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屋根裏の動物はどうすればいい?追い出す前にやること3つと正体を絞るフンの見方

屋根裏の動物はどうすればいい?追い出す前にやること3つと正体を絞るフンの見方
ヨシオ(ペンネーム)
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夜、天井の上で何かが動く音がする。姿は見ていないので、何がいるのかは分かりません。

調べても「ネズミの駆除」「ハクビシンの駆除」と動物別のページばかり出てきます。どれを読めばいいのかが決まらない状態です。

この記事は、相手がまだ分かっていない人のために書いています。

先に結論を書くと、足音の重さで動物を決めることはできません。公的な資料の数字を並べると、種類ごとの幅が重なってしまうからです。

代わりに使えるのは、フンの溜まり方と出てくる時間です。この2つなら、資料に根拠があります。

この記事の結論
  • 足音が軽いか重いかで、屋根裏の動物は決められない
  • 絞れるのは2つ。フンが一か所にまとまっているか、何時に音がするか
  • フンがまとまっていればハクビシンかアライグマ、散らばっていればネズミ
  • 正体が分からなくても、最初にやること3つは相手が誰でも同じ

音がしているのは分かるのに、何がいるのかだけが分からない。その状態でも、見てもらうところから始められます。

屋根裏の動物は、音の重さでは決められません

足音が軽いか重いかで動物を当てる方法は、公的な資料の数字では裏づけられません。

インターネットには「軽い足音ならネズミ、重い足音ならハクビシンかアライグマ」という説明が並んでいます。

ただ、その「軽い」「重い」が誰の基準なのかは書かれていません。

そこで編集部は、屋根裏に入る動物について、体重と通れる隙間の数字を公的な資料から集めました。

結果は次の章のとおりです。数字の幅が重なってしまい、線を引ける状態ではありませんでした。

この記事では、その代わりに使える手がかりを2つ示します。フンの溜まり方と、出てくる時間です。

公的資料を並べると、体重も入れる隙間も重なっていました

同じ動物でも、資料が違えば体重の幅が違います。

屋根裏に入る動物について、公的機関と自治体の資料から数字を集めました。業者のサイトは使っていません。

屋根裏に入る動物の体重・通れる隙間・活動する時間(2026年9月4日確認)

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動物 体重・大きさ 通れる隙間 活動する時間
アブラコウモリ体長50mm程度記載を確認できず日没後10〜30分後に採食
家ネズミ3種体長240mm・180mm・80mm約1.5cm(人の親指が入るほど)日没後の数時間と夜明け前
イタチ記載を確認できず3cm足らず記載を確認できず
ハクビシン約3〜4kg/2.0〜5.5kg8cm四方夜行性だが日中でも活動
アライグマ約5〜7kg/2〜10数kg10cm程度夜行性だが日中でも活動

体長・体重と活動時間の出典は、アブラコウモリが国立環境研究所 侵入生物データベース、ハクビシンとアライグマが西東京市「ハクビシン・アライグマ」。ハクビシンの2.0〜5.5kgは国立環境研究所 侵入生物データベースほかの記載、アライグマの2〜10数kgは農林水産省の手引きの記載です。ネズミの1.5cmは江東区、8cm四方は東京都環境局の記載です。

かんたんに言うと、ハクビシンとアライグマの体重は、資料の上で重なっています。

同じ動物でも、資料によって体重の幅が違います

ハクビシンの体重は、西東京市が約3〜4kg、別の資料が2.0〜5.5kgとしています。

アライグマは、西東京市が約5〜7kg、農林水産省の手引きが2〜10数kgとしています。

2.0〜5.5kg と 2〜10数kg は、ほとんど同じ範囲を指しています。

ここまでが資料に書かれている事実です。ここからは編集部の判断になります。

体重の幅が重なっている以上、足音の重さから種類を1つに決めることはできません。「重い足音だからアライグマ」という判定は、資料では支えられないということです。

「うちで聞こえるのは重いほうか、軽いほうか」と考え込んでいた人は、足音の聞き分けに時間をかけなくて大丈夫です。

穴の大きさから体格を推測してはいけません

侵入口の大きさで動物を絞る方法にも、限界があります。

農研機構(近畿中国四国農業研究センター)が2013年に、ハクビシンが通り抜けられる隙間を調べた実験を公表しています。

繁殖できる大人のハクビシン4頭(オス2頭・メス2頭)を使った実験です。

  • 正方形なら一辺8cm
  • 円形なら直径9cm
  • 横長の長方形なら6×12cm
  • 縦長の長方形なら11×7cm

注目したいのは、体の大きさとの関係です。

短辺が6cmの長方形の入口について、同センターはこう書いています。「侵入できた個体と侵入できなかった個体で体重や頭胴長の測定値に差はみられず」。

正方形と円形の入口については、体重や頭胴長だけでなく、肩甲幅など体の各部位が関係していると説明されています。

かんたんに言うと、同じ大きさの穴でも通れる個体と通れない個体がいました。そして、その差は体重では説明できませんでした。

つまり、見つけた穴の大きさから「これくらいの体の動物だ」と逆算することはできません。

参考:農研機構「ハクビシンは狭い隙間から侵入できる」(2013年)

