ハチ駆除と岐阜県の研究所|スズメバチの誤解7つを挙げています
岐阜でハチの巣を見つけたとき、市に頼めるのかを調べました。
岐阜市は駆除も補助も行っていません。
ただし岐阜には、他県で見かけない資料がありました。
岐阜県森林研究所が「あなたの誤解はらします」という副題で、スズメバチの誤解を7つ挙げて否定しています。
- 岐阜市はハチの巣の駆除も補助も行わない
- ただし県内には補助を出す市がある。市によって割れている
- 県の研究所は7つの誤解を挙げて否定している
- 一度刺すと死ぬのはミツバチだけ。スズメバチは何度でも刺せる
- 虫よけスプレーはスズメバチには効かない

「軒下に巣ができたが、市に相談すれば何かしてもらえると思っていた」という人は、業者に見てもらうところから始めることになります。
先に、頼む先と金額の話から書きます。
岐阜市は駆除も補助もしません
岐阜市ははっきり書いています。
保健所では、ハチの巣の駆除は行っていません。
岐阜市では、ハチの巣の駆除に対する補助制度はありません。
※出典:岐阜市「ハチの巣の駆除」(生活衛生課 058-252-7195)を2026年8月31日に確認
各務原市も同じで、私有地の巣は所有者が業者を手配することになります。
ただし県内には補助を出す市があります
一方で、岐阜県内にはスズメバチの駆除費に補助を出している市があります。
同じ県内でも、住んでいる市によって扱いが割れているということです。
金額や条件は市ごとに違います。駆除を頼む前に、自分の市のサイトを見てください。
申請に事前の相談が要る例や、駆除後の領収書と写真を求める例があります。
補助の条件がどう違うかは、大分の例を大分のスズメバチ駆除は登録業者でないと補助が出ないにまとめました。業者を決める前に市のサイトを見るという順番は、岐阜でも同じです。
岐阜市が相場を示している資料は見つかりませんでした。金額の決まり方は蜂の駆除業者はおすすめ順で選べないに書いています。
ここからが、岐阜で見つかった資料です。
岐阜県森林研究所が「スズメバチってどんなハチ? −あなたの誤解はらします−」という記事を公開しています。
県の研究所が挙げる7つの誤解(2026年8月31日確認)
| 誤解 | 資料の答え |
|---|---|
| どんなハチも人を刺す | 刺して問題になるのはスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチ・マルハナバチの仲間 |
| ハチは一度刺すと死ぬ | ミツバチに限った話。スズメバチは何度でも刺せる |
| ハチ刺されにアンモニアが効く | 全くの誤り。水で洗って冷やす |
| 人が死ぬのはハチ毒のせい | ほとんどがアレルギー性のショックによる窒息死 |
| 2回以上刺されると危ない | ハチ毒アレルギーを持つ人はごく一部 |
| 虫よけスプレーをつけておけば安心 | 巣を守るスズメバチには全く効果がない |
| 巣は翌年また使われる | 秋には空になり、再利用されることはない |
出典:岐阜県森林研究所「スズメバチってどんなハチ? −あなたの誤解はらします−」(大橋章博/岐阜県の林業 2001年12月号掲載)を2026年8月31日に確認
2001年の記事です。ただし内容はスズメバチの生態と誤解の話で、制度のように年で変わるものではありません。
刺されたときの手当ては蜂に刺された時の対処法は3つに、巣の放置は蜂の巣を放置するとどうなるかにまとめています。
一度刺すと死ぬのはミツバチだけです
7つのうち、身を守るうえで効くものを2つ取り上げます。
1つ目は、針の構造の違いです。
ミツバチの毒針は先端に「かえし」がついているので一度刺したら抜けない構造になっています。
刺した針は、腹部の末端ごと相手の体に残ります。そのためミツバチは死にます。
スズメバチの毒針にはその構造がありません。何度でも刺すことができます。
「一度刺したから、もう刺されない」は成り立ちません。
巣を見つけたときにやること3項目|近づかない・払わない・下がる
2つ目は、持っている道具の話です。
虫よけにはスプレータイプや直接皮膚に塗るタイプがありますが,いずれも蚊など吸血性の虫を防ぐものです。
スズメバチは巣を守るために刺しに来るので、虫よけの効く相手ではありません。
資料は、寄ってきたときの動き方も書いています。
- 虫よけに頼らない(蚊を防ぐもので、スズメバチには効かない)
- 手で払わない
- 速やかに、かつ静かに後ろへ下がる
しません。補助もありません。
岐阜市は「保健所では、ハチの巣の駆除は行っていません」「ハチの巣の駆除に対する補助制度はありません」としています。私有地の巣は所有者が業者を手配することになります。
市によって違います。
岐阜市と各務原市に補助はありません。ですが県内には、スズメバチの駆除費に補助を出している市があります。
金額と条件は市ごとに違います。駆除を頼む前に、自分の市のサイトを確かめてください。
刺します。
岐阜県森林研究所は、一度しか刺さないのはミツバチに限った話だとしています。
ミツバチの毒針は先端に「かえし」があって抜けません。スズメバチの毒針はそうではなく、何度でも刺せます。
順に見ると、次にやることが決まります。
- 自分の市に補助があるか。岐阜市と各務原市には無いが、県内には出す市がある
- 虫よけを持っているか。持っていても、スズメバチには効かない
- 刺されたときにアンモニアを考えていないか。効果はない。水で洗って冷やす
スズメバチは何度でも刺せます。自分でどうにかしようとせず、巣の場所と高さを伝えて業者に見てもらう流れになります。
なお同じ資料は、スズメバチがケムシやコガネムシなど農林業の害虫の天敵でもあると書き添えています。

「脚立で届く高さだから自分で取れそう」と思った人ほど、刺される距離まで近づくことになります。

