イタチが来なくなる方法は3段階|主食はネズミ、塞ぐのは3センチの隙間
天井裏を何かが走る音がする。
イタチだと分かって、追い出し方を探していると思います。
先に順番を言います。3段階です。
追い出す → 塞ぐ → 来る理由を消す。
この順番を入れ替えると、中に閉じ込めるか、また戻られるかのどちらかになります。
そして、いちばん見落とされるのが3番目です。
イタチの主食はネズミです。
この記事では、大阪府と北九州市の資料をもとに、3段階のやり方を整理します。
- 順番は追い出す → 塞ぐ → 来る理由を消す。逆にすると閉じ込める
- 追い出しは強いにおいと光。塞ぐのは3センチ足らずの隙間
- 主食はネズミ。ネズミがいる家には、イタチが来る理由が残っている
- 捕まえるには許可が要ります。市町村長の捕獲許可です

音は聞こえるのに、どこから入っているのか分からない。イタチは垂直の壁も登るので、探す場所が地面まわりだけではありません。
なぜ自分の家なのか、から片づけます。
大阪府がイタチの食べ物を書いています。
主食はネズミ、鳥類や昆虫などの動物食です
※出典:大阪府「イタチでお困りの方へ」(2026年8月28日確認)。以下、大阪府からの引用は出典名を省きます。
北九州市も「ネズミ・鳥類・昆虫を捕食する夜行性の動物」で「全国のほぼ全域に生息」としています。
つまり、ネズミがいる家にはイタチが来る理由があります。
ここからは編集部の見方です。
追い出して塞いでも、ネズミが残っていれば、来る理由は消えていません。イタチ対策とネズミ対策は、順番はあっても別々の話ではありません。
天井裏にネズミがいるかどうかの見分けは屋根裏のネズミ駆除にまとめてあります。
住みつく場所は石垣・床下・天井裏。断熱材で子育てします
どこに巣を作るかも書かれています。
大阪府は「石垣の隙間、床下、天井裏に住みつく」とし、さらにグラスウールの断熱材をほぐして巣を作り、子育てするとしています。
断熱材は、あとで費用に効いてきます。巣にされた断熱材は交換になるためで、金額が開く理由はイタチ駆除の費用は5万〜30万円にまとめました。
被害として大阪府が挙げているのは次の3つです。
- 天井裏を走り回ってうるさい
- 天井裏で子育てをして、糞や尿の臭いがひどい
- 台所や店の中へ侵入し、食品や商品を荒らしたり、まわりを汚したり
寸法が書かれています。
イタチは3センチ四方の穴から出入りできるといわれています
北九州市も「わずか3センチメートル足らずの隙間があれば侵入」としています。体長は「30から40センチメートルほどの胴長短足の動物」です。
体は40センチ近くあるのに、3センチの穴を通ります。
そして、探す場所を狭められない理由があります。
垂直の壁でも平気で登ることができ、泳ぎも上手です
地面まわりだけを見ても足りません。
隙間の寸法と、塞ぐときの考え方(当サイトが3記事の出典を突き合わせて整理・2026年8月28日)
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| 生き物 | 通れる寸法 | 探す範囲 |
|---|---|---|
| コウモリ | 1cm | 屋根裏・瓦の下・戸袋。空から来る |
| イタチ | 3センチ四方 | 床下から屋根まで全部。壁を登る |
| ハクビシン | 8センチ四方 | 屋根まわり |
コウモリはコウモリが寄ってくる家の特徴、ハクビシンは天井のシミはハクビシンのため糞かもしれないで扱った数字です。イタチの寸法は大阪府・北九州市の記載から。
かんたんに言うと、イタチはいちばん探しにくい相手です。小さい穴を、高さを問わずに探すことになります。
塞ぐ前に、出てもらいます。
自治体が挙げている手段は、大きく3つです。
においで追い出す
