ネズミ駆除の方法を完全解説|自分でできる手順・費用相場・業者の選び方まで
天井から物音がする、フンやかじり跡を発見した…
そんな状況に直面して何から手をつければいいか迷っていませんか?

この記事では、今夜できる緊急対応から市販グッズの正直な評価、業者費用の相場、悪質業者の見分け方まで、ネズミ駆除に必要な情報をすべてまとめました。
ネズミ駆除は「侵入封鎖→駆除→再発防止」の3ステップが基本です。
状況に応じた方法を選べば、今日から解決に向かえます。
今すぐネズミ駆除をお願いしたい!という方のためにおすすめのネズミ駆除業者を厳選しました。
順位付けのランキングではなく「①対応エリア②スピード・安さ③技術・付加価値」という3つの重要ポイントからそれぞれの強みを比較してご紹介します。
おすすめ3社の比較表
※料金は被害状況や広さによって変動するため必ず無料見積もりを利用して確認しましょう。

見積もりは無料ですので「3つの業者に見積もりを頼んで、安くて対応が良い方に決める」のが最も失敗しない方法です。

駆除を始める前に、まず「本当にネズミがいるのか」と「どの種類か」を確認しましょう。

種類によって有効な駆除方法が大きく変わります。
焦って間違った手を打つと、費用と時間を無駄にしてしまいます。
ネズミがいるかどうかわかる4つのサイン
① フン(糞)
最もわかりやすいサインです。黒くて細長い形状で、台所の隅・食品棚の裏・押し入れの奥などに集中して見つかります。ゴキブリのフンより大きく、5〜20mm程度が一般的です。
② かじり跡(ラットサイン)
木材・プラスチック・配線コードなどにギザギザの歯型がついていたら要注意です。電気コードをかじられると漏電・火災のリスクがあります。かじり跡の新しさ(木くずが白い場合は最近)も確認しましょう。
③ 油汚れ・黒ずみ(グリースマーク)
ネズミは同じルートを繰り返し通行します。体の脂肪と汚れが壁・配管・床に黒い筋状の跡をつけます。これを「ラットサイン」と呼びます。
④ 夜間の物音
天井・壁の内部から「カサカサ」「ドタドタ」「チューチュー」という音が聞こえる場合は、ほぼ確実にネズミの存在を示します。特に夜間22時〜深夜2時頃が活動ピークです。ゴキブリやムカデとは違い、かなり大きな音を立てます。
種類別の特徴と見分け方
日本の住宅に侵入するネズミは主に3種類です。種類を特定することが、駆除方法選択の第一歩になります。
| 種類 | 体長 | 体色 | 生息場所 | 習性 |
|---|---|---|---|---|
| クマネズミ | 15〜20cm | 黒褐色〜灰色 | 天井裏・壁の中・高所 | 運動能力が高く壁を登る。警戒心が強い |
| ドブネズミ | 20〜25cm | 褐色・腹は白 | 床下・下水道・湿った場所 | 泳ぎが得意。攻撃性あり |
| ハツカネズミ | 6〜10cm | 灰褐色 | 田畑・農家・倉庫 | 繁殖力が非常に高い |
特に注意が必要なのがクマネズミです。近年、殺鼠剤(毒餌)に対する薬剤耐性を持つ個体が都市部を中心に増加しています。「毒餌を置いても食べない」「食べても死なない」という場合はクマネズミの可能性が高く、対策の見直しが必要です。

被害サインを発見したら、まず落ち着いて以下の順番で対処してください。順番を間違えると「駆除できても次々と入ってくる」という無限ループに陥ります。
Step1|侵入経路をふさぐ
これが最も重要なステップです。侵入口をふさがないまま駆除しても、外から新しいネズミが入り続けます。
- 換気口・通風口(金網が古くなっている)
- エアコンの壁貫通部(パテで塞いでいても劣化で隙間ができる)
- 排水管の隙間(シンク下・洗面台下)
- 床下点検口・配管周りの穴
- 壁・基礎の亀裂・割れ目
- 天井裏への点検口

