害虫駆除の再発防止は3つ|卵・入口・条件のどれが残ったかで決まる
駆除したのに、しばらくすると戻ってくる。
同じ相手が帰ってきたとは限りません。
資料を並べると、残っていたものが3つに分かれます。
- 卵が残っていた。殺虫処理のあとも卵鞘の9.3%が孵化したという報告がある
- 入口が残っていた。ふさがずに追い出すと、同じ場所から入り直す
- 条件が残っていた。掃除では暗さも温かさも消えない
- 相手によっては「戻る」ですらありません。季節でいなくなるものがある
- どれが残ったかで、次にやることが変わります

「同じ場所にまた出た」という段階なら、何が残っているかを見てもらうところから始められます。
先に、分け方から書きます。
何が残っていたかと、次にやること
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| 残っていたもの | 起きること | 次にやること |
|---|---|---|
| 卵 | 2〜3週間後にまた出る | もう一度入れる |
| 入口 | 別の個体が入り直す | ふさぐ |
| 条件 | 同じ場所に集まり直す | 餌と湿気を減らす |
この3つは、やることが違います。同じ薬をもう一度撒いても、入口が残っていれば止まりません。
いちばん見落とされるところです。
殺虫処理のあとに回収した卵鞘の9.3%が孵化したという報告があります。しかも孵化した個体は薬剤が付いていたかどうかに関係なく育ちました。
詳しくはゴキブリの卵は薬で片づかないにまとめています。卵鞘は固い鞘なので、薬が中まで届きません。
ふ化までの期間も分かっています。
- チャバネゴキブリ:約20日
- その他の種類:30〜40日
- 回収したあとに孵化するまで:最大17日
つまり1回目のあと2〜3週間は、まだ出てくる期間です。そこで「再発した」と判断するのは早すぎます。
やることはゴキブリ駆除に最強の薬はありませんにまとめました。2回目を入れる時期のほうが、薬の強さより効きます。
順番の問題です。
隙間をふさがないまま追い出すと、同じ場所から入り直されます。ネズミの場合の理由はバルサンで屋根裏のネズミは駆除できませんに書きました。
寸法には資料があります。
- ネズミ:1cm〜3cm(自治体によって3倍ひらく)→ネズミの侵入経路はどう探す?
- ゴキブリ:5mm〜1cm(名古屋市)→ゴキブリはどこから入るのか
探す→ふさぐ→捕る、の順番になります。追い出しから始めると戻られます。手順はネズミ駆除は順番で決まるにまとめました。
分電盤まわりは自分でふさぎません。配線を傷つけてショートする恐れがあります。
3つ目です。
掃除で減らせるのは餌のほうで、暗さと温かさは残ります。
冷蔵庫の下がその代表です。広島市は屋内の生息場所に挙げ、条件を「暗くて、あたたかい所」としています。詳しくは冷蔵庫の下にゴキブリの巣がある?に書きました。
ダニには数字があります。温度25〜30℃・湿度60〜80%で増えるとされています(北九州市)。動かせるのは湿度のほうです。ダニ駆除は種類で正反対になりますにまとめています。
条件ごと持ち出せるものもあります
条件が消せない場所ばかりではありません。
段ボールは、捨てれば暗さもせまさも温かさも一緒に無くなります。さいたま市の図が潜伏場所に名指ししています。段ボールのゴキブリは確率ではなく条件ですを見てください。
台所は場所ごとに道具が変わります。換気扇は「常に回しておく」とされています。換気扇は「常に回しておく」にまとめました。
再発と呼べないものもあります。
タカラダニは7月に消えます。薬は要りません。ただし卵は壁の割れ目にあるので、埋めれば来年に効きます。詳しくはタカラダニ駆除に薬は要りませんに書きました。
コナダニは、殺しても残ります。アレルゲンが熱に強いためです。焼いて食べてはいけません。症例はコナダニの駆除は捨てることですにまとめています。
鳥も違います。追い払いであって捕獲ではありません。再発の理由まで害鳥駆除で捕獲はできませんにまとめました。
「また出た」の中身を、まず分けることになります。
やってはいけないのは、焼くことと分電盤に触ることです
再発を止めようとして、逆に危ないことがあります。
- ダニのわいた粉物を焼いて食べる(アレルゲンは熱に強く、加熱しても残ります)
- 分電盤まわりを金属板でふさぐ(配線を傷つけてショートする恐れがあります)
- 相手を決めずに同じ薬を撒き続ける(ツメダニには効きません)
残っているものを決めないまま手を増やすと、危ない側に寄ります。
業者に頼むときの見方です。
シロアリの「5年ごと」は、業界の仕様書から来ています。同じ一文が3回出てくる形でした。シロアリ駆除は5年ごとに費用がかかる?にまとめています。
コウモリは箇所数・高さ・保証で金額が動きます。コウモリ駆除業者の料金を見てください。
- 保証は何に対してか(同じ場所か、家全体か)
- 年数は薬が効く期間か、保証の期間か(別の話)
- 再発したときに無料で来るのは何回までか

「保証が付いていたはずなのに、対象外と言われた」という段階なら、範囲の書き方から確かめることになります。
時期によります。
ゴキブリは殺虫処理のあとも卵鞘の9.3%が孵化した報告があり、ふ化までチャバネで約20日、その他は30〜40日です。1回目から2〜3週間はまだ出てくる期間なので、そこで失敗と判断するのは早すぎます。
入口か条件が残っています。
隙間をふさがないまま追い出すと、同じ場所から入り直されます。ネズミが通れるのは1cm〜3cm、ゴキブリは5mm〜1cmです。掃除で減らせるのは餌のほうで、暗さと温かさは残ります。
薬だけでは終わりません。
残っていたものが卵なら2回目を入れる時期、入口ならふさぐ作業、条件なら餌と湿気を減らす作業になります。3つはやることが違うので、どれが残ったかを先に決めることになります。
何に対する保証かを確かめます。
同じ場所だけなのか家全体なのか、年数が薬の効く期間なのか保証の期間なのかで意味が変わります。シロアリの「5年ごと」は業界の仕様書から来ている区切りです。
相手によります。
タカラダニは7月に消えるとされ、薬は要りません。ただし卵は壁の割れ目にあるので、埋めなければ翌年また出ます。一方でコナダニは殺してもアレルゲンが残るため、いなくなったように見えても症状が続くことがあります。
順に並べます。
- 卵。2〜3週間は出てくる期間。9.3%が孵化した報告がある
- 入口。ふさがずに追い出すと入り直される。1cm〜3cm、5mm〜1cm
- 条件。掃除で消えるのは餌だけ。暗さと温かさは残る
同じ薬をもう一度撒く前に、どれが残ったかを決めます。3つはやることが違います。

「3つのうちどれが残っているのか、自分では分からない」なら、そこから見てもらう形になります。

