は全国的に2万〜20万円が目安とされますが、この幅は作業内容の差から生まれます。金額の内訳や高くなる条件はネズミ駆除の料金相場で扱っています。
では、いつ民間へ切り替えるのか。編集部の判断として、次のいずれかに当てはまるなら相談だけで粘る意味は薄いと考えます。
- 痕跡(フン・かじり跡・足跡)が複数の部屋で見つかっている
- 天井裏や壁の中から音がしていて、発生源に手が届かない
- 市販の対策を2週間ほど続けても被害が減っていない
- 飲食店や店舗で、営業や衛生管理に影響が出ている
逆に、痕跡が1か所だけで見つかったばかりの段階なら、先に無料相談を使って様子を見る選択もあります。自分で試せる範囲はネズミ駆除の方法と手順にまとめました。
民間に切り替える場合、比較先の中身を先に知っておくと判断が早くなります。「コミコミ22,000円」に侵入口の封鎖が入るかを検証した記事で公式情報を検証しています。

上の判断ラインに1つでも当てはまったなら、無料相談で様子を見る段階は過ぎています。現地を見てもらうところから始めてください。
見積もりを取る段階では、金額そのものより「その金額に何が含まれるか」で差がつきます。
契約前に確認する5項目
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| 確認する項目 | 何を聞くか | 見落とすとどうなるか |
|---|---|---|
| 侵入口の封鎖 | 料金に含まれるか、別料金か | 駆除しても再び入られる |
| 総額の条件 | 表示額から増える条件は何か | 当日に金額が跳ね上がる |
| 保証 | 期間と、再発時の再訪問は無料か | 再発時に再び全額かかる |
| 対応エリア | 京都府内のどこまで対応するか、出張費は別か | 追加費用が後から乗る |
| 施工体制 | 自社施工か加盟店紹介か | 実際に来る会社が分からない |
とくに1つめは金額差の出やすい部分です。駆除だけを安く請けて、封鎖を別見積もりにする組み立て方もあるため、最初の問い合わせ段階で確認しておくと比較しやすくなります。

「一式」とだけ書かれた見積もりは、何が入っていないかが見えません。
4つめの対応エリアは、京都では確認しておきたい項目です。府内は南部の市街地から丹後・中丹の日本海側まで距離があり、出張費の扱いが会社によって変わる可能性があります。自宅の住所を伝えたうえで、追加費用が発生するかを問い合わせ時に聞いてください。
契約後にトラブルになった場合の対処はネズミ駆除業者の失敗と解約できる条件にまとめています。保証の長さを重視するなら自社施工の会社が候補になり、業態による違いはハウスプロテクトの口コミ検証で整理しました。

自宅が丹後や中丹で、出張費がかかるのかどうかも分からない。住所を伝えて追加費用の有無を確かめるところから聞けます。
行っていません。京都市の公式FAQに「衛生害虫については、市民の皆様自ら駆除を行っていただくこととなります」と記載されています(2026年8月16日確認)。窓口では相談と助言を受けられます。
窓口は区役所ではなく医療衛生センターです。11区が4つのブロックに分かれており、区によって電話番号が違います。記事内の対応表からお住まいの区を探してください。
京都市のネズミ対策ページには、配布や貸出の記載が見当たりませんでした(2026年8月16日確認)。制度がないと断定はできないため、必要な場合は医療衛生センターへ直接確認してください。
京都府の保健所が担当します。宇治市は山城北保健所、亀岡市は南丹保健所です。その他の市町村は記事内の管轄表を参照してください。
京都府ペストコントロール協会が害虫相談所を設けており、電話などによる相談受付を無料で行っています。ネズミも相談対象です(0120-064-074)。
京都市は衛生害虫の駆除を行わず、窓口も区役所ではなく医療衛生センターです。11区が4つのブロックに分かれており、区によって電話番号が変わります。京都市以外は、市役所ではなく京都府の7保健所が担当します。
やることは3つです。対応表で自分の住所の窓口を確定する。費用をかけずに整理したいなら無料の相談窓口を使う。それでも進まなければ2社の見積もりを比べ、侵入口の封鎖が料金に含まれるかを必ず聞く。
同じ形式で自治体の対応を調べた記事として、千葉のネズミ駆除と自治体の対応もあります。

医療衛生センターに電話しても、出てくるのは相談と案内までです。