侵入経路をふさぐ時には以下のような素材を場所にあわせて選んで使いましょう。
| 素材 | 特徴 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 金属たわし(スチールウール) | かじられにくい。100円ショップで入手可 | 小さな穴・配管周りの隙間 |
| パテ(防鼠パテ) | 固まると硬質化。害獣対応品を選ぶ | 配線・配管まわり |
| 金網(ステンレス製) | 換気口など空気が必要な場所に | 換気口・通風口 |
注意点として、市販の発泡スプレー(ウレタンフォーム)はネズミにかじられることがあるため単独使用は避けてください。金属たわし+パテの組み合わせが基本です。
Step2|駆除グッズを設置する
侵入口を塞いだら、室内に残っているネズミを駆除します。
設置してから効果が出るまでに数日〜2週間かかります。ただし、クマネズミの耐性個体には効きにくい場合があります。
粘着シート
即効性があり、捕獲できれば確実です。通路になっている場所(壁際・配管沿い)に複数枚設置します。
捕獲器(カゴ型トラップ)
生きたまま捕まえたい場合や、大型のドブネズミに有効です。
設置のポイントは「数を多く」「壁際に沿わせて」「1〜2日おきに確認・交換する」の3点です。
Step3|死骸・フンを安全に処理する
ネズミはサルモネラ菌・レプトスピラ症・ハンタウイルスなどの病原体を保有している可能性があります。素手での接触は絶対に避けてください。
- マスク(できればN95)と使い捨てゴム手袋を着用する
- 消毒用アルコールを死骸・フン周辺にスプレーしてから回収する
- ビニール袋に入れ、もう1枚のビニール袋で二重に包む
- 袋の口をしっかり縛って可燃ゴミに出す
- 処理後は床・壁を消毒スプレーで拭き取る
- 手袋を外した後も必ず石けんで手を洗う

ホームセンターやネット通販で手軽に購入できる駆除グッズは数多くあります。
ただし、グッズによって効果に大きな差があります。
毒餌(殺鼠剤)の効果と注意点
市販の殺鼠剤には主に2種類の有効成分があります。
クマリン系(ワルファリンなど)
血液凝固を阻害する成分です。複数回摂取させることで効果が出ます。比較的安全性が高く、一般家庭向けの製品の多くがこのタイプです。
リン化亜鉛系
即効性が高い一方、毒性も強いため、取り扱いには注意が必要です。ペットや小さな子どもがいる家庭では使用場所を慎重に選んでください。
- 設置場所が悪い
ネズミの通り道(壁際・フン周辺)に置き直す - 食べているが効かない
クマネズミの耐性個体の可能性がある。成分の異なる製品に変えるか業者へ相談する - 毒餌に警戒している
最初の3〜5日は毒なしの餌(ヒマワリの種・チーズなど)を置いて慣れさせる「訓餌」が有効
毒餌(殺鼠剤)を置く時には必ず「ペットステーション型ボックス」と呼ばれる専用容器に入れて設置してください。市販品でも1,000〜2,000円程度で購入でき、人や犬・猫が触れられない構造になっています。
粘着シート・捕獲器の使い方と処分方法
粘着シートは設置場所が命です。

「置いたけど何も捕れない」という失敗の多くは、設置箇所が間違っています。
生きているネズミが捕まった場合は、シートごとビニール袋に入れて密封します。すでに死んでいる場合も同様の手順で処分してください。

かわいそうだからって外に逃がすと、また家に入ってくる可能性があるので、あまりおすすめしません。
超音波・LED式駆除器の効果は本当にあるか?
超音波駆除器はネズミが嫌がる周波数の音を発生させることで忌避効果を狙った製品です。一時的な忌避効果は認められていますが、慣れ(習慣化)が生じやすいという大きな弱点があります。

設置から1〜2週間で効果が落ちてくる事例も多数報告されています。
「効果なし」「意味ない」と言われる最大の理由がこれです。また、超音波が届かない壁の中・天井裏には効果がほとんど期待できません。
ハムスター・ウサギ・モルモットなどの小動物は超音波に敏感でストレスを受ける可能性があります。犬・猫への影響は製品設計上は低く抑えられていますが個体差があります。小動物を飼っている家庭では使用を控えるか、ペットのいる部屋では使用しないようにしてください。

もし使うなら以下のような方法で使用すると効果的です。
- 毒餌・粘着シートと組み合わせる補助手段として
- ネズミが入ってきやすい侵入口付近に設置して忌避を狙う
- すでに駆除が完了した後の予防目的
忌避剤(スプレー・置き型)の使い方と限界
ハッカ油・唐辛子・木酢液などの天然成分系忌避剤は、一時的な追い払い効果はありますが、根本的な問題解決にはなりません。

理由は「においに慣れること」と「エサや巣がある限り、ネズミは多少嫌なにおいがしても居場所を変えないこと」の2点です。
忌避剤は「業者が来るまでの応急処置」や「駆除完了後の再侵入予防」として位置付けるのが良いでしょう。

