自分でできる対策・見分け方
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ネズミの侵入経路はどう探す?中野区の点検実例23枚と、鏡と指を使う見つけ方

Claude
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天井裏で音がする。台所にフンが落ちている。

どこから入っているのかを探そうとして、手が止まる人は多いはずです。家の外も中も、隙間はいくらでもあります。

そこで、自治体が公表している資料を集めました。中野区は、点検の実例を写真で公開しています。屋外編と屋内編をあわせて23枚あります。

先に言っておくと、「何センチ以下なら大丈夫」という基準は、資料からは決まりませんでした。

この記事の結論
  • 通れる隙間の目安は1cmから3cmまで開く。資料によって3倍違う
  • だから数字ではなく、場所で覚える。中野区の点検実例は屋外12枚・屋内11枚
  • 探す道具は鏡と指。通り道になった場所は黒くなる
  • 分電盤・ブレーカーまわりは自分でふさがない(感電と火災の恐れ)

「実例の場所を自分で全部見て回れる気がしない」と感じた人は、点検だけを先に頼むこともできます。

ネズミの侵入口の点検から、害獣駆除110番に見てもらう

ネズミが通れる隙間は1cm〜3cm|自治体で3倍ひらいています

「何センチ以下ならふさがなくていいか」は、資料からは決められません。

自治体が挙げている数字を並べると、こうなります。

ネズミが通れる隙間の数字を自治体5件で比べた図。横浜市・渋谷区・中野区は1cm、江東区1.5cm、中野区の屋外編2.5cm、板橋区3cm
同じ「ネズミが通れる隙間」なのに、資料で1cmから3cmまで開きます

自治体が挙げる「ネズミが通れる隙間」

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自治体 数字 資料の書き方
横浜市1cm1cmの穴でも通り抜ける
渋谷区1cm1センチメートルほどの隙間があれば出入りできる
中野区1cm程度1cm程度の隙間から侵入します
江東区1.5cm人の親指が入るほど(約1.5センチメートルぐらい)
中野区2.5cmポイントは2.5cmの隙間です(屋外編の見出し)
板橋区3cmクマネズミは、3cmの「すきま」があると出入りできます

出典:横浜市・渋谷区・江東区・板橋区の各ネズミ防除ページ、中野区「ネズミの侵入箇所点検実例写真集」を2026年8月30日に確認して当サイトが整理。

同じ「通れる隙間」なのに、いちばん小さい数字といちばん大きい数字で3倍ひらいています。中野区にいたっては、1つの資料の中に1cmと2.5cmの両方が出てきます。

数字がひらく理由の手がかり

板橋区が、注意としてこう書いています。

小さな穴でも歯が丈夫なので、かじって広げます

※出典:板橋区「侵入口をふさぐ!」(2026年8月25日確認)

いまの穴の大きさが、そのまま入口の大きさとは限らないということです。

種類による違いもあります。板橋区の3cmはクマネズミについての数字でした。家に出るネズミは3種類いて、体長も行動も違います。詳しくは家に出るネズミの種類は3つにまとめてあります。

かんたんに言うと、数字で線を引こうとすると迷います。この記事では、場所で覚える方法をとります。

なお、ゴキブリの場合は名古屋市が5mm〜1cmという数字を出しています(ゴキブリはどこから入るのか)。相手が変われば見る隙間の大きさも変わります。

この章でやることは1つです。

  1. 「何cm以下なら平気」で判断するのをやめて、次の章から場所で見ていく

探す道具は鏡と指です|中野区が点検の実例を写真で出しています

用意する道具は、特別なものではありません。

中野区は「ネズミの侵入箇所点検実例写真集」という資料を公開しています。実際の点検写真に、見るべき場所と見方が書き添えられています。

その中に、探し方が出てきます。

  • 鏡を使い下から見ること(床下通風口の上部を見るとき)
  • 鏡と指を使い点検(基礎と壁の間を見るとき)
  • 角は特に隙間ができやすいので、そこを重点的に見る

※出典:中野区「ネズミの侵入箇所点検実例写真集」(2026年8月30日確認)

目で見えない場所は、鏡を差し込んで見る。手が入る場所は、指でなぞる。この2つです。

前提として、家の中は全部つながっています

同じ資料は、点検の前提をこう書いています。

一般の家には外壁と内壁があり、天井、床下、全ては空間でつながっています。家の外・内両方の点検が重要です。

外だけ、中だけを見ても足りないということです。次の2つの章で、外と中に分けて見ていきます。

屋外の実例12枚|配管の貫通部と戸袋から入ります

中野区の屋外編が挙げている場所を、資料の順に並べます。

中野区の点検実例(屋外編)

