ネズミ駆除業者の失敗は2種類|相談385件の公的データと解約できる条件
ネズミ駆除を業者に頼むとき、多くの人が警戒するのは「高い業者を選んでしまうこと」です。ところが実際に起きている失敗は、料金の失敗と施工の失敗という、性質の違う2つに分かれます。防ぎ方も、気づくタイミングも別物です。
この記事では、国民生活センターが公表したネズミ駆除サービスの相談件数と、公的な記録に残る相談事例を使って、何がどの順番で起きるのかを分解します。そのうえで契約前に確認する5項目と、すでに契約してしまった場合に取れる手段まで整理します。
すでに契約してしまった方は、記事後半の「失敗した後に取れる手段」から読んでください。

失敗は比較できない状況から起きます。比べる相手を先に1社つくっておくと、その状況を避けられます。
先に結論をお伝えします。ネズミ駆除業者で起きる失敗は、次の2つに分けて考えると対策が決まります。
ネズミ駆除の失敗は2種類に分かれる
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| 項目 | 料金の失敗 | 施工の失敗 |
|---|---|---|
| 何が起きるか | 表示額とかけ離れた請求。急かされて即決する | 駆除だけで終わり、侵入口の封鎖が抜けて再発する |
| いつ分かるか | その場〜数日 | 数週間〜数か月後 |
| 原因 | 比較・検討の機会が奪われる | 見積もりに封鎖の工程が入っていない |
| 防ぎ方 | 契約前の手順(相見積もり・即決しない) | 見積書で工程が分かれているかを見る |
| 失敗後の手段 | クーリング・オフ・消費生活センター | 保証条件の確認・再調査 |
この2つは、発覚する時期がまるで違います。料金の失敗はその場で気づけますが、施工の失敗は数か月後にネズミが戻ってきて初めて分かります。
そして、この2つには共通する根っこがあります。国民生活センターが問題点として挙げているのは「事前に複数見積もりを取ることができない」状態に消費者が置かれることです。
ここからは編集部の判断です。ネズミ駆除の失敗は、安い業者を選んだことではなく、他と比べられない状況で決めたことから起きています。安さを避けるだけでは、施工の失敗は防げません。
まず、実際にどれくらいの相談が寄せられているのかを確認します。数字を押さえておくと、この後の話が一般論ではなくなります。
出典と集計の条件
ここで使うデータの出どころを先に示します。
- 資料名:「ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意-若い年代でトラブル急増中!-」
- 発表元:独立行政法人国民生活センター
- 発表日:2024年4月24日
- データ:PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)、2024年3月31日までの登録分
- 当サイトの確認日:2026年8月16日
ここで扱うのは、国民生活センターが2024年4月に公表した2023年度までのデータです。全国の消費生活センター等に寄せられた相談を集計したもので、シロアリ駆除は除かれています。2024年度以降について駆除サービス単独の内訳は公表されていないため(2026年8月16日確認)、現時点で最新の公表値になります。
ネズミ駆除サービスの相談件数【2018〜2023年度】
害虫・害獣の種類ごとに、年度別の相談件数が公表されています。
害虫・害獣別の駆除サービス相談件数の推移【国民生活センター公表】
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| 年度 | ネズミ | ゴキブリ | ハチ | コウモリ |
|---|---|---|---|---|
| 2018年度 | 229件 | 43件 | 225件 | 54件 |
| 2019年度 | 218件 | 43件 | 315件 | 53件 |
| 2020年度 | 270件 | 61件 | 288件 | 83件 |
| 2021年度 | 286件 | 262件 | 408件 | 69件 |
| 2022年度 | 301件 | 226件 | 600件 | 100件 |
| 2023年度 | 385件 | 611件 | 752件 | 114件 |
出典:国民生活センター(2024年4月24日公表)。PIO-NETへの2024年3月31日までの登録分
