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飲食店のゴキブリ駆除は「衛生管理計画」に書く項目|手引書が示す頻度は年2回

Claude
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飲食店でゴキブリが出たとき、業者の探し方は住宅と同じではありません。

住宅なら「今すぐ来てくれるか」で選びます。飲食店ではその作業を計画に書き、記録として残せるかが問われます。扱いがそもそも違うためです。

この記事では2026年8月18日に厚生労働省サイトの手引書を確認し、計画に何を書くことになっているかを整理しました。

この記事の結論
  • 飲食店の害虫対策は衛生管理計画に書いて実施し、記録する枠組みの中にある
  • 手引書の必須7項目に「そ族・昆虫対策」は入っていない。追加すべき内容のとして示されている
  • その例では、頻度が6月と11月、方法が駆除作業を実施
  • 業者選びの基準:決めた頻度で来るか/作業が書面に残るか/営業時間外に入れるか

記録に残せる報告書を出す会社かどうかは、聞けば最初に分かります。店の面積を伝えるところからです。

記録に残せる報告書を出せるか、害虫駆除110番で確かめる

飲食店のゴキブリ駆除は「衛生管理計画」に書く項目

住宅の駆除が「買うかどうか」なら、飲食店は「書いて残すかどうか」です。

食品衛生法の改正により、令和3年6月1日からHACCPに沿った衛生管理が制度化されました。

小規模な飲食店向けには、厚生労働省のサイトに手引書が掲載されています。公益社団法人日本食品衛生協会が作成した「HACCPの考え方に基づく衛生管理のための手引書(小規模な一般飲食店事業者向け)」で、対象は従業員数が数名程度の一般飲食店です。

この手引書は、HACCPの考え方に基づく衛生管理をこう説明しています。

食中毒予防の三原則を基本に、今取り組んでいる衛生管理とメニューに応じた注意点をあらかじめ衛生管理計画として明確にし、実施し、記録する、この一連の作業のことです。

そして、その狙いを衛生管理の「見える化」だと書いています。

やることが増えるというより、すでにやっていることを書いて残す形に変わった、という説明のしかたです。

ここが住宅との分かれ目です。駆除そのものより、「いつ・どうやって・問題があったらどうするか」を決めておくことが求められます。業者に頼む場合も、この枠に収まる形でなければ計画として機能しません。

必須の7項目に「そ族・昆虫対策」は入っていない

先に、正確なところをお伝えします。

手引書の「一般的衛生管理のポイント」の様式に並んでいる項目は、次の7つです。

手引書の様式にある一般的衛生管理のポイント

← 横にスクロールできます →

番号 項目 頻度の選択肢(様式の記載)
原材料の受入の確認原材料の納入時・その他
庫内温度の確認(冷蔵庫・冷凍庫)始業前・作業中・業務終了後・その他
③-1交差汚染・二次汚染の防止始業前・作業中・業務終了後・その他
③-2器具等の洗浄・消毒・殺菌始業前・使用後・業務終了後・その他
③-3トイレの洗浄・消毒始業前・作業中・業務終了後・その他
④-1従業員の健康管理 等始業前・作業中・その他
④-2手洗いの実施トイレの後、調理施設に入る前、盛り付けの前 ほか

手引書の記載による(2026年8月18日確認)。

この7つに、そ族・昆虫対策は含まれていません。「飲食店はゴキブリ駆除が義務」という説明を見かけますが、手引書の必須項目としては書かれていません。

では、どこに出てくるのか。手引書はこう続けます。

施設によっては、(1)に挙げた項目以外の内容が重要になることもあります。その場合には、それらの内容も記載してチェックを行うようにしましょう。

そのうえで3つの例が挙げられ、そのひとつが例2「そ族・昆虫対策」です。

ここからは編集部の判断です。厨房でゴキブリが実際に出ている店なら、この「重要になる内容」に当たると考えるのが自然です。必須ではないが、出ている以上は書かないほうが不自然、という位置づけになります。

なお例1「施設・設備の衛生管理」の説明にも、調理環境はゴキブリなどの衛生害虫等の発生・混入を起こさないよう清掃しましょう、と書かれています。清掃の側からも触れられています。

手引書が示す頻度は「6月と11月」

具体的な頻度が、記載例として示されています。

手引書に載っている「そ族・昆虫対策」の記載例

記載例
いつ6月と11月
どのように駆除作業を実施
問題があったとき作業中にそ族・昆虫を見つけた時には、可能な限り駆除するとともに繁殖場所や侵入経路を確認し、必要な対策をとる

手引書の記載による(2026年8月18日確認)。あくまで記載の例であり、この頻度が定められているわけではありません。

対策の目的も明記されています。そ族(ネズミ)や衛生害虫などが調理環境内へ侵入したり発生することで、二次汚染や異物混入を起こさないようにする、というものです。

読み落としやすいのが3行目です。見つけたときにやることが「駆除」で終わっていません。繁殖場所と侵入経路の確認まで含まれています。

つまり、その場のゴキブリを退治して終わりという作業では、この欄を埋められません。

「今いる分をなんとかしてほしい」という頼み方だと、計画に書ける形になりません。

スポット対応だけを想定している業者か、決めた頻度で入る前提の業者か。早い段階で確かめられます。

店のゴキブリの発生源を、害虫駆除110番に見てもらう

業者選びの基準が住宅とは変わる

確認する項目そのものが入れ替わります。

住宅の依頼では、封鎖が料金に含まれるか、保証は何年か、今日来られるかを見ます。飲食店では、そこに営業と記録の都合が加わります。

住宅と飲食店で変わる確認項目

← 横にスクロールできます →

観点 住宅の場合 飲食店の場合
頻度1回で終わらせたい決めた頻度で継続して入れるか
記録特に不要作業内容が書面で残るか
時間帯在宅できる時間営業時間外や定休日に入れるか
薬剤家族やペットへの配慮食品を扱う場所で使える薬剤か
範囲住居内厨房・客席・ゴミ置き場・搬入口

