自分でできる対策・見分け方
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バルサンで屋根裏のネズミは駆除できません|適用害虫35種を数えました

Claude
記事内に商品プロモーションを含みます

天井の上を走る音がして、屋根裏にネズミがいると分かった。

そこで最初に思いつくのがバルサンだと思います。部屋を閉め切って焚けば、屋根裏まで届きそうに見えます。

先にメーカーの表記を確かめました。

バルサンの適用害虫に、ネズミは入っていませんでした。

この記事の結論
  • バルサン20g(第2類医薬品)の適用害虫は7種。いやな虫用は28種
  • 合計35種のどれもが虫で、ネズミは1つも入っていません
  • ネズミ専用のくん煙剤はありますが、メーカーが「駆除剤ではない」と書いています
  • できるのは追い出しだけ。隙間をふさがなければ戻ります
  • やること:相手を確かめる → 隙間をふさぐ算段をしてから追い出す

音がしているのは分かるけれど、屋根裏に上がる方法がない。そこで止まっている人は、見てもらうところから始められます。

屋根裏に上がらずに、何がいるか害獣駆除110番に見てもらう

屋根裏にネズミがいてもバルサンでは駆除できません

くん煙剤は、煙が隙間まで届くのが売りです。

屋根裏にも届きそうに思えます。

ただし、届くかどうかと、効くかどうかは別の話です。

殺虫剤には適用害虫という欄があります。その薬がどの虫に効くかを書いた欄です。

バルサンの製品ページを開いて、この欄を書き出しました。

ネズミは、どの製品にもありませんでした。

バルサンの適用害虫を数えました|35種すべてが虫でした

2種類の製品で確かめました。

バルサンの適用害虫(レック株式会社の製品ページ・2026年8月26日確認)

← 横にスクロールできます →

製品 分類 適用害虫
バルサン 20g第2類医薬品ゴキブリ、屋内塵性ダニ類、イエダニ、ノミ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ハエ成虫、蚊成虫7種
バルサンDX煙 12-16畳用くん煙剤(いやな虫用)カメムシ、ムカデ、ヤスデ、ゲジ、クモ、アリ、ハチ、ショウジョウバエ、チョウバエ、ノミバエ、ユスリカ、ガガンボ、ガ、チャタテムシ、シバンムシ、コクゾウムシ、カツオブシムシ、コクヌストモドキ、コガネムシ、カゲロウ、カワゲラ、トビケラ、ウンカ、コオロギ、カマドウマ、ツユムシ、ダンゴムシ、ワラジムシ28種

適用害虫は各製品ページの表記をそのまま書き写したものです

種類の数は編集部が数えたものです

合計35種。1つも重ならず、どれも虫です。

公式サイトの商品カテゴリも確かめました。

  • くん煙剤(ゴキブリ用)
  • くん煙剤(いやな虫用)
  • 虫こないもん(虫よけ)
  • スキンバルサン(虫よけスプレー)
  • 侵入ブロック(外からの虫対策)
  • コバエ用

ネズミのカテゴリがありません。トップページにも「ネズミ」という語は出てきませんでした。

かんたんに言うと、ネズミ向けに作られた製品ではないということです。

要確認:くん煙剤の成分がネズミにどう作用するかを示した公的資料は、確認できていません。この記事が書けるのは「適用害虫に入っていない」ところまでです。

ネズミ用のくん煙剤も「駆除剤ではない」と書かれています

では、ネズミ用のくん煙剤ならどうか。

あります。アース製薬のネズミ一発退場 くん煙タイプです。

使用できる場所に、屋根裏・天井裏が挙げられています。

ただし効能・効果の欄が違います。

ネズミの忌避(ネズミの追い出し)

※アース製薬「ネズミ一発退場 くん煙タイプ」製品情報(2026年8月26日確認)

同じページに、はっきり書かれています。

駆除剤ではないので、死がいが出ることはありません

本品はネズミを忌避(ネズミを追い出し)する製品です。害虫駆除製品ではありません

メーカー自身が、駆除ではないと言っています。

成分も殺鼠剤ではありません。天然琉球ハーブ(月桃)エキス、天然ハッカ油、香料です。

かんたんに言うと、嫌がらせて出ていってもらう道具です。

追い出しを先にやってはいけません|隙間をふさがないと戻ります

追い出せるなら十分だと思うかもしれません。

その考えに落とし穴があります。

出ていったネズミは、入ってきた道をそのまま使えます。においが薄れれば戻れます。

追い出しを先にやると、ふさぐ場所を確かめる機会を失います。

ネズミがいる間は、通り道に跡が残ります。ふんや、こすれて黒くなった部分です。

先に追い出してしまうと、その跡を頼りに探すことになります。

東京都は、薬に頼らない進め方を挙げています。中身は東京都のネズミ駆除にまとめてあります。都は市販の殺そ剤について「クマネズミに効きにくい」とも書いています。

買う前に、相手がどのネズミかを確かめてください。

屋根裏でやる手順は4つ|追い出す前に決める

順番を間違えなければ、やること自体は多くありません。

  • 音のする時間帯と場所を書き留める(夜か明け方か、どのあたりか)
  • 天井裏の点検口があるかを確かめる
  • ふんや黒い跡がある場所を探す(通り道の手がかり
  • ふさぐ算段をしてから、追い出しにかかる