場所 資料が書いている状態
床下通風口破損している
床下通風口破損はないが上部に隙間がある(鏡を使い下から見ること)
散水栓ボックスフタがない
基礎と壁の間隙間あり(鏡と指を使い点検)
基礎と壁の角角に特に隙間ができやすい
バランス釜の排気口上部
水道管壁の貫通部分
エアコンの配管壁の貫通部分(パテがはがれている)
配管のカバーカバーがついている場合は開口部に注意
雨戸の戸袋戸袋から壁の内部へ侵入することが多い
戸袋の内部石膏ボードが削られていた例
換気扇ダンパーが閉じないと壁を登り直接台所へ

出典:中野区「ネズミの侵入箇所点検実例写真集」屋外編を2026年8月30日に確認して当サイトが整理。「12枚」は編集部が数えた写真の枚数で、資料に合計は書かれていません。同じ床下通風口が状態別に2枚あるので、場所の数はこれより少なくなります。

配管が壁を貫いているところが3つ入っています。水道管、エアコンの配管、カバー付きの配管です。

エアコンの配管については「パテがはがれている」と書かれていました。取り付け時にふさいであっても、年数が経つとはがれます。

戸袋も2つ入っています。中野区は「戸袋から壁の内部へ侵入することが多い」と書いています。

この章でやることは2つです。

  1. 家の周りを一周して、上の12か所を順に見る
  2. 床下通風口と基礎まわりは、鏡を下から差し込んで見る

屋内の実例11枚|通り道は黒くなります

屋内編も同じ形で並べます。

中野区の点検実例(屋内編)

場所 資料が書いている状態
玄関のカマチ下からでてくる
洗濯機の排水口排水口が大きい場合
押入の天板ずれている場合
和室のカモイ(ナゲシ)通り道にしているために真っ黒に
カモイ(ナゲシ)隙間のアップ
コンベックの点検口内部により配管まわりに隙間が
流し台の下排水管まわり
ブレーカーの下部出入していたためカバーが真っ黒
分電盤カバーをはずすと壁の内部に通じる隙間が見える
(対策の例)金網をつめて隙間をふさぐ
(対策の例)流し台下の排水管まわりを金属タワシでふさぐ

出典:中野区「ネズミの侵入箇所点検実例写真集」屋内編を2026年8月30日に確認して当サイトが整理。「11枚」は編集部が数えた写真の枚数です。下の2枚は侵入口ではなく、ふさぎ方の例として載っています。

黒くなっているところが手がかりです

2か所に、同じ言葉が出てきます。

「真っ黒に」「真っ黒」です。

和室のカモイは「通り道にしているために真っ黒に」、ブレーカーは「出入していたためカバーが真っ黒」と書かれていました。

同じ場所を何度も通ると、体の汚れが移って黒くなります。隙間を探して見つからないときは、色の変わっているところを探してください。

穴を先に探すより、黒くなった線をたどるほうが早いことがあります。

この章でやることは2つです。

  1. 押入の天板、流し台の下、洗濯機の排水口を順に見る
  2. 隙間が見つからないときは、黒く汚れている場所を探す

やってはいけないのは分電盤まわりです|自分でふさがない

見つけても、自分でふさいではいけない場所があります。

中野区は、資料の中に警告を出しています。

分電盤やブレーカー周辺は、自分で穴ふさぎを行わないでください。感電や火災など思わぬ事故につながる恐れがあります。疑わしい時は必ず電気工事業者に依頼してください。

※出典:中野区「ネズミの侵入箇所点検実例写真集」(2026年8月30日確認)

「疑わしい時は必ず電気工事業者に依頼してください」と書かれています。害虫駆除の業者ではなく、電気工事業者です。

前の章のとおり、ブレーカーの下部と分電盤は侵入口の実例として挙がっています。見つかりやすい場所であり、同時に自分では触れない場所ということになります。

この章でやることは1つです。

  1. 分電盤・ブレーカーまわりに隙間や黒い汚れを見つけたら、そこは触らずに記録だけしておく

点検からふさぐまでの順番は4つ

中野区は、やる順番も示しています。

中野区が示す4つの段階

段階 中身
① 外壁の点検ガス管、水道管、電線、エアコン配管等の貫通部、通風口、戸袋の奥、基礎の通気口、基礎のズレ、トンネル。窓・ドアの開けっ放しも要注意
② 室内の点検配管や電線が壁を貫通しているところ、押し入れ、天袋の奥や家具の裏、壁の隙間や穴、流しの下、排水口、配電板
③ 巣の除去押し入れや天袋の奥、冷蔵庫や家具の下、引出の中を点検して巣を取る
④ ネズミの駆除毒餌、粘着シート、カゴワナなど。ペットがいる場合は誤食に注意

出典:中野区「ネズミの侵入箇所点検実例写真集」(2026年8月30日確認)

