相模原市のネズミ駆除は全額自己負担|ただし天井裏の正体次第で市が動くことがある
天井裏で物音がする、フンやかじり跡が見つかった。相模原市でそんな状況の方に、先に知っておいてほしいことがあります。
相模原市はネズミの駆除を行っていません。市がするのは相談を受けることと、駆除業者の団体を紹介することまでです。費用は全額自己負担になります。
ところが、天井裏にいるのがアライグマだった場合は話が変わります。市が捕獲を行い、費用は無料とされています。同じ天井裏の被害でも、正体によって扱いが正反対になるのです。
この記事では2026年8月16日に相模原市の公式情報を確認し、獣種別の対応と住所別の窓口をまとめました。

天井裏にいるのがネズミなのかアライグマなのかで、市が動くかどうかが変わります。まず正体からです。
先に全体像をお伝えします。相模原市の対応は、動物の種類によって次のように分かれています。
- ネズミ:市は駆除を行わない。相談と業者団体の紹介まで
- アライグマ:市が捕獲を行う。費用は無料(個人負担なし)
- ハクビシン:被害防除対策をしても被害が続く場合、市で捕獲対応
つまり相模原市では、天井裏にいるのが何かによって費用負担が変わります。ネズミなら業者代が全額自分持ちになり、アライグマなら市の捕獲で個人負担はありません。
さらに窓口も別々です。ネズミは生活衛生課、ハクビシンやアライグマは水みどり環境課またはお住まいの地区のまちづくりセンターが担当します。最初の1本を間違えると、担当が違うため回されることになります。
そこで、この記事は正体ごとに整理して進めます。まずネズミの場合から見ていきます。
正体がネズミだと分かった場合、市は駆除を行わないため民間業者に依頼することになります。
ネズミ駆除の費用は全国的に2万〜20万円が目安とされます。この幅は作業内容の差から生まれるもので、内訳や高くなる条件はネズミ駆除の料金相場で扱っています。
見積もりを取る段階では、金額そのものより「その金額に何が含まれるか」で差がつきます。
契約前に確認する5項目
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| 確認する項目 | 何を聞くか | 見落とすとどうなる |
|---|---|---|
| 侵入口の封鎖 | 料金に含まれるか、別料金か | 駆除しても再び入られる |
| 総額の条件 | 表示額から増える条件は何か | 当日に金額が跳ね上がる |
| 保証 | 期間と、再発時の再訪問は無料か | 再発時に再び全額かかる |
| 対応エリア | 自宅の住所が対応エリアか、出張費は別か | 追加費用が後から乗る |
| 施工体制 | 自社施工か加盟店紹介か | 実際に来る会社が分からない |
1つめは金額差の出やすい部分です。駆除だけを安く請けて、封鎖を別見積もりにする組み立て方もあるため、最初の問い合わせ段階で確認しておくと比較しやすくなります。
4つめは相模原市では特に確認しておきたい項目です。市域が広く、緑区の津久井・相模湖・藤野の各地区は市街地から距離があります。対応エリアに入るか、出張費が別途かかるかを住所を伝えたうえで聞いてください。
比較先の中身を先に知っておくと判断が早くなります。「コミコミ22,000円」に侵入口の封鎖が入るかを検証した記事で公式情報を検証しました。

駆除と封鎖が別見積もりになっていないか、津久井や藤野が対応エリアに入るか。この2つは住所を伝えれば最初の問い合わせで分かります。

「一式」とだけ書かれた見積もりは、何が入っていないかが見えません。
契約後にトラブルになった場合の対処はネズミ駆除業者の失敗と解約できる条件にまとめています。保証の長さを重視するなら自社施工の会社が候補になり、業態による違いはハウスプロテクトの口コミ検証で整理しました。