編集部が手引書の記載をもとに整理したものです。

記録が残るかどうかは、住宅ではまず出てこない観点です。手引書は各項目について日誌に記録することを求めており、記録を保管する章も設けられています。業者の作業も、そこに書ける形でなければ意味が薄くなります。

薬剤についても事情が違います。調理場は食品を扱う場所なので、住宅と同じ感覚では選べません。どの薬剤をどこに使うのかを、事前に説明してもらってください。

住宅の場合の料金相場や作業内容はゴキブリ駆除を業者に頼む料金・費用にまとめています。飲食店は定期契約になることが多く、1回あたりの考え方が変わる点にご注意ください。

大手に頼む場合の注意はダスキンのゴキブリ駆除の口コミを全件分類が参考になります。同じ会社でも店舗によって対応が割れる、という論点を扱っています。

なお手引書が対策の対象に挙げているのはそ族(ネズミ)と衛生害虫です。ネズミが出ている場合の考え方はネズミ駆除の方法を完全解説にまとめました。

契約前に確認する4項目

見積もりの金額より先に、続けられる形かどうかを見ます。

手引書の欄を埋められるかどうか、という観点で並べました。

  1. 決めた頻度で入れるか(年2回なのか、月1回なのか。回数と時期を先に決める)
  2. 作業報告書が出るか(いつ・どこに・何をしたかが残る形式か)
  3. 営業時間外に作業できるか(閉店後や定休日に入れるか。追加費用の有無)
  4. 見つけたときの対応まで含むか(駆除だけでなく、繁殖場所と侵入経路の確認まで頼めるか)

※編集部が手引書の記載をもとに整理したものです。

4番目が要点です。手引書は問題があったときの欄に、繁殖場所や侵入経路を確認し、必要な対策をとると書いています。ここを業者に任せられるかどうかで、翌年の状況が変わります。

急を要する場面での相談先は害虫駆除の24時間対応業者は「受付」だけ?で扱っています。受付時間と実際に動ける時間は別物です。

繁殖場所と侵入経路まで見てもらえるかで、翌年の状況が変わります。そこを任せられるか聞いてみてください。

出ている場所と数を伝えて、ゴキブリの発生源を害虫駆除屋に調べてもらう

飲食店のゴキブリ駆除業者に関するよくある質問

よくある質問①

飲食店はゴキブリ駆除が義務ですか

手引書の必須項目としては書かれていません。

小規模な一般飲食店事業者向けの手引書で、一般的衛生管理のポイントの様式に並んでいるのは、原材料の受入から手洗いまでの7項目です。そ族・昆虫対策はそこに含まれず、施設によっては重要になる内容の例として示されています。

よくある質問②

手引書には駆除の頻度が書いてありますか

記載例として6月と11月が示されています。

「いつ」の欄に6月と11月、「どのように」の欄に駆除作業を実施と書かれています。ただしこれは記載の例であり、この頻度が定められているわけではありません。

よくある質問③

自分で駆除しても計画に書けますか

書く欄そのものは自店の作業でも埋められます。

手引書の様式は、いつ・どのように・問題があったときどうするかを自分で決めて記載する形式です。ただし問題があったときの欄には、繁殖場所や侵入経路を確認し必要な対策をとることが例として書かれています。そこまで自店で行えるかが判断の分かれ目になります。

よくある質問④

業者に頼むとき、住宅と何が違いますか

記録と時間帯が加わります。

住宅では封鎖の有無や保証年数が中心ですが、飲食店では決めた頻度で入れるか、作業内容が書面に残るか、営業時間外に作業できるか、食品を扱う場所で使える薬剤かが加わります。

よくある質問⑤

保健所が駆除してくれますか

今回の調査では確認できませんでした。

手引書は事業者が自ら衛生管理計画を作り、実施し、記録する枠組みを示したものです。保健所の対応は自治体によって異なるため、必要であれば管轄の保健所へ直接ご確認ください。

まとめ:金額より「書ける形か」で選ぶ

飲食店のゴキブリ駆除は、住宅とは選び方の軸が違います。

手引書の必須7項目にそ族・昆虫対策は入っていません。ただし施設によっては重要になる内容の例として示されており、その例では6月と11月に駆除作業を実施、見つけたときは繁殖場所と侵入経路の確認まで求められています。

厨房で実際に出ているなら、この欄を埋めることになります。決めた頻度で入れて、作業が書面に残り、営業時間外に動ける業者を選んでください。その条件で2社を比べれば、金額の差が何によるものかも見えてきます。

衛生管理計画に書く形にできるかは、金額より先に決まる条件です。

年2回の作業と記録を含めた費用を、害虫駆除110番に出してもらう
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ヨシオ
ヨシオ
自宅&畑の害虫・害獣対策研究家
ぼくの害虫・害獣との馴れ初め(笑)をお話します。 最初は自宅の台所に現れたアリとの戦いから始まりました。そこからシロアリ、コバエ、ハチ、ネズミ、タヌキまで……気づけば害虫・害獣との共存(?)生活を10年以上続けています。 自分で試してうまくいったこともあれば、途中で「これはムリだ!」と業者にお願いした経験もあります。 そのときに学んだのは「プロの技術と、家庭でできる工夫は別物」ということ。どちらにも意味があるし、組み合わせれば最強です。 気軽に読んで、笑って、ちょっとでも役立ててもらえたら嬉しいです。
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