自分での駆除に限界を感じたら迷わず専門業者に依頼してください。
「もう少し自分でやってみよう」と先延ばしにすると繁殖が進んで被害が拡大し、最終的にかかる費用が大幅に増えるケースがあります。
自分での駆除が難しい3つのケース
一般の方には侵入口の特定も駆除グッズの設置も困難です。特に天井裏は断熱材への巣作り・フンの蓄積・悪臭・ダニの大量発生など、複合的な被害が起きやすい場所です。
ネズミの繁殖力は非常に高く、ハツカネズミは年間に5〜10回の出産、1回につき5〜10匹を産みます。発見から1〜2か月で数十匹規模になることもあります。繁殖が進んでいる場合は市販グッズでの対処では追いつきません。
自分で対処しても1〜2か月で再発を繰り返す場合は、侵入口が完全に特定・封鎖できていないサインです。プロによる調査が必要です。
ネズミ駆除業者の費用相場
ネズミ・イタチなどの害獣駆除費用は2万円〜20万円程度と幅があります。駆除費用は被害範囲・住宅の構造・作業内容によって大きく変動します。ぼったくりを避ける為にも費用の内訳を理解したうえで見積もりを取ることが重要です。
費用の目安(2026年現在)
| 状況 | 費用目安 | 主な内訳 |
|---|---|---|
| 一軒家(軽度・60㎡基準) | 2万〜5万円 | 調査費・毒餌設置・粘着シート |
| 一軒家(天井裏・床下含む) | 5万〜10万円 | 上記+侵入口封鎖工事 |
| マンション・アパート(専有部) | 2万〜6万円 | 調査費・駆除処置 |
| 飲食店・店舗 | 3万〜15万円 | 広さ・被害状況による |
| 天井裏の調査+消毒・清掃 | 3万〜8万円 | 別途発生するケースが多い |
安く済ませるために「薬剤散布だけ」の最安値プランを選ぶ方法もありますが、侵入口封鎖を行わないと再発を繰り返して結局高くつくことがあります。初回から侵入封鎖も含めた総合プランの見積もりを取ることをおすすめします。
信頼できる業者の選び方と見積もりチェックリスト
害獣駆除業者の中には焦っている心理につけ込んで不当な高額請求をする悪質業者も存在します。

契約前に以下のポイントを確認するようにしましょう!

まともな業者は必ず「考える時間」を与えてくれます。
その場での契約を強く求めてくる業者には注意してください。

賃貸やマンション、飲食店でネズミが出た場合、対応方法や費用負担は大きく変わります。

特に「誰が費用を払うのか」「どこに連絡すべきか」は事前に理解しておかないと損をする可能性があります。
ここでは、それぞれのケースごとに今すぐ取るべき対応と判断基準をわかりやすく解説します。
費用負担は誰がするのか
賃貸住宅でネズミが発生した場合、費用負担の原則は「発生原因が誰にあるか」で決まります。
- 壁のひび割れ・床下の隙間など、建物の構造上の問題が原因
- 共用部分(エントランス・廊下・ゴミ置き場)での発生
- 入居直後(数日〜数週間以内)に発生し、入居前からの生息が疑われる場合
- 自分の管理不足が原因(生ゴミの放置・部屋の不衛生など)
- 住み始めてしばらく経ってから自分の専有部分だけで発生した場合
- 相談なしに勝手に業者を手配して駆除してしまった場合
「○月○日から天井から物音がしており、台所にフンと思われるものを発見しました。室内にネズミが侵入している可能性があるため、対応をお願いしたいです」

具体的な日時・状況を伝えると対応が早まります。
飲食店のネズミ駆除|保健所対応と費用の目安
飲食店・食品を扱う施設でのネズミ発生は、食品衛生法上の重大問題です。放置すると営業停止処分につながることもあります。
食品衛生法では、食品を取り扱う施設はネズミ・昆虫の侵入・発生を防ぐ措置を講じることが義務付けられています。保健所の立ち入り検査でネズミの痕跡が確認された場合、改善指導・営業停止処分を受ける可能性があります。
発生を確認した場合は、最寄りの保健所(食品衛生担当)に相談することができます。保健所によっては、業者の紹介や対処方法のアドバイスを無料で受けられる場合があります。
広さ・設備によりますが、一般的な飲食店(50〜100㎡程度)で3万〜15万円が相場です。衛生管理を継続的に行う場合は、月額1〜3万円程度の定期点検契約(ダスキン・キャッツ・オリキン等)を活用するのが一般的です。

駆除が完了しても環境を変えなければ再びネズミが侵入してきます。
「駆除後の環境整備」を徹底して根本解決を目指しましょう!
エサとなる食べ物をなくす
ネズミは雑食性で非常に食欲旺盛です。少しでも食べ物がある環境に引き寄せられます。
- 食品は密閉容器またはプラスチック製のタッパーに保管する(段ボール・薄いビニール袋はかじられる)
- 生ゴミは必ずふたつきのゴミ箱に入れ、当日または翌朝に処分する
- ペットのエサは食べ終わったら片付ける。置き餌はしない
- シンク周り・コンロ下に食べ残しや油汚れを残さない
巣を作らせない・住みにくい環境を作る
ネズミは暖かく、暗く、外敵に見つかりにくい場所に巣を作ります。
- 押し入れや物置に不用品を長期間放置しない(段ボール・布・古い衣類はネズミの巣材になる)
- 天井裏・床下の断熱材は定期的に確認する(断熱材はネズミの巣材として特に好まれる)
- 家の周囲に植木・雑草が茂っていると隠れ家になるため、定期的に刈り取る
侵入口の定期チェックと補修
ネズミは2〜3cmの隙間があれば侵入できます(体が柔らかく、頭が入れば通れる)。月1回程度、以下の箇所を点検する習慣をつけてください。
- 換気口・通風口の金網に穴・腐食がないか
- エアコンの貫通部のパテが劣化・剥がれていないか
- 床下点検口の周囲に隙間がないか
- 配管貫通部のコーキング・パテに亀裂がないか

