兵庫のシロアリ駆除は県の窓口では終わらない|相談1,734件を数えた
兵庫でシロアリが出たとき、県の窓口に相談すれば片づくのか。
答えははっきりしています。県の窓口は「特定の工事業者の紹介」を受けないと公式に明記しています。
この記事では2026年8月24日にひょうご住まいサポートセンターの公開情報を確認し、令和7年度の相談1,734件を数えました。
窓口でできることと、そこから先を分けて書きます。
- 県の窓口は業者の紹介も、業者との仲裁も受けないと明記している
- 令和7年度の相談1,734件の13分類に、シロアリという項目は無い
- 建築士の専門相談まで進むのは年31件。月2回・1回30分・1案件1回
- つまり床下の調査と施工は、最初から民間業者に頼むことになる
- やること:2社に来てもらう → 施工面積と保証年数をそろえて比べる

窓口に電話する前に、自宅の床下がいくらになるのかを知っておきたい方もいると思います。
これは推測ではなく、公式に書かれていることです。
ひょうご住まいサポートセンターは、相談を受けられないものを一覧で示しています。
- 住宅以外の建築物(店舗、事務所等)に関するもの
- 営利を目的とするもの
- 裁判所で係争中のもの
- 業者に対する指導、業者との間の仲裁や斡旋
- 特定の物件、特定の工事業者の紹介
- 設計業務、文書の作成・添削
※ひょうご住まいサポートセンター「住まいの相談事業」より(2026年8月24日確認)。
「この業者は大丈夫か」と聞いても、答えは返ってきません。
相談できるのは兵庫県内に在住・在勤・在学の方で、一般の消費者が対象です。
業者を選ぶ基準は害虫駆除業者の選び方と悪質業者の見分け方にまとめています。
シロアリ駆除は坪ではなく、平米いくらで出す会社が多くあります。
編集部で生協10件を並べたところ、平米単価は1,320円から1,980円まで差がありました。
10坪相当の総額では2.4倍ひらいています。
保証年数が5年か10年かで単価が変わる会社もありました。集計は生協のシロアリ駆除は10生協で価格が違うにまとめています。
坪単価の見積もりと平米単価の見積もりは、どちらかにそろえないと比べられません。
1坪はおよそ3.3平米なので、平米単価に3.3を掛ければ坪単価になります。
要確認:兵庫県がシロアリ駆除の相場を公表している資料は見当たりませんでした(2026年8月24日確認)。
自宅の金額は、床下を見てもらわないと出ません。

窓口では金額の話ができないと分かった以上、床下の広さを測ってもらうところから始めることになります。
ひょうご住まいサポートセンターは、相談の実績を分類ごとに公開しています。
ひょうご住まいサポートセンター 令和7年度の相談件数
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| 分類 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 借地借家 | 758 | 43.7% |
| 戸建て補修 | 269 | 15.5% |
| 不動産取引等 | 167 | 9.6% |
| 分譲マンション | 160 | 9.2% |
| その他 | 93 | 5.4% |
| 賃貸住宅入居情報 | 82 | 4.7% |
| 戸建て建設 | 63 | 3.6% |
| 相隣関係 | 60 | 3.5% |
| 融資・税関係 | 32 | 1.8% |
| 専門相談(建築士) | 31 | 1.8% |
| 建築技術 | 17 | 1.0% |
| 分譲住宅宅地情報 | 1 | 0.1% |
| 共同住宅建設 | 1 | 0.1% |
| 合計 | 1,734 |
ひょうご住まいサポートセンター「令和7年度相談状況(相談項目別構成)」より。令和8年3月末現在の数字です。
13の分類に、シロアリ・防蟻・害虫という項目はありません。
シロアリの相談が寄せられた場合、入るとすれば「戸建て補修」の269件の中です。
その269件の内訳も公開されており、いちばん多いのは「トラブル」の116件でした。
ただしトラブル116件の中身は公表されていません。シロアリが何件かは分からない、というのが正確なところです。
建築士に見てもらえるのは年31件。月2回・30分・1人1回
一般相談のあとに、建築士による専門相談へ進める仕組みがあります。
無料ですが、条件が細かく決まっています。
- 一般相談を受けたうえで、専門相談が有効と判断された場合のみ
- 毎月第1・第3火曜日(原則)の13時から16時、予約制
- 相談時間は原則30分
- 原則1案件につきおひとり1回
※ひょうご住まいサポートセンター「住まいの相談事業」より(2026年8月24日確認)。
1,734件のうち専門相談は31件で、全体の1.8%でした。
建築士が自宅の床下へ来てくれる制度ではありません。技術的な助言を口頭で受ける枠です。
一般相談の電話は078-855-5170で、月曜から金曜の9時30分から12時と、13時から16時30分に受け付けています。
兵庫は南北に長く、相手の種類で被害の進み方が変わります。
政令市の神戸市については、市の窓口の扱いを別の記事にまとめました。
- 神戸市のシロアリ駆除|相談先は衛生ではなく住まいの窓口だった
神戸市にお住まいなら、県の窓口より先に市の窓口を確かめたほうが早く着きます。
駆除には来ません。
ひょうご住まいサポートセンターが行っているのは住まいに関する相談で、床下の調査や薬剤の処理は民間業者へ依頼することになります。
紹介は受けられません。
センターは相談を受けられないものとして「特定の物件、特定の工事業者の紹介」を明記しています。「業者に対する指導、業者との間の仲裁や斡旋」も同じく対象外です。
来訪して見てもらう制度ではありません。
専門相談は建築士が技術的な助言を口頭で行う枠で、毎月第1・第3火曜日の予約制、原則30分、1案件につき1人1回と記載されています。令和7年度の実績は31件でした。
公表されていません。
令和7年度の13分類にシロアリという項目が無いため、件数を切り出すことができません。入るとすれば「戸建て補修」の269件の中になります。
消費生活センターが相談先になります。
兵庫県立消費生活総合センターの相談ダイヤルは078-303-0999です。住まいの相談窓口は業者との仲裁や斡旋を行わないため、契約のもめごとは別の窓口になります。
兵庫県の住まいの窓口は、相談を受けて助言するところまでです。
業者の紹介も、業者との仲裁も受けないと公式に書かれています。
令和7年度の相談1,734件の13分類にシロアリの項目は無く、建築士の専門相談まで進んだのは31件でした。
つまり床下の調査と施工は、最初から民間業者に頼むことになります。
- 神戸市にお住まいなら、先に市の記事で窓口の扱いを確かめる
- 2社に来てもらい、施工面積と保証年数をそろえて見積もりを出してもらう
- 契約を迫られたときだけ、消費生活センター(078-303-0999)へ相談する

比べる相手が1社もいないと、出てきた金額が高いのか安いのか判断できません。