駆除サービス全体(シロアリを除く)では、2023年度に2,290件が寄せられ、前年の同時期と比べて約1.5倍に増えています。
ゴキブリと並べると、ネズミだけ動き方が違う
同じ表を、2018年度と2023年度の2点だけで比べ直します。集計方法は、両年度の件数から倍率を算出し、小数第2位を四捨五入したものです。
2018年度と2023年度の比較【当サイト集計】
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| 対象 | 2018年度 | 2023年度 | 6年間の倍率 |
|---|---|---|---|
| ネズミ | 229件 | 385件 | 約1.7倍 |
| ゴキブリ | 43件 | 611件 | 約14.2倍 |
| ハチ | 225件 | 752件 | 約3.3倍 |
| コウモリ | 54件 | 114件 | 約2.1倍 |
事実として、2018年度にこの4種のうち相談が最も多かったのはネズミの229件でした。ゴキブリは43件です。

6年前、駆除の相談で最も多かったのはゴキブリではなくネズミでした。
ここからは編集部の分析です。ゴキブリの相談が6年で約14.2倍に急増しているのに対し、ネズミは約1.7倍にとどまります。ネズミのトラブルは最近生まれた新手の手口ではなく、以前から一定量あり続けていると読み取れます。
国民生活センターは、初めて自宅でゴキブリを見た若い世代がパニックになって即決してしまう構図を指摘しています。ネズミの場合は、その急増カーブとは形が違います。
編集部の判断として、ネズミ駆除では新しい手口を警戒するより、以前から続いている定番の流れをそのまま知っておくほうが実際的です。次の見出しで、その流れを実例から分解します。
ネズミの相談は冬に増える
もう1つ、ネズミだけ違う点があります。相談が増える時期です。
相談が増える時期の比較【国民生活センター公表】
| 対象 | 相談が増える時期 |
|---|---|
| ネズミ | 通年寄せられるが、冬(10〜12月)に増加 |
| ゴキブリ | 6月ごろから増え、夏(7〜9月)にピーク |
| ハチ | 夏(7〜9月)に急増 |
| コウモリ | 6月ごろから増え、夏(8〜9月)にピーク |
ネズミ以外の3種は夏がピークですが、ネズミは冬に増えます。ネズミの被害に気づく時期そのものが、他の害虫と半年ずれているためと考えられます。生態や被害のサインについてはネズミ駆除の方法を解説した記事で詳しく扱っています。
編集部の判断です。時期そのものが失敗を生むわけではありません。ただ、寒くなって天井裏の音が気になり始める時期ほど、その場で決めないという一点が効いてきます。
競合記事の多くは「施工技術がイマイチだった」「説明が適当だった」といった一般論で失敗を説明しています。ここでは、公的な記録に残っている具体的な経過をたどります。
公的記録に残っている相談内容
国民生活センターが同じ資料で公表した相談事例のうち、ネズミに関するものです。2023年12月受付、50歳代の女性のケースとして記載されています。
以下は公表された相談事例の1つです。すべてのネズミ駆除でこうなるという意味ではありません。 ただし公的な記録として残っている具体的な経過であるため、何がどの順番で起きたのかを確認する材料になります。
記載されている経過は次のとおりです。
- ネットに「一軒家約5,000円〜」と記載があった業者に、見積もりのために来てもらった
- 「人が入れない場所があるので半分だけ調査する」と説明された
- 「ネズミの侵入経路は見当たらないが、たくさんいるようだ」と説明された
- 動画サイトでネズミ被害の動画を見せられた
- 料金はネットの表示価格と大きく違い、約13万円と言われた
- 不安になっていたので契約し、頭金約5,000円を支払って作業してもらった
- その後、別業者にも来てもらったところ、前の業者が入れないと言っていた部分も調査し「侵入経路がわかった」と説明を受けた
- 別業者から「ホームセンターで売っている粘着シートを数枚引いてあるだけ。素人が作業したのではないか。約13万円は高額だ」と指摘された
- 契約書にクーリング・オフの記載があったため申し出たが、「できない」と言われた
5つの失敗が1件に重なっていた
この1件を当サイトで分類すると、性質の違う失敗が重なっていることが分かります。
事例に含まれていた5つの失敗【当サイト分類】