侵入口の簡易補修は自分でもできるし補修材はホームセンターで入手できます。
小さな穴にはスチールウール(金属たわし)+防鼠パテの組み合わせが最も確実です。
定期的な補修を怠ると「完全に塞いだつもりが、いつの間にか再侵入されていた」という事態が起きます。

ネズミ駆除に助成金が使えたら助かりますが、個人向けの補助制度はほとんどありません。
ただし、自治体の無料サービスを活用すれば費用をかけずに対処のヒントを得ることができます。
ここでは、使える公的サポートと具体的な活用方法をわかりやすく解説します。
個人向けの助成金はほぼない、でも自治体の無料サービスがある
残念ながら個人の住宅を対象としたネズミ駆除の助成金・補助金制度は、全国的にほとんど存在しないのが現状です。
ただし、自治体の無料相談サービスは活用できます。
各自治体の相談窓口
| 自治体 | 窓口 | サービス内容 |
|---|---|---|
| 東京都各区 | 各区保健所・衛生課 | 電話相談・捕鼠器の貸し出し |
| 神奈川県横浜市各区 | 健康福祉局・各区保健所 | 電話相談・業者紹介 |
| 神奈川県川崎市各区 | 各区保健所 | 電話相談・防除指導 |
| 大阪府大阪市各区 | 各区保健センター | 電話相談・防除資料提供 |
- 侵入防止や駆除方法についての専門的なアドバイス
- 捕鼠器の貸し出し(一部の区市のみ)
- 信頼できる業者の情報提供
- 飲食店・事業所への立入調査・改善指導

費用がかかる業者への依頼を検討する前に、まず保健所に相談してみることをおすすめします。無料で有益な情報が得られることがあります。
一時的な忌避効果はありますが、根本解決にはなりません。ネズミは慣れが生じやすく、設置から1〜2週間で効果が薄れてくることがあります。単独での使用は推奨しません。侵入封鎖・毒餌・粘着シートと組み合わせた補助手段として活用するのが適切な使い方です。
被害が軽度な場合は1〜3回の施工(2〜4週間)で改善するケースが多いです。ただし、天井裏への巣作りや大量繁殖が起きている場合は1〜3か月かかることもあります。初回施工で即日解決というケースは少なく、複数回の追加訪問を前提に計画するのが現実的です。
毒餌を直接口にすれば危険ですが適切な管理をすれば安全性を高められます。具体的には「ペットステーション型ボックス(専用容器)」に入れた状態で設置し、子どもやペットが手の届かない場所を選んでください。専用容器は市販品で1,000〜2,000円程度で購入できます。
点検口から手が届く範囲であれば、毒餌・粘着シートの設置は自分でも可能です。ただし、侵入口の特定と封鎖・消毒・フンの清掃まで含めると、業者に依頼する方が確実です。天井裏のフンが蓄積すると、ダニの大量発生や悪臭の原因になります。自分で駆除できても、清掃・消毒は別途業者に依頼することを検討してください。
必ずマスク(N95推奨)と使い捨てゴム手袋を着用して消毒用アルコールを吹きかけてから回収し、ビニール袋に入れて二重に包んで口を縛り可燃ゴミとして処分します。床・壁に残った汚染箇所は消毒スプレーでしっかり拭き取ってください。作業後は必ず石けんで手を洗います。

ネズミ駆除は、まず侵入口をふさぐことが最優先です。そこから駆除グッズを設置し、最後にエサや巣になる環境をなくすことで再発を防ぎます。この順番を守るだけで、成功率は大きく変わります。
また、超音波やLEDタイプの駆除器はあくまで補助です。単体では根本的な解決になりにくいため、過信は禁物です。
もし天井裏に巣がある、何度も再発する、大量に発生している場合は、自力対応はやめて専門業者へ切り替えましょう。費用は2万〜20万円が目安ですが、必ず複数社で見積もりを取り、相場を見極めることが重要です。
あわせて、資格の有無・保証内容・見積もりの内訳は必ず確認してください。悪質業者を避けるだけで、無駄な出費は防げます。なお、迷った場合は保健所の無料相談を活用するのも有効な選択です。



