自分でできる対策・見分け方
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タヌキとアライグマの違いは尾のリング|国が誤認しやすいと挙げる3種と足跡の形

Claude
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庭を横切った獣が、タヌキだったのかアライグマだったのか分からない。

そのまま検索して、写真を見比べている人は多いと思います。

ですが、見比べる必要はありません。

見るところは1つです。を見てください。

リング状の縞があるのはアライグマだけです。

この記事では、環境省が出している手引きの記載をもとに、尾・足跡・顔の順で見分け方を整理します。

姿を見ていない場合のために、足跡の形がなぜ違うのかも説明します。

この記事の結論
  • 尾にリング状の縞があるのはアライグマだけ
  • タヌキの尾は短く、20cm以下で縞は無い
  • 姿を見ていないなら足跡。アライグマは人の手に似た形、タヌキは花模様
  • 環境省が「誤認しやすい」と挙げるのはタヌキ・アナグマ・ハクビシンの3種

相手がアライグマらしいと分かっても、天井裏に入られている場合は自分で追い出す話ではなくなります。その段階なら、状況を見てもらうところから始められます。

天井裏の状況と、封鎖まで含めた金額を先に害獣駆除屋に出してもらう

タヌキとアライグマの違いは、尾のリングでほぼ決まります

尾を見れば、その場で分かります。

環境省の手引きは、アライグマの尾を次のように書いています。

尾は長く(20〜41cm 程度)、リング状の縞模様

同じ手引きは、タヌキの尾を「尾は短く(20cm 以下)、縞模様は無い」としています。

※出典:環境省 自然環境局 野生生物課 外来生物対策室「アライグマ防除の手引き(計画的な防除の進め方)」平成23年3月作成・平成26年3月改訂(2026年8月27日確認)

かんたんに言うと、長くて縞のある尾はアライグマ、短くて縞の無い尾はタヌキです。

顔でも分かります。

アライグマは眉間に黒い筋があり、目の周りのマスク模様が大きく出ます。

体色も違います。アライグマは全体的に白っぽく、足も白い部分が多い。タヌキは全体的に茶色っぽく、足はほぼ全体が黒いとされています。

ヒゲも、アライグマは白く目立ち、タヌキは黒く目立ちません。

体長の数字は、別の種と混ざりやすいので注意します

インターネット上では、アライグマの体長を「60〜95cm」と書いているものを見かけます。

これはカニクイアライグマという別の種の数字です。

手引きが挙げている数字を並べると、違いがはっきりします。

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頭胴長 尾長 体重 尾のリング
アライグマ41〜60cm20〜41cm2〜10数kg4〜7条
カニクイアライグマ60〜95cm20〜41cm2〜20kg7〜8本

同手引きの記載(2026年8月27日確認)。手引きは「今のところ日本でのカニクイアライグマの定着は報告されていません」と書いています。

つまり、日本の家のまわりで見かけるアライグマは、頭胴長41〜60cm・尾のリングは4〜7条のほうです。

足跡の形が違うのは、歩き方が違うからです

姿を見ていなくても、足跡が残っていれば分かります。

手引きは、アライグマの足跡を「5本の指がはっきりわかれ、人の手に似る」と書いています。

タヌキのほうは「つま先だけ地面に付けて歩き、花模様に似た足跡」です。

なぜ、ここまで形が変わるのか。

歩き方が違うからです。

手引きはアライグマについて「踵まで地面に付けて歩く」と書いています。人間と同じ歩き方で、専門的には「しょ行性」と呼ばれます。

さらに「前肢の指は長く、物を掴むことができる」とも書かれています。

ここからは編集部の見方です。

踵まで着けて歩けば接地する面積が広くなり、指が長ければその指も一本ずつ跡に出ます。だから人の手のような形になります。

一方のタヌキはつま先だけで歩くので、踵の部分が跡に残りません。肉球と指が離れて並び、花のような形に見えます。

かんたんに言うと、手形に見えたらアライグマ、花に見えたらタヌキです。

国が「誤認しやすい」と挙げているのは3種|アナグマとハクビシンも入ります

手引きは、野外でアライグマと誤認しやすい日本の動物として、タヌキアナグマハクビシンの3種を挙げています。

手引きに書かれている見分けの手がかりを並べました。

環境省の手引きが挙げる4種の見分け方(2026年8月27日確認)

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アライグマ タヌキ アナグマ ハクビシン
長く20〜41cm程度、リング状の縞短く20cm以下、縞は無い短くて太く、長い毛に覆われ縞は無い長く、縞は無い
眉間に黒い筋、マスク模様は大きいマスク模様は鼻から耳へ細長く、鼻筋は白っぽい中央に白い線
足跡・歩き方5本の指がわかれ人の手に似る/踵まで着けて歩くつま先だけで歩き、花模様
体色白っぽい/足は白い部分が多い茶色っぽい/足はほぼ全体が黒い顔から上半身が白っぽい/足は黒い部分が多い足は黒っぽい部分が多い
大きく白い縁取り丸い小さく目立たない顔の大きさに比べて大きい
分布沖縄県を除くほぼ全国北海道・沖縄県を除くほぼ全国一部の府県を除く本州、四国