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| # | 起きたこと | どちらの失敗か |
|---|---|---|
| 1 | 表示「約5,000円〜」に対し請求は約13万円 | 料金の失敗 |
| 2 | 調査範囲が「半分だけ」に限定された | 施工の失敗の起点 |
| 3 | 動画を見せられ、不安な状態で契約した | 料金の失敗 |
| 4 | 実作業は市販の粘着シート数枚だった | 施工の失敗 |
| 5 | クーリング・オフを申し出たが断られた | 事後対応の失敗 |
分類したのは当サイトです。金額のトラブルとして語られやすい事例ですが、中身を分けると、料金の問題と施工の問題が同時に進行しています。
分かれ目は「侵入経路は見当たらない」と言われたとき
ここからは編集部の分析です。この件で流れが決まったのは、約13万円という金額を提示された瞬間ではありません。「ネズミの侵入経路は見当たらない」と説明された瞬間です。
根拠は2つあります。
1つ目は、同じ家を別業者が調査したところ、侵入経路が見つかっている点です。2つ目は、最初の業者が「人が入れない場所がある」として調査を半分に限定していた点です。
侵入経路が「見当たらない」のであれば、封鎖という工程は見積もりに入りようがありません。つまりこの時点で、ネズミ駆除の総額を最も左右する作業が、契約の範囲から外れていたことになります。残ったのは、粘着シートを置く作業だけでした。

「見当たりません」は、探せなかっただけかもしれません。
編集部の判断です。「侵入経路が見当たらない」は、安心してよい説明ではなく確認すべき説明です。調査できなかった範囲がどこかを聞き、その範囲を調べたうえで、あらためて見積もりを出してもらってください。
ここからは、2種類の失敗をそれぞれ防ぐ方法に入ります。まずは料金の失敗です。
3桁台の料金表示には注意する
駆除の作業内容と料金は、住宅の大きさや構造、発生状況によってさまざまになるのが一般的です。国民生活センターも、サイトや広告に「基本料金××円」と表示されていても、現場の状況次第では必ずしもその料金で依頼できるとは限らないとしています。
そのうえで、3桁台の極端に安い料金が表示されている場合、最低料金で依頼できることはまずないと注意を促しています。
先ほどの事例では「一軒家約5,000円〜」の表示に対し、提示額は約13万円でした。作業内容別の妥当な金額についてはネズミ駆除の料金相場をまとめた記事で整理しています。
本当の問題は、比較する機会が消えること
表示額と請求額の差は、失敗の入り口にすぎません。国民生活センターが問題点として挙げているのは、その先です。
不安をあおったり契約を急かしたりする勧誘は、消費者から冷静な判断力や熟慮の機会を奪うおそれがあると指摘されています。実際、トラブルになった後にあらためて他の業者へ依頼して、初めて「相場よりかなり高い」と分かる事例が挙げられています。
編集部の判断です。失敗の原因は、安い業者を選んだことではありません。他と比べられない状態で決めたことにあります。逆に言えば、見積もりが2つ手元にある状態を作れば、この失敗はほぼ起きません。

見積もりが2つ手元にあれば、この失敗はほぼ起きません。その場で決めず、比較材料の1本目として使ってください。
もう一方の失敗です。こちらは契約時には気づけません。数か月後、天井裏で音がして初めて分かります。
ネズミ駆除は、侵入口の封鎖が抜けると再発します。個体を減らしても、入ってくる穴が残っていれば元に戻るためです。駆除の手順そのものはネズミ駆除の方法を解説した記事で扱っています。
見積書で工程が分かれているかを見る
施工の失敗を契約時点で防ぐ方法は1つだけです。見積書の工程が分かれているかを見ることです。
見積書で分かれているか確認する工程
| 工程 | 見積書での確認点 |
|---|---|
| 調査 | 調査した範囲と、調査できなかった範囲が書かれているか |
| 駆除 | 使用する方法が書かれているか |
| 侵入口の封鎖 | 箇所数と、追加が出る条件が書かれているか |
| 清掃・消毒 | 含まれるか、別料金か |
| 再発時の対応 | 期間と、無償になる条件が書かれているか |
工程が「一式」とまとめられている場合は、内訳を書面で出してもらってください
国民生活センターは、契約書面に「サービス内容は一式とだけ記載があった」という、書面に不備があると思われる事例を挙げています。特定商取引法上の訪問販売に該当する場合、業者は種類・数量・価格を記載した書面の交付義務を負います。