絞れるのはフンと、出てくる時間です

フンが一か所にまとまっていれば、ハクビシンかアライグマです。散らばっていればネズミです。

西東京市はため糞という習性を挙げています。「ハクビシン、アライグマ共に同じ場所にフンをする習性があり、糞尿で家屋内に被害をもたらす危険性があります」という書き方です。

屋根裏がその「同じ場所」になると、フンが一か所に積み上がります。ハクビシンのふんの形と大きさは、ハクビシンのふんの見分け方と掃除で資料ごとに並べています。

屋根裏でフンが一か所にまとまっていればハクビシンかアライグマ、散らばっていればネズミ、見つからなければ音のした時刻を記録する、という分岐図
屋根裏のフンの見つかり方から、相手を絞る流れ

天井にシミが出ているなら、フンを探さなくても分かります

酒田市は、ハクビシンについて「同じ場所に糞尿をする習性(ため糞)があるため、天井板が変色しシミになります」と説明しています。

天井裏に上がらなくても、部屋から天井を見上げるだけで、ハクビシンがいる手がかりが得られるということです。

シミが出ている場合の見方は天井のシミはハクビシンのため糞かもしれませんにまとめてあります。

フンが散らばっているならネズミです

ネズミは移動しながらフンをするため、一か所にまとまりません。

ねずみのフンの見方はねずみのふんは大きさより場所で見ますで詳しく扱っています。

フンが見つからないときは、音がした時刻を控えます

コウモリだけは、出てくる時間に特徴があります。

国立環境研究所の侵入生物データベースは、アブラコウモリについて「日没後10〜30分後に採餌を行う」と書いています。

さらに、5〜8月は日の出前にも採餌し、10月は日没後のみとされています。

つまり、日が沈んで20分ほど経った頃にだけ物音がするなら、コウモリの可能性が出てきます。

ネズミの活動が盛んなのは日没後の数時間と夜明け前で、こちらは時間の幅が広くなります。

フンと時間から、屋根裏の動物を絞る

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見つかったもの 絞れる相手 根拠
フンが一か所にまとまっているハクビシン・アライグマ同じ場所にフンをする習性がある(西東京市)
天井に茶色いシミが出ているハクビシンため糞で天井板が変色する(酒田市)
フンが散らばっているネズミ移動しながらフンをする
日没後10〜30分だけ音がするコウモリの可能性その時間に採食する(国立環境研究所 侵入生物データベース)

出典は西東京市・酒田市・国立環境研究所 侵入生物データベース(2026年9月4日確認)。表の並べ方と絞り込みの整理は編集部によるものです。

正体が分からなくても、最初にやることは同じです

相手が誰であっても変わらない作業が3つあります。だから、正体を突き止める前に始められます。

  1. 音がした時刻を、日付といっしょに記録する。時間帯が絞り込みの材料になります
  2. 天井裏を見るなら、手袋と防塵マスクを着ける。フンを吸い込まないためです
  3. 見つけても捕まえない。ネズミ以外は法律で捕獲が制限されています

3番目が特に大事です。

家ネズミ3種は鳥獣保護管理法の対象外ですが、ハクビシン・アライグマ・イタチ・コウモリは違います。許可なく捕まえることはできません。

捕獲の可否については害獣駆除は「捕まえていいか」で手順が変わりますで扱っています。

追い出しを先にやってはいけません。侵入口をふさぐ前に追い出すと、戻ってきます。順番は「ふさぐ場所を決める」が先です。

手袋とマスクを用意しても、天井裏に上がれる造りではない家もあります。点検口が無い、はしごが届かないという人は、ここで止めて大丈夫です。

市役所が動くかどうかは、相手の動物で変わります

市区町村が捕獲まで行うかどうかは、動物の種類と自治体によって変わります。

多くの自治体が、アライグマについては捕獲や捕獲器の貸し出しを行っています。特定外来生物として防除の計画があるためです。

一方、家ネズミの駆除は、基本的に住んでいる人の負担になります。薬剤を配る自治体はありますが、職員が駆除に来ることは多くありません。

ハクビシンの扱いは自治体で分かれます。被害の状況によって動くところと、相談までのところがあります。

放置していいかについては、天井のシミが出ている段階なら、待つ理由はありません。酒田市は、放置した場合について「天井板が腐るなど、張り替えを余儀なくされることもあります」と書いています。