「一式」の見積もりを1枚だけ持っていても、何が抜けているかは見えません。項目を分けて書く会社をもう1社入れると差が出ます。
市が案内するのは相談までで、金額の記載はありません。
編集部の集計では、ネズミ駆除の費用は2万〜20万円にひらきます。
幅が出るのは、ふさぐ場所の数が家によって違うためです。
一軒家ではふさぐ場所が9か所になる例もありました。詳しくは一軒家のネズミ駆除費用で扱っています。
内訳と高くなる条件はネズミ駆除の料金相場にまとめました。
要確認:相模原市がネズミ駆除の相場を公表している資料は見当たりませんでした(2026年8月24日確認)。
相模原市はネズミについて、対応の範囲をはっきり示しています。
市の案内には「市ではネズミの駆除は行っておりません」と明記されており、土地・建物の所有者または管理者が自身で行うこととされています(相模原市公式サイト・2026年8月16日確認)。
一方で、まったく何もしないわけでもありません。市は「家庭内にネズミが発生して困っている人の相談や、駆除業者の団体を紹介しています」としています。
紹介される団体は公益社団法人 神奈川県ペストコントロール協会です。連絡先は045-681-8585で、受付は平日(月曜日から金曜日)の午前9時から午後5時まで。駆除は有料とされています。