4つ目が肝心です。ふさげないなら、追い出しは先送りにしてください。

手順の全体はネズミ駆除の方法を完全解説にあります。

なお、屋根裏で死んだ場合の始末は別の話になります。手順はねずみの死骸はどうする?にまとめてあります。

忌避のくん煙剤なら死骸は出ません。メーカーがそう書いています。逆に言えば、殺そ剤を使うと出ます。

費用は同じ屋根裏でも違います|金額が開く理由

金額もよく検索されていました。

屋根裏だけの相場を示した公表資料は見つかりませんでした。

要確認:屋根裏に限った駆除費用の目安を公表している公的資料は、確認できていません。

分かっているのは、金額が開く理由のほうです。

天井裏に何が入っているかで作業量が変わります。とくに断熱材の扱いで差が出ます。

同じ天井裏の獣で、金額が5万円から30万円まで開いた例をイタチ駆除の費用で分解しています。相手は違いますが、金額を動かしているのは断熱材という点は共通します。

見積もりを取るときは、天井裏に入れるかどうかを先に聞いてください。

市販品でできる範囲と、業者に頼む判断ライン

線引きははっきりしています。

屋根裏のネズミで、自分でできることと残ること

やること 自分でできるか
音の時間帯と場所を記録するできる
点検口の有無を確かめるできる
忌避のくん煙剤で追い出すできる(ただし駆除ではない
天井裏に上がって通り道を探す足場と装備が要る
侵入口をすべてふさぐ家の外周まで見る必要がある

編集部の整理です

追い出すところまでは市販品でできます。ふさぐところで止まります。

1か所ふさいでも、別の隙間が残っていれば入り直されます。

追い出したあと、どこをふさげばいいのか分からない。そこで止まっている人は、通り道を探してもらうところから頼めます。

追い出したあとにふさぐ場所を、現地で害獣駆除110番に探してもらう

屋根裏のネズミ駆除に関するよくある質問

よくある質問①

屋根裏にネズミがいます。バルサンで駆除できますか?

できません。

バルサン20g(第2類医薬品)の適用害虫は7種、いやな虫用は28種で、合計35種のどれもが虫です。ネズミは入っていません。公式サイトにネズミのカテゴリもありません。

よくある質問②

ネズミ用のくん煙剤なら駆除できますか?

追い出しはできますが、駆除ではありません。

アース製薬の「ネズミ一発退場 くん煙タイプ」は、効能・効果が「ネズミの忌避(ネズミの追い出し)」です。同社は「駆除剤ではないので、死がいが出ることはありません」と書いています。

よくある質問③

屋根裏にネズミがいます。どうすれば駆除できますか?

追い出しとふさぐ作業を、この順番で組みます。

先に音の時間帯と場所を記録し、点検口の有無とふんの跡を確かめてください。ふさぐ算段がついてから追い出します。逆にすると、通り道の手がかりが消えます。

よくある質問④

屋根裏ネズミ駆除の費用はいくらですか?

屋根裏だけの相場を示した公表資料は見つかりませんでした。

金額を動かすのは天井裏の中身で、とくに断熱材の扱いで差が出ます。同じ天井裏の獣では5万円から30万円まで開いた例があります。

よくある質問⑤

追い出したあと、放っておいても大丈夫ですか?

入ってきた道が残っていれば戻れます。

忌避の効果は一時的なもので、においが薄れれば元に戻ります。ふさぐところまでやって、はじめて終わります。

まとめ:追い出す前に、ふさぐ場所を決めておく

屋根裏のネズミにバルサンは使えません。適用害虫35種のどれもが虫で、ネズミは入っていませんでした。

ネズミ用のくん煙剤はありますが、メーカー自身が「駆除剤ではない」と書いています。できるのは追い出しです。

やることは次の順番です。

  1. 音の時間帯と場所を記録する
  2. 点検口の有無と、ふんや黒い跡を確かめる
  3. ふさぐ場所と方法を決める
  4. そのうえで追い出す

自分で天井裏に上がるのは無理だが、業者に何を頼めばいいかは分かってきた。そう思えた人は、金額を聞くところから始められます。

ネズミの通り道の調査とふさぐ作業を、まとめて害獣駆除110番に見積もってもらう
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ヨシオ
ヨシオ
自宅&畑の害虫・害獣対策研究家
ぼくの害虫・害獣との馴れ初め(笑)をお話します。 最初は自宅の台所に現れたアリとの戦いから始まりました。そこからシロアリ、コバエ、ハチ、ネズミ、タヌキまで……気づけば害虫・害獣との共存(?)生活を10年以上続けています。 自分で試してうまくいったこともあれば、途中で「これはムリだ!」と業者にお願いした経験もあります。 そのときに学んだのは「プロの技術と、家庭でできる工夫は別物」ということ。どちらにも意味があるし、組み合わせれば最強です。 気軽に読んで、笑って、ちょっとでも役立ててもらえたら嬉しいです。
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