自分の市区町村がどう動くかは、動物の名前が絞れてから問い合わせるほうが早く進みます。相手が分からないまま電話すると、担当課をたらい回しになることがあります。

屋根裏の動物を業者に頼むといくらか

金額を決めるのは、動物を追い出す作業そのものではありません。侵入口をふさぐ工事と、フンの清掃です。

屋根裏に入られた場合、作業は追い出し・封鎖・清掃・消毒に分かれます。このうち封鎖の箇所数と、断熱材まで手を入れるかどうかで総額が動きます。

ネズミの場合の金額の幅は屋根裏のネズミにバルサンは効きませんで扱っています。

見積もりを取るときは、どこまでが金額に含まれるかを先に聞いてください。追い出しだけの金額と、封鎖まで含んだ金額では、比べても意味がありません。

屋根裏の動物に関するよくある質問

よくある質問①

屋根裏でカリカリ鳴く動物は何ですか?

音の種類と動物を結びつけた公的な資料は、確認できていません。

「カリカリ」という表現から種類を決めることはできない、というのが編集部の判断です。フンの溜まり方と、音がする時刻のほうが手がかりになります。

よくある質問②

屋根裏に動物がいるか確認する方法は?

天井裏に上がらなくても確認できる方法が2つあります。

1つは、天井に茶色いシミが出ていないか見ることです。ハクビシンのため糞でシミになることがあります。

もう1つは、音がした時刻を数日ぶん記録することです。日没後10〜30分に集中しているか、夜通し続くかで、絞り込みの材料になります。

よくある質問③

屋根裏に動物がいます。放置してもいいですか?

天井にシミが出ている場合は、待つ理由がありません。

酒田市は、ため糞を放置した場合について「天井板が腐るなど、張り替えを余儀なくされることもあります」と書いています。天井の張り替え費用は、駆除の費用とは別に発生します。

よくある質問④

屋根裏の動物はどこに連絡すればいいですか?

相手の動物によって連絡先が変わります。

アライグマの可能性があるなら、住んでいる市区町村の担当課が先です。捕獲器を貸す自治体があります。

ネズミなら、多くの自治体で駆除は行われないため、業者に相談することになります。相手が分からない段階なら、動物を問わず対応する業者に見てもらう方法もあります。

よくある質問⑤

屋根裏に動物が侵入するのはどこからですか?

隙間の目安は動物で変わります。ネズミは約1.5cmで、江東区は「人の親指が入るほど」と書いています。イタチは3cm足らず、ハクビシンは8cm四方(東京都環境局)とされています。

ただし、見つけた穴の大きさから動物を逆算することはできません。農研機構の実験では、同じ大きさの入口を通れた個体と通れなかった個体で、体重や頭胴長に差がみられませんでした。

まとめ:フンがまとまっているかを、先に見ます

屋根裏の動物は、足音の重さでは決められません。公的な資料の体重の幅が重なっているためです。

代わりに使えるのは、フンの溜まり方と、音がする時刻の2つです。

  1. 天井を見上げて、茶色いシミが出ていないか確かめる
  2. 天井裏が見られるなら、フンが一か所にまとまっているか散らばっているかを見る
  3. 音がした時刻を、数日ぶん記録する
  4. 動物を捕まえない。ふさぐ場所を決めてから追い出す

フンがまとまっていたなら、屋根裏にいる動物は同じ場所に通っています。ふさぐ場所を決めるところから頼めます。

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害虫・害獣駆除比較ガイド 運営者
害虫・害獣駆除比較ガイドの運営者で、記事の編集をしています。害虫駆除の業者でも、専門家でもありません。 国や自治体の資料、殺虫剤メーカーの公式情報、駆除業者の公式サイトを調べて比べ、確認した日と出典をつけて書いています。体験談や口コミは作りません。 以前、ダスキンのフランチャイズ加盟店の清掃部門に在籍し、同じ拠点の害虫獣駆除の仕事を近くで見ていました。

この記事は、公的資料と各社の公式サイトを編集部が確認して作成しています。下調べと下書きにAIを使い、数字と引用は元の資料で確かめています。体験談や、作った口コミは載せていません。くわしくはコンテンツポリシーと独自調査の一覧をご覧ください。

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