バルサンの使い方で効果を決めるのは色です|タイプは始動と締め切り時間の違い
ドラッグストアの棚にバルサンが3種類並んでいて、どれを買うか迷っていませんか。
「煙タイプがいちばん強い」と書いているサイトをよく見ます。
ですが、メーカーはそう書いていません。
公式は「どのタイプも色の同じものであれば、薬剤の効果は同じです」としています。
効果を決めているのは色で、タイプではありません。
この記事では、バルサンの公式サイトの記載をもとに、選び方と使い方を整理します。
霧を先に始動すると引火する可能性があるという、あまり知られていない注意も入れました。
- 公式は「どのタイプも色の同じものであれば、薬剤の効果は同じです」と書いている
- タイプはすり板・水ではじめる・霧の3つ。違うのは始動のしかたと締め切り時間
- 霧タイプは火災報知器が反応しません。煙タイプはカバーが要ります
- やること:色を見て買う → カバー5つをかけ、ペットと植物は外へ → 締め切りと換気の時間を守る

何度かバルサンを焚いたのに、また出てくる。そういう段階なら、どこから入っているのかを見てもらうほうが早いかもしれません。
まず、いちばん誤解されているところから片づけます。
公式サイトのFAQに、こう書かれています。
バルサンの医薬品くん煙剤には、煙タイプが2品種(すり板タイプ、水ではじめるタイプ)、霧のタイプが1種類、合計3種類あります。どのタイプも色の同じものであれば、薬剤の効果は同じです。赤タイプと黒タイプがあります。
※出典:バルサン公式サイト(レック株式会社)FAQ・2026年8月27日確認
「煙タイプが最も強力」とは書かれていません。
薬剤の効きは色で決まり、タイプは始動のしかたと締め切り時間の違いです。
3つの違いを並べます。
バルサン3タイプの違い(2026年8月27日確認)
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| タイプ | 始動 | 締め切り | 火災報知器 | 公式が挙げる特徴 |
|---|---|---|---|---|
| すり板 | すり板でこする | 2〜3時間以上 | 反応する | 煙を強く噴出しますので、より隅々に届きやすい |
| 水ではじめる | 水につける | 2〜3時間以上 | 反応する | 水につけるだけで簡単に始動。初めての方にお勧め |
| 霧 | ワンプッシュ | 1時間 | 反応しません | 締め切り時間が1時間と短時間で使える |
出典:同FAQ。締め切りのあとの換気は「30分位」が目安とされています。
かんたんに言うと、買うときに見るのは色です。
タイプは自分の都合で選びます。時間がないなら霧、初めてなら水、隅々まで届かせたいならすり板という分け方になります。
なお、赤と黒で成分がどう違うかは公式に説明が見当たりませんでした。色で効果が変わるというところまでが、確認できている範囲です。
いちばん多い質問が「服はどうするのか」です。
公式は、カバーをかけるものを具体的に挙げています。
- 布団、寝具類、衣類(新聞紙などでもよい。直接肌に触れる可能性が高いもの)
- 銅、真鍮や亜鉛メッキ、銀メッキなど、変色しやすいもの
- 食器棚や冷蔵庫などの外に出している食品、食器
- パソコンやテレビ以外の読み取り機能のある光学機器
- 火災報知器(煙により誤動作します)
※出典:同FAQ。食品と食器は「口の中に薬剤が入らないため」、光学機器は「稀に読み取れなくなる可能性」があるためと説明されています。
新聞紙でよいと書かれているのは、覚えておくと楽です。専用のカバーを買う必要はありません。
そして、カバーではなく外に出すものが2つあります。
ペット(哺乳類)と観葉植物です。
公式は「ペット(哺乳類)は必ず外に出してからくん煙して下さい」「観葉植物なども枯れる場合があるので、外に出してからくん煙して下さい」と書いています。
使う前にやること
- ペット(哺乳類)と観葉植物を部屋の外に出す
- 上のカバー5つをかける
- 引き出しやクローゼットを開けて、薬剤が届くようにする
- 部屋の真ん中に置いて始動する
ここが、ほかのサイトでほとんど見かけない記述です。
公式は、複数のバルサンを使うときの順番について、こう書いています。
霧のバルサンを先に始動すると、すり板始動時引火する可能性があります
※出典:同FAQ・2026年8月27日確認
つまり、別の部屋で2種類を使うなら、すり板を先に始動してから霧という順番になります。
同じ部屋で数個使う場合は、同じタイプで同じ色のものを、用量に合わせて使うよう案内されています。
種類を混ぜないでください。
使えない場所は、車の中と天井裏・床下です
公式は使えない場所も挙げています。
車の中は、シートなど煙が付いたところに直接肌が触れるため使えません。
天井裏、床下も使えません。理由は「構造上煙がうまくいきわたりにくい」ためです。
屋根裏で使おうと考えていた方は、バルサンで屋根裏のネズミは駆除できませんも読んでください。適用害虫にネズミが入っていないことを、製品ごとに数えています。
なお赤ちゃんがいる家庭について、公式は「外出が可能な月齢に達していて(一般的には1ヶ月検診後)」という条件を示しています。
締め切りの時間が過ぎたら、窓や扉を開けて換気します。
目安は30分位です。
そのあと、床に掃除機をかけて駆除した虫を取り除きます。煙に触れた食器は、水洗いしてから使います。
ここで、市販品の範囲を知っておくと判断が早くなります。
公式によると、医薬品のくん煙剤は薬機法の決まりで、ゴキブリ、ダニ、ノミ、ハエ蚊、トコジラミ、イエダニの駆除に限定されています。薬局・ドラッグストアーでしか販売できません。
この6つの外にいる相手には、そもそも効きません。
また、1回で終わらないこともあります。卵で残っていたぶんが後から孵るためで、ゴキブリ対策の考え方はゴキブリ駆除の完全ガイドにまとめてあります。
この章のやること
- 換気30分位のあと、掃除機で虫を取り除く
- 2回目をやっても同じなら、入ってくる経路のほうを疑う