出典:前掲「アライグマ防除の手引き」。手引きは足跡の図について「農林水産省生産局発行『野生鳥獣被害防止マニュアル−特定外来生物編−』より引用」と注記しています。分布は平成26年3月改訂時点の記載です。

かんたんに言うと、縞のある尾を持つのはこの4種でアライグマだけです。

迷いやすいのはハクビシンとの区別ですが、ハクビシンは顔の中央に白い線が通ります。尾は長いものの、縞がありません。

アナグマは尾が短くて太く、耳が小さいのが手がかりです。

天井にシミが出ている場合は、天井のシミはハクビシンの「ため糞」かもしれないも読んでください。

見分けたあとにやること|アライグマだけ手続きが違います

相手が分かったら、次は捕まえていいかどうかの話になります。

ここで、アライグマだけが別の枠に入ります。

アライグマは特定外来生物で、外来生物法にもとづく防除の枠組みが用意されています。

自治体によって進め方が変わるので、大阪の害獣駆除はアライグマだけ手続きが違うで実例をまとめました。

タヌキやアナグマは在来の獣で、こちらは鳥獣保護管理法の側の話になります。

どちらにしても、見かけたその場で捕まえることはできません。手順は害獣駆除は「捕まえていいか」で手順が変わるにまとめてあります。

なお、細長い体で走り去ったならイタチの可能性もあります。イタチは捕獲の条件がさらに特殊なので、イタチを見たら捕まえないを読んでください。

天井裏にいるなら、種類が確定する前でも業者に相談できます

庭を横切っただけなら、慌てる必要はありません。

天井裏に入られている場合は別です。

糞尿がたまると天井材が傷み、断熱材が使えなくなります。金額が大きく動くのはこの部分で、イタチ駆除の費用は5万〜30万円で内訳を説明しています。

種類が確定していなくても、被害の相談は先に進められます。

タヌキとアライグマの違いに関するよくある質問

よくある質問①

尾以外に、ひと目で分かる違いはありますか

顔です。アライグマは眉間に黒い筋があり、ヒゲが白く目立ちます。タヌキはヒゲが黒く、耳が丸い形です。足の色も、アライグマは白い部分が多く、タヌキはほぼ全体が黒いとされています。

よくある質問②

足跡しか残っていません。判断できますか

できます。指が5本はっきり分かれて人の手のように見えればアライグマ、つま先だけの花のような形ならタヌキです。歩き方が違うので形が変わります。

よくある質問③

ハクビシンとの見分け方は

ハクビシンは顔の中央に白い線があります。尾は長いのですが、アライグマのような縞模様はありません。環境省の手引きも、ハクビシンを「誤認しやすい動物」の1つに挙げています。

よくある質問④

アナグマとはどう違いますか

アナグマは尾が短くて太く、長い毛に覆われています。耳が小さくて目立たない点も手がかりです。目の周りの模様は、鼻から耳に向かって細長く伸びます。

よくある質問⑤

アライグマだと分かったら、自分で捕まえていいですか

いけません。アライグマは特定外来生物で、防除の枠組みにもとづく手続きが必要です。タヌキやアナグマも鳥獣保護管理法の対象で、許可なく捕獲できません。

まとめ:先に尾を見る。無理なら足跡の形で分かれます

タヌキとアライグマの違いは、尾でほぼ決まります。

長くてリング状の縞があればアライグマ、短くて縞が無ければタヌキです。

姿を見ていないなら足跡を見ます。人の手のような形ならアライグマ、花のような形ならタヌキでした。

環境省が誤認しやすいと挙げているのは、タヌキ・アナグマ・ハクビシンの3種です。

やること

  1. 尾に縞があるかを確かめる
  2. 姿を見ていないなら、足跡が手形か花模様かを見る
  3. アライグマだった場合は、捕まえる前に手続きを確認する

相手までは絞れたけれど、どこから入られているのかまでは分からない。屋根裏に上がるのが難しい場合は、侵入口を探すところから見てもらう形になります。

アライグマの侵入口と被害の範囲を見てもらい、封鎖までの金額を害獣駆除屋に出してもらう
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ヨシオ
ヨシオ
自宅&畑の害虫・害獣対策研究家
ぼくの害虫・害獣との馴れ初め(笑)をお話します。 最初は自宅の台所に現れたアリとの戦いから始まりました。そこからシロアリ、コバエ、ハチ、ネズミ、タヌキまで……気づけば害虫・害獣との共存(?)生活を10年以上続けています。 自分で試してうまくいったこともあれば、途中で「これはムリだ!」と業者にお願いした経験もあります。 そのときに学んだのは「プロの技術と、家庭でできる工夫は別物」ということ。どちらにも意味があるし、組み合わせれば最強です。 気軽に読んで、笑って、ちょっとでも役立ててもらえたら嬉しいです。
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