点検が先で、駆除が最後です。

巣を取るときの注意

③について、資料に一文が添えられています。

その時ダニが落ちていることがあるので、殺虫剤をスプレーしてから除去するとよいでしょう

巣にはダニがいます。ネズミがいなくなったあとに刺されるのは、この理由です。

ふさぐ材料は場所で変わります

中野区が挙げているのは「トタン、金網を打付ける、ステンレスタワシを穴に詰める」です。

場所ごとにどの材料を使うかは、費用の話とつながります。戸袋、電線導入部、通気口などで指定される材料が違うので、一軒家のネズミ駆除の費用にまとめてあります。

この章でやることは3つです。

  1. 外を見る → 中を見る、の順で回る
  2. 巣を見つけたら、取る前に殺虫剤をかける
  3. 毒餌や粘着シートは、ふさぐ場所を決めてから使う

業者に頼む判断は、点検できない場所が残るかどうかです

23枚の実例をひととおり見ても、届かない場所は残ります。

屋根裏でネズミが動いている場合の考え方はバルサンで屋根裏のネズミは駆除できませんにまとめてあります。

分かれ目になるのは、次の4つです。

  • 天井裏や壁の中に入って見ることができない
  • 分電盤・ブレーカーまわりに隙間がある(自分でふさげない)
  • 屋外の基礎まわりが、植木や物置でふさがれて見られない
  • 一度ふさいだのに、また音がする

4つ目が出たときは、見落としが残っています。中野区が書いているとおり、家の中は全部つながっているので、1か所残ると入り直されます。

自分で見た範囲は伝えたほうが早く進みます。「押入と流し台の下は見た、天井裏は見ていない」と言えるだけで、業者の点検の順番が変わります。

見られなかった場所だけ、害獣駆除屋に点検してもらう

ネズミの侵入経路に関するよくある質問

よくある質問①

ネズミは何センチの隙間から入りますか

資料によって1cmから3cmまで開きます。横浜市・渋谷区・中野区は1cm前後、江東区は1.5cm、板橋区はクマネズミについて3cmとしています。

板橋区は「小さな穴でも歯が丈夫なので、かじって広げます」とも書いています。数字だけで判断しないでください。

よくある質問②

エアコンの配管から入りますか

中野区は、屋外編・屋内編の両方でエアコンの配管の貫通部分を挙げています。屋外編の写真には「パテがはがれている」と書き添えられていました。

取り付けたときにふさいであっても、年数が経つとはがれます。

よくある質問③

侵入口が見つからないときはどうしますか

隙間ではなく、黒くなっている場所を探してください。中野区の資料は、和室のカモイを「通り道にしているために真っ黒に」、ブレーカーのカバーを「出入していたため真っ黒」と説明しています。

それでも見つからないときは、天井裏や壁の中など、自分で見られない場所が残っている可能性があります。

よくある質問④

分電盤の隙間は自分でふさげますか

ふさがないでください。中野区は「感電や火災など思わぬ事故につながる恐れがあります。疑わしい時は必ず電気工事業者に依頼してください」と書いています。

よくある質問⑤

ふさいだのにまた音がします

見落としが残っている可能性があります。中野区は「一般の家には外壁と内壁があり、天井、床下、全ては空間でつながっています」と書いており、1か所残れば入り直されます。

外と中の両方を、もう一度見直してください。

まとめ:数字で決めず、実例の場所を順に見ます

「何センチ以下なら大丈夫」は、公的資料からは決まりませんでした。

  • 通れる隙間の目安は1cmから3cmまで開く(自治体5件を比べた結果)
  • 板橋区は「小さな穴でもかじって広げます」と注意している
  • 中野区の点検実例は屋外12枚・屋内11枚
  • 道具は鏡と指。通り道になった場所は黒くなる
  • 分電盤・ブレーカーまわりは自分でふさがない(電気工事業者へ)
  • 順番は外壁の点検 → 室内の点検 → 巣の除去 → 駆除
  • 巣を取る前に殺虫剤をかける(ダニが落ちていることがある)

やることの順番は3つです。

  1. 家の周りを一周して、屋外の12か所を鏡と指で見る
  2. 家の中で、押入・流し台の下・洗濯機の排水口と、黒く汚れた場所を見る
  3. ふさぐ場所を決めてから、毒餌や粘着シートを使う

「一度ふさいだのに、また音がする」という状態なら、見落としが1か所残っています。どこを見ていないかを整理するところから始められます。

見落としが残っていないか、害獣駆除110番に調べてもらう
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ヨシオ
ヨシオ
自宅&畑の害虫・害獣対策研究家
ぼくの害虫・害獣との馴れ初め(笑)をお話します。 最初は自宅の台所に現れたアリとの戦いから始まりました。そこからシロアリ、コバエ、ハチ、ネズミ、タヌキまで……気づけば害虫・害獣との共存(?)生活を10年以上続けています。 自分で試してうまくいったこともあれば、途中で「これはムリだ!」と業者にお願いした経験もあります。 そのときに学んだのは「プロの技術と、家庭でできる工夫は別物」ということ。どちらにも意味があるし、組み合わせれば最強です。 気軽に読んで、笑って、ちょっとでも役立ててもらえたら嬉しいです。
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