大阪府が挙げているのは木酢液、漂白剤(カルキ)、お酢、そして動物忌避剤です。
北九州市は「市販の動物用忌避剤や木酢液・塩素系の漂白剤など、強いにおいを発するもの」を挙げ、置き方まで書いています。
天井裏か床下に直接散布するか、布や新聞紙などに染み込ませて、イタチのいる場所や通り道に置きます。
光で追い出す
大阪府は点滅灯とアルミホイルを挙げ、白色の豆電球が効果的としています。
北九州市は「LEDや赤色灯・光が反射するもの」を巣の周辺に置くとしています。
夜行性の動物なので、明るくすると居心地が悪くなるという考え方です。
煙で追い出す
大阪府は「ダニやゴキブリ用の燻煙剤」を挙げています。
北九州市は屋根裏で使うときの注意を添えていて、火を使わない水溶性のものを勧めています。
この章のやること
- 木酢液・塩素系漂白剤・お酢のいずれかを、布に染み込ませて通り道に置く
- あわせてLEDや点滅灯、アルミホイルを巣の周辺に置く
- 音がしなくなったことを確かめてから、次の「塞ぐ」に進む

においも光も試したが音が止まらない。そこまで来たら、巣の位置と数を見てもらうほうが早いことがあります。
順番を間違えると、中で死なせます。
北九州市の書き方は、はっきりしています。
棲みつかれる前、又は追い出した後に再侵入を防ぐため、侵入口を塞いでイタチに入らせないようにしましょう
「追い出した後」と書かれています。
道具も具体的です。大阪府は「金属製のネット(ホームセンターで販売しています)や網(餅焼き網で代用可)でイタチが侵入しそうな穴や場所をふさいでください」としています。
大阪市東成区は「金属たわしや金網」でふさぐとしています。
餅焼き網で代用できる、と府が書いています。
かんたんに言うと、噛み破られない硬さが要ります。紙やビニールのテープでは足りません。
- 追い出しが済んだこと(音がしなくなったこと)を先に確かめる
- 使う道具は金属製のネット・金属たわし・金網・餅焼き網のいずれか
- 探すのは床下から屋根まで。壁を登るので高さを問わない
- 3センチ四方の穴が通るので、小さい穴も残さない
業者に頼む判断ラインは「穴が何か所あるか」です
自分でやるか任せるかは、道具ではなく数で決まります。
穴が1〜2か所で、手の届く高さにあるなら自分でやれます。金属たわしはホームセンターで買えます。
判断が要るのは、次のときです。
- 塞いでも別の場所から音がする(入口は1か所とは限らない)
- 屋根に近く、脚立では届かない
- 断熱材に巣を作られていて、交換が要りそう
- 4月から8月で、中に子どもがいる可能性がある
断熱材に手が入ると金額が変わります。内訳はイタチ駆除の費用は5万〜30万円にまとめました。
順に注意点を挙げます。
1つめ。捕まえること
イタチの捕獲は、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律で禁止されています。大阪府は捕獲に「市町村長の捕獲許可が必要」としています。堺市も「許可を取らずにイタチを捕まえることはできません」と書いています。
北九州市は、市が直接駆除することはなく、民間の駆除業者の紹介か、有害鳥獣捕獲許可を申請して自分で捕獲するかのどちらかだとしています。
市役所に電話しても、捕まえに来てはくれません。
ただし、堺市はイタチ捕獲器の貸し出しを行っています。許可を取ったうえで自分で仕掛ける人向けの制度です。お住まいの市区町村に同じ制度があるかは、窓口で確認してください。
なお、イタチの捕獲許可にはもう1つ注意があります。狩猟できる獣20種のうち、性別で線が引かれているのはイタチだけです。詳しくはイタチを見たら捕まえないにまとめました。
2つめ。4月から8月に、確かめずに塞ぐこと
時期の記載があります。
堺市は、イタチの出産を「4月頃から8月頃で年1回5〜6頭を出産」としています。