先ほどの事例で実作業が粘着シート数枚だったと指摘されたのも、工程が分かれていれば契約前に見えていた可能性があります。なお、料金に封鎖が含まれるかを各社がどう公表しているかは、コミコミ価格に封鎖が入るか検証した記事で確認しています。

工程が「一式」で来たら、内訳を書面で出せる会社と比べるのが早いです。封鎖が何か所で何円かが見えます。
ここまでの2種類の失敗を、契約前の質問に落とし込みます。この5つを聞いてから決めてください。
契約前に確認する5項目
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| # | 確認すること | 確認する理由 |
|---|---|---|
| 1 | 調査できなかった範囲はどこか | そこに侵入口が残っている可能性がある |
| 2 | 侵入口の封鎖は料金に含まれるか。箇所数の上限はあるか | 総額を最も左右する工程 |
| 3 | 追加料金が発生する条件は何か | 現場の状況で金額が動くのが一般的 |
| 4 | 再発したときの対応は。期間と無償になる条件は | 施工の失敗は数か月後に分かる |
| 5 | 見積書に工程ごとの内訳が書かれているか | 「一式」の書面では確認できない |
1番目を先頭に置いているのは、公表された事例で最初につまずいた箇所がここだったためです。「全部見ました」なのか「入れない場所があった」なのかで、その後の見積もりの意味が変わります。
そのうえで、その場では契約せず、少なくとももう1社から見積もりを取ってください。国民生活センターも、複数社から見積もりを取る前提で業者へ連絡するよう促しています。比較・検討の機会を奪うような勧誘をする業者とは契約しない、という線引きも示されています。
業者選び全般の確認ポイントは駆除業者の選び方と契約前の確認ポイントに、各社の公開情報の違いは害獣駆除業者を公式9社で比較した記事にまとめています。
ここからは、すでに契約してしまった方に向けた内容です。
ここで紹介するのは制度の一般的な説明です。あなたの契約が該当するかどうかは、契約の形や書面の内容によって変わります。 判断に迷う場合は、消費生活センターへ相談してください。
まず、訪問販売にあたるかを確認する
安価な価格表示を見て訪問を依頼し、実際の請求額に相当の開きがあった場合。あるいは、見積もりのつもりで訪問してもらった業者と、その場で説明されたサービスについて契約した場合。
こうしたケースは、特定商取引法上の訪問販売に該当する可能性があると国民生活センターは示しています。自宅に来てもらって契約したかどうかが、最初の分かれ目です。
該当する場合、書面を受け取った日から数えて8日以内
訪問販売に該当する場合、契約書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、クーリング・オフ(無条件での契約解除)ができます。
通知は書面または電磁的方法(メールなど)で行います。そして見落とされやすい点として、クーリング・オフ期間内に工事が行われていても、無償で元どおりに戻すよう求めることができます。作業が終わっているからあきらめる、という話ではありません。
起算日の数え方は契約の形によって変わります。日付が微妙な場合は、自分で判断せず次の窓口に相談してください。
「できない」と言われたら、そこで止めない
国民生活センターは、業者がクーリング・オフの申し出を妨害していると考えられる事例が見られると指摘しています。実際、先ほどの事例でも契約書に記載があったにもかかわらず「できない」と言われています。
編集部の判断です。業者の回答は最終判断ではありません。断られた時点が、相談すべきタイミングになります。
8日を過ぎていても、あきらめる前に確認する
クーリング・オフの期間を過ぎても、解約できる場合があります。
国民生活センターが例として挙げているのは、契約の大切な部分について事実と違うことを告げられ、消費者が誤認して契約した場合です。このときは、誤認していたことに気づいた時から1年間、または契約締結時から5年間は取消しができるとされています。
相談先は消費者ホットライン188
消費者ホットライン188(いやや!)は、住んでいる地域の消費生活センター等を案内する全国共通の3桁の電話番号です。
電話する前にそろえておくとよいものを挙げます。編集部として、話が早く進む順に並べました。
- 契約書と見積書
