埼玉県の害獣駆除|県が3つのゾーンに分けて対策の強さを変えている
埼玉で天井裏に足音がしたとき、市役所が動いてくれるのかは住んでいる地域で変わります。
埼玉県は県内を3つのゾーンに分け、地域ごとに対策の強さを変えているためです。
この記事では2026年8月24日に埼玉県アライグマ防除実施計画を確認し、ゾーンの分け方と市町村の役割を整理しました。
自分の地域がどのゾーンかで、電話したときの返事が変わります。
- 埼玉県は生息密度から県内を最重点・重点・定着警戒の3ゾーンに分けている
- 捕獲を実際に行うのは市町村。県は計画づくりと技術的な支援
- わな猟免許がなくても、条件を満たせば捕獲の従事者になれる
- ただし天井裏の封鎖と清掃は行政の枠の外。自費で業者に頼む
- やること:自分の地域のゾーンを知る → 市町村へ電話 → 封鎖は2社で見積もり

制度を調べる前に、天井裏の工事がいくらになるのかを知っておきたい方もいると思います。
県と市町村で、やることがはっきり分かれています。
埼玉県アライグマ防除実施計画は、県が計画の策定と技術的支援、市町村が捕獲と捕獲個体の処理を担うと定めています。
つまり捕獲の相談先は市町村です。
ただし捕獲と、住みつかれた家を直すことは別の作業になります。
侵入口の封鎖と糞尿の清掃は行政の枠に入りません。
- 侵入口の封鎖が見積もりに入っているか。何か所か
- 糞尿の清掃と消毒が入っているか
- 断熱材の交換が要るか。要るなら金額はいくらか
- 再発したときの保証の年数と、対象になる作業
- 見積書が概算か、確定した金額か
捕獲だけで終わる見積もりに注意してください。穴が残っていれば、次の個体が同じ場所から入ります。
「駆除費いくら」ではなく、何をいくつやるかで決まります。
編集部でイタチの工事69件を数えたところ、費用は5万〜30万円にひらきました。
5件に1件で断熱材に手が入っていました。入ると金額が大きく跳ねます。
内訳はイタチ駆除の費用は5万〜30万円にまとめています。
主要9社の公式サイトを同じ項目で確認したところ、料金を公表していたのは3社だけでした。
結果は害獣駆除業者ランキングを公式9社で検証にまとめています。
要確認:埼玉県が害獣駆除の相場を公表している資料は見当たりませんでした(2026年8月24日確認)。
自宅の金額は、天井裏を見てもらわないと出ません。

市町村が捕獲まで来てくれても、穴をふさぐ人は別に手配することになります。
県は生息密度の推定から、地域ごとに対策の強さを変えています。
埼玉県アライグマ防除実施計画のゾーン区分
← 横にスクロールできます →
| ゾーン | 対象の地域 | 対策の内容 |
|---|---|---|
| 最重点対策ゾーン | 西部地域/北部地域の南部 | 被害が報告されていない区域でも徹底した防除を行う |
| 重点対策ゾーン | 中央地域/秩父地域の中央部・東部/北部地域の残り/東部地域の北部・西部 | 被害発生地点を徹底し、周辺でも積極的に防除する |
| 定着警戒ゾーン | 上の2つ以外 | 定着前・定着初期の対策で、定着そのものを阻止する |
埼玉県「アライグマ防除実施計画」(令和4年4月変更)より。2026年8月24日に確認しました。
区分のもとになっているのは、1キロメートル四方ごとに生息のしやすさを推定した地図です。
かんたんに言うと、住んでいる地域によって、市町村が動き出す早さが変わります。
最重点対策ゾーンでは、被害の報告が無い場所でも防除を行うと書かれています。
自分の市町村がどのゾーンかは、市町村の担当課に聞くのが確実です。
意外に思われるかもしれませんが、計画に書かれています。
原則はわな猟免許を持つ人が小型の箱わなを使う形です。
ただし計画には、小型の箱わなを使う場合、適切な捕獲と安全に関する知識及び技術を有していると認められる者については、わな猟免許非所持者であっても従事者とすることができると記載されています。
手続きは市町村が窓口です。
- 捕獲を行う人は、実施する市町村に登録する
- 市町村が従事者証を発行し、従事者台帳で管理する
- 従事者証の有効期間は発行日から3年間
- 県が研修会を開いて従事者を養成している
※埼玉県「アライグマ防除実施計画」(令和4年4月変更)より。
勝手に罠を置くのではなく、登録してから始めるという順番です。
なお計画は、捕獲数が増えても被害の抑制には至っていないと書いています。
平成14年度に初めて2頭が捕獲されて以降、令和2年度には8,080頭まで増えました。
捕獲のあった市町村は、令和2年度で蕨市を除く62市町村でした。
防除実施計画の対象はアライグマとカニクイアライグマだけです。
ハクビシンやタヌキは外来生物法ではなく鳥獣保護管理法の対象で、捕獲には許可が要ります。
つまり天井裏にいるのがどれかで、進む道が変わります。
さいたま市については、市が撮影した記録から相手の絞り方を別の記事にまとめました。
- さいたま市の害獣駆除|市のカメラ369回の内訳と、市が動く獣の線引き
法律ごとの扱いの違いはハクビシン・アライグマ・イタチ・コウモリは捕獲に許可がいるで扱っています。
県は来ません。
埼玉県アライグマ防除実施計画では、県が計画の策定と技術的支援、市町村が捕獲と捕獲個体の処理を担うと定めています。捕獲の相談は市町村の担当課になります。
市町村の担当課で確認できます。
計画では最重点対策ゾーンを西部地域と北部地域の南部、重点対策ゾーンを中央地域や秩父地域の中央部・東部などとしています。市町村単位の割り当ては担当課へお問い合わせください。
条件を満たせば従事者になれます。
計画には、小型の箱わなを使う場合で適切な捕獲と安全に関する知識及び技術を有していると認められる者は、わな猟免許非所持者であっても従事者とすることができると記載されています。まず市町村へ登録してください。
戻りません。
捕獲と、侵入口の封鎖や糞尿の清掃は別の作業です。
行政の計画は野外での防除を目的にしているため、住宅の修繕までは含まれません。
封鎖と清掃は自費で業者に頼むことになります。
アライグマとは扱いが違います。
防除実施計画の対象はアライグマとカニクイアライグマです。
ハクビシンやタヌキは鳥獣保護管理法の対象で、捕獲には許可が必要になります。
市町村によって対応が異なるため、担当課へご確認ください。
埼玉の害獣対応は、住んでいる地域と相手の獣で進み方が変わります。
県は生息密度から県内を3つのゾーンに分け、最重点対策ゾーンでは被害の報告が無い区域でも防除を行うとしています。
捕獲を担うのは市町村で、わな猟免許がなくても条件を満たせば従事者になれます。
ただし天井裏の封鎖と清掃は行政の枠の外です。
- 自分の市町村の担当課へ電話し、ゾーンと対応の範囲を聞く
- 相手がアライグマ以外なら、許可がいるかどうかを確かめる
- 封鎖と清掃は2社に同じ条件で見積もりを出してもらう

捕獲まで来てもらえても、穴が残っていれば同じ季節にまた足音が始まります。