説明どおりに焚いて、換気も掃除もした。それでもまた見かけるなら、部屋の中の問題ではなく入り口の問題かもしれません。
効果は色で決まるので、タイプは都合で選んで構いません。公式は「どのタイプも色の同じものであれば、薬剤の効果は同じです」と書いています。時間がなければ霧タイプ(締め切り1時間)、初めてなら水ではじめるタイプが勧められています。
カバーをかけます。公式は「新聞紙などでもよい」としています。直接肌に触れる可能性が高いものは、必ず覆ってください。
煙タイプは反応するので、カバーが必要です。霧タイプについて公式は「火災報知器が反応しません」と書いています。カバーをかけた場合は、終わったあと外すのを忘れないでください。
30分位が目安とされています。締め切りの時間は霧タイプが1時間、煙タイプが2〜3時間以上で、そのあとの換気になります。
使えません。公式が「構造上煙がうまくいきわたりにくい」として、天井裏・床下・車の中を使用できない場所に挙げています。市販のグッズ全般の選び方は害虫駆除グッズおすすめ商品にまとめています。
バルサンの使い方で最初に迷うのはタイプ選びですが、そこは効果に関係しませんでした。
公式が書いているのは「どのタイプも色の同じものであれば、薬剤の効果は同じです」です。違うのは始動のしかたと締め切り時間で、霧タイプだけが火災報知器に反応しません。
準備でいちばん大事なのはカバー5つで、布団・寝具・衣類は新聞紙でも構いません。
そして、霧を先に始動するとすり板の始動時に引火する可能性があります。順番を守ってください。
やること
- 色を見て買う。タイプは時間と扱いやすさで選ぶ
- カバー5つをかけ、ペットと観葉植物は外に出す
- 締め切り(霧1時間・煙2〜3時間以上)のあと、30分位換気する

正しく使ったのに、しばらくするとまた出てくる。その繰り返しになっているなら、部屋の中ではなく入り口を見てもらう段階です。