- 業者のサイトや広告のスクリーンショット(表示金額が分かるもの)
- 支払いの記録(クレジットカードの明細、振込控えなど)
- 業者とのやり取りの日時のメモ
状況別|取れる可能性のある手段
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| 今の状況 | 取れる可能性のある手段 | 期限・根拠 |
|---|---|---|
| 自宅に来てもらい、その場で契約した | 訪問販売に該当する可能性があり、クーリング・オフ | 契約書面を受け取った日から数えて8日以内 |
| 8日以内だが、もう作業が終わっている | クーリング・オフ。無償で元どおりに戻すよう求められる | 同上 |
| 「クーリング・オフはできない」と言われた | 妨害にあたる可能性。消費生活センターへ相談 | 国民生活センターが妨害事例を指摘 |
| 8日を過ぎてしまった | 事実と違うことを告げられ誤認していた場合、取消しができる場合がある | 誤認に気づいた時から1年間/契約締結時から5年間 |
| 契約書に「一式」としか書かれていない | 書面に不備がある可能性。消費生活センターへ相談 | 特商法は種類・数量・価格の記載を求める |
| どれに当たるか分からない | 消費者ホットライン188 | 全国共通・3桁 |
制度の一般的な説明です。個別の契約で使えるかどうかは、消費生活センターへご相談ください
最後に、駆除業者へ電話する前の選択肢を1つ挙げます。競合記事ではほとんど触れられていませんが、無料で相談できる第三者の窓口があります。
公益社団法人日本ペストコントロール協会は、全国47都道府県に地区協会を設置しています。各協会には「害虫相談所」が設けられており、電話などによる相談受付を無料で行っています(都道府県協会一覧・2026年8月16日確認)。
現場調査や防除施工が必要な場合は原則有料になりますが、相談内容に応じた事業者の紹介も可能とされています。国民生活センターも先の資料の中で、消費者がこの相談窓口をより活用できるよう、業界団体に普及・啓発を求めています。
市役所や保健所、管理会社との使い分けについては害虫駆除はどこに相談するかをまとめた記事で整理しています。
駆除だけで終わり、侵入口が塞がれていない場合は再発します。ただしこれは業者に頼むこと自体が無意味という意味ではなく、見積書で工程が分かれているかを確認すれば防げる問題です。駆除の手順はネズミ駆除の方法を解説した記事をご覧ください。
自宅に来てもらって契約した場合は、訪問販売に該当し、クーリング・オフができる場合があります。契約書面を受け取った日から数えて8日以内が目安です。業者に断られても終わりではないので、消費者ホットライン188から消費生活センターへ相談してください。
調査できなかった範囲がないかを確認してください。 国民生活センターが公表した相談事例では、調査を半分に限定した業者が「侵入経路は見当たらない」と説明し、後から別業者が調べると侵入経路が見つかっています。範囲を確認したうえで、見積もりを出し直してもらうのが安全です。
国民生活センターの公表値では、ネズミ駆除サービスの相談は2018年度229件から2023年度385件に増えています。ただし同じ期間にゴキブリが43件から611件へ増えたような急増ではなく、以前から一定量あり続けているのがネズミの特徴です。
金額そのものより、その金額に何の工程が含まれるかで決まります。同じ金額でも、封鎖が入っているかどうかで買っている内容が変わるためです。作業内容別の費用はネズミ駆除の料金相場をまとめた記事で確認できます。
まず管理会社や大家へ連絡してください。建物の構造に関わる封鎖工事は、入居者の判断だけで進められない場合があります。連絡した結果、自分で手配するよう案内されてから業者を探すことになります。
ネズミ駆除業者の失敗は、料金の失敗と施工の失敗に分かれます。前者はその場で、後者は数か月後に分かります。
国民生活センターに届いたネズミ駆除の相談は2023年度で385件。急増したわけではなく、以前から続いている流れです。公表された事例で分かれ目になったのは、「侵入経路は見当たらない」と説明された時点でした。
契約前に5項目を確認し、その場で決めずにもう1社から見積もりを取ってください。すでに契約してしまった場合も、クーリング・オフや消費生活センターという手段が残っています。

契約前にもう1社。それだけで、料金の失敗と施工の失敗の両方を避けられます。