「相談できる」と「やってもらえる」は、行政では別の話です。
ネズミの相談窓口は市内に2か所あります。
相模原市のネズミ相談窓口
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| 窓口 | 所在地 | 電話 |
|---|---|---|
| 生活衛生課(生活衛生班) | 中央区富士見6-1-1 ウェルネスさがみはら4階 | 042-769-9251 |
| 生活衛生課(津久井班) | 緑区中野613-2 津久井保健センター1階 | 042-780-1413 |
相模原市の公式サイトを2026年8月16日に確認した内容です。
緑区にお住まいの方は津久井班でも受け付けています。
なお、殺そ剤の配布や捕獲器の貸出について、相模原市の公式サイトでは記載を確認できませんでした。制度がないと断定はできないため、必要な場合は生活衛生課へ直接お問い合わせください。
ここからが、ネズミとの決定的な違いです。
相模原市はアライグマについて、神奈川県アライグマ防除実施計画に基づき捕獲を行うとしています。そして費用は無料(個人負担なし)と示されています。
ハクビシンについては条件が付きます。被害防除対策を行っても被害が続く場合に、市で捕獲対応するという扱いです。対象は個人の家屋における生活被害に限られます。
ここで注意していただきたい点があります。ハクビシンの捕獲費用について、市の公式ページでは明確な記載を確認できませんでした。アライグマと同じ扱いとは限らないため、窓口へ確認してください。
捕獲そのものについても補足があります。野生鳥獣の捕獲には許可が必要で、県や市の許可を受けたうえで行うこととされています。自己判断で捕まえてよいわけではありません。
市が対応する獣類として挙げられているのは次の13種です。
- タヌキ、ノイヌ、ノネコ、テン、シベリアイタチ
- ミンク、アナグマ、ハクビシン、イノシシ
- タイワンリス、シマリス、ヌートリア、ノウサギ
なお、捕獲器の貸出については記載を確認できませんでした。
編集部の見方を書きます。相模原市では、正体の判定がそのまま費用負担の分かれ目になっています。ネズミなら数万円から数十万円の業者代が自己負担、アライグマなら市の捕獲で個人負担なし。天井裏の音の主が何なのかは、それだけで確認する価値があります。
ハクビシンやアライグマの相談窓口は、ネズミとは別の部署です。しかも住所によって連絡先が変わります。
ハクビシン・アライグマの相談窓口(住所別)
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| 区・地区 | 窓口 | 電話 |
|---|---|---|
| 中央区・南区 | 水みどり環境課 | 042-769-8242 |
| 緑区(大沢・橋本地区) | 緑区役所 区政策課 | 042-775-8852 |
| 緑区(城山地区) | 城山まちづくりセンター | 042-783-8117 |
| 緑区(津久井地区) | 津久井まちづくりセンター | 042-780-1403 |
| 緑区(相模湖地区) | 相模湖まちづくりセンター | 042-684-3212 |
| 緑区(藤野地区) | 藤野まちづくりセンター | 042-687-2119 |
相模原市の公式サイトを2026年8月16日に確認した内容です。受付は月曜日から金曜日の8時30分から17時まで。
中央区と南区は水みどり環境課の1か所にまとまっているのに対し、緑区は5つの地区に窓口が分かれています。大沢・橋本、城山、津久井、相模湖、藤野で、それぞれ連絡先が違います。
編集部の判断として、正体がはっきりしない段階での動き方を1つ提案します。まず生活衛生課(042-769-9251)へかけ、獣の可能性が高いと言われたら該当の窓口へ回してもらうのが早いと考えます。理由は、ネズミかどうかの相談は生活衛生課が受け付けているためです。
逆に、明らかに体が大きい、足音が重い、天井にシミが出ているといった状況なら、最初から住所に応じた獣の窓口へかけたほうが手数は少なくなります。
もう1つ、相模原市の対応がばらついている例を挙げます。ハチです。
市は「市では巣の駆除や駆除に係る費用の助成は行っておりません」としています。ただし相談を受け付けるほか、防護服の貸し出し(要予約)を行っています。対象は一般家庭の住宅や敷地内で、公園や市道などの公共施設は施設管理者への相談となります。
紹介先として挙げられているのは、相模原造園協同組合(042-773-8977)と神奈川県ペストコントロール協会(045-681-8585)です。いずれも有料になります。
ここまでを1つの表にまとめます。
相模原市の対応まとめ(ネズミ・ハクビシン等・ハチ)
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| 対象 | 市の駆除・捕獲 | 費用 | 窓口 |
|---|---|---|---|
| ネズミ | 行わない | 自己負担 | 生活衛生課 |
| アライグマ | 市が捕獲 | 無料(個人負担なし) | 水みどり環境課/まちづくりセンター |
| ハクビシン | 条件次第で市が捕獲 | 記載を確認できず | 同上 |
| ハチ | 駆除・助成とも行わない(防護服の貸出あり・要予約) | 自己負担 | 生活衛生課 |
相模原市の公式サイトを2026年8月16日に確認した内容です。
同じ市でもここまで対応が割れています。「相模原市はやってくれる」「やってくれない」という一般化ができないことが、この表から分かります。ハチで防護服を借りた経験があっても、ネズミで同じ支援を期待することはできません。
行っていません。市の案内に「市ではネズミの駆除は行っておりません」と明記されています。相談と、駆除業者の団体(神奈川県ペストコントロール協会)の紹介は受けられます。
相模原市の公式サイトでは、配布や貸出についての記載を確認できませんでした。制度がないとは断定できないため、生活衛生課(042-769-9251)へ直接お問い合わせください。
アライグマは神奈川県アライグマ防除実施計画に基づき市が捕獲を行い、費用は無料とされています。ハクビシンは被害防除対策後も被害が続く場合に市で捕獲対応となります。ハクビシンの費用については記載を確認できなかったため、窓口へご確認ください。
ネズミの相談は生活衛生課の津久井班(042-780-1413)でも受け付けています。ハクビシンやアライグマは大沢・橋本、城山、津久井、相模湖、藤野の地区ごとに窓口が分かれているため、記事内の表をご確認ください。
駆除も費用の助成も行っていません。ただし防護服の貸し出し(要予約)があります。担当は生活衛生課で、相模原造園協同組合と神奈川県ペストコントロール協会が紹介先として案内されています。
相模原市はネズミの駆除を行わず、相談と業者団体の紹介にとどまります。費用は全額自己負担です。一方でアライグマは市が捕獲し、費用は無料とされ、ハクビシンも条件次第で市が対応します。
やることは3つです。まず天井裏にいるのが何かを確かめる。ネズミの可能性が高ければ生活衛生課、獣の可能性が高ければ住所に応じた窓口へ電話する。ネズミと確定したら業者の見積もりを2社取り、侵入口の封鎖が料金に含まれるかを聞く。
痕跡の見方や自分でできる対策はネズミ駆除の方法と手順にまとめています。

ネズミだと分かった時点で全額自己負担です。津久井や藤野なら出張費の扱いも聞いておいてください。