この時期は、天井裏に動けない子どもがいる可能性があります。
大阪府は天井裏で「グラスウールの断熱材をほぐして巣を作り、子育てする」と書いています。親だけ追い出して塞ぐと、子どもが中に残ります。
かんたんに言うと、4月から8月は、音が完全に止まったかをより慎重に確かめてください。
3つめ。屋根裏で火を使う燻煙剤を焚くこと
北九州市は、屋根裏で燻煙剤を使うときの注意を添えています。
火を使わない水溶性のものを勧めています。
屋根裏は木材と断熱材に囲まれた空間なので、そこで火を使う型を焚くのは避ける、という趣旨です。
3段階です。まず強いにおい(木酢液・塩素系漂白剤・お酢・動物用忌避剤)と光(LED・点滅灯・アルミホイル)で追い出します。次に3センチ四方が通るので金属製のネットや餅焼き網で侵入口を塞ぎます。最後に、主食であるネズミを減らします。
餌です。大阪府はイタチの主食をネズミとし、鳥類や昆虫などの動物食としています。ネズミがいる家には、イタチが来る理由が残っていることになります。
大阪府は「3センチ四方の穴から出入りできるといわれています」としています。北九州市はわずか3センチメートル足らずの隙間があれば侵入するとしています。体長は30から40センチメートルほどです。
自治体の資料に「弱点」という書き方は見当たりませんでした。かわりに挙げられているのは、強いにおいを嫌うことと、夜行性なので明るくすると居心地が悪くなることの2つです。
捕まえないでください。捕獲には市町村長の許可が要ります。まず追い出しから始めます。においと光を使い、音がしなくなってから侵入口を塞ぎます。
法律です。鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律で捕獲が禁止されており、捕まえるには市町村長の捕獲許可が要ります。追い出しと侵入口を塞ぐことは、捕まえる作業を含みません。
大阪府は住みつく場所として石垣の隙間、床下、天井裏を挙げています。天井裏ではグラスウールの断熱材をほぐして巣を作り、子育てをするとされています。北九州市は夜行性で全国のほぼ全域に生息するとしています。
自治体が挙げているのは臭いです。大阪府と堺市はどちらも「天井裏で子育てをしてふんや尿の臭いがひどい」としています。感染症の害については、当サイトが確認した自治体の資料に具体的な記載が見当たりませんでした(2026年8月28日確認)。
堺市は「4月頃から8月頃で年1回5〜6頭を出産」としています。この時期は天井裏に動けない子どもがいる可能性があるため、塞ぐ前に音が完全に止まったかを確かめてください。
イタチが来なくなる方法は、3段階でした。
追い出すのは、強いにおいと光です。木酢液・塩素系漂白剤・お酢・動物用忌避剤を布に染み込ませて通り道へ置き、LEDや点滅灯、アルミホイルを巣の周辺に置きます。
塞ぐのは、追い出した後です。北九州市が「追い出した後に」と書いています。道具は金属たわし・金網・餅焼き網。通る寸法は3センチ四方で、垂直の壁も登るので高さを問わずに探します。
そして来る理由を消す。大阪府はイタチの主食をネズミとしています。ここが残っていると、また来ます。
捕まえるには市町村長の捕獲許可が要ります。市役所は駆除に来ません。
そして時期です。堺市は出産を4月頃から8月頃で年1回5〜6頭としています。その時期は、塞ぐ前に音が止まったかをより慎重に確かめてください。
やること
- においと光で追い出し、音が止まったことを確かめる
- 床下から屋根まで、3センチ四方の穴を金属たわしや金網で塞ぐ
- 天井裏にネズミがいないかを確かめ、いれば先に減らす

3センチの穴を、床下から屋根まで全部見るのは骨が折れます。何か所あるのかだけでも分かると、自分でやるか任せるかを決められます。

