長野市で害獣駆除の許可を取ると1週間かかります|対象18種と申請の書類
天井裏で音がして、市役所に電話しようとしていませんか。
長野市は害獣を捕まえに来てくれません。
市が出すのは捕獲の許可です。
そして、その許可も今日は出ません。
長野市は「許可証等の交付までに1週間程度かかります」と書いています。
この記事では、長野市が実際にしてくれることと、許可が出るまでの日数を先に示します。
そのうえで、市が挙げている対象の獣18種を「家に入る獣かどうか」で仕分けました。
- 長野市は害獣を駆除しない。出すのは捕獲の許可
- 許可証の交付まで1週間程度。市が「余裕をもって申請してください」と書いている
- 対象の獣類は18種。ネズミは5種載っているが、全部が野ネズミ
- やること:相手を絞る → 1週間待てるか決める → 森林いのしか対策課(026-224-8470)へ

天井裏の音が毎晩続いていて、1週間も様子を見ていられない。そういう状態なら、先に現地を見てもらう相談から始められます。
長野市がするのは、捕獲の許可を出すところまでです。
野生の鳥や獣を捕まえることは、法律で原則として禁止されています。
その法律が「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」、略して鳥獣保護管理法です。
ただし、農林水産業や生活環境の被害を防ぐ目的なら、許可を得て捕獲できます。
長野市はこの許可を出す窓口を持っています。
ここで、読者がいちばん見落とすところがあります。
申請すればすぐ捕れるわけではありません。
長野市は次のように書いています。
申請書類の提出後、許可証等の交付までに1週間程度かかりますので、余裕をもって申請してください。
※出典:長野市「野生鳥獣に関するご案内」(更新日2026年8月4日・2026年8月27日確認)
かんたんに言うと、今夜の音を止める手段ではありません。
なお、申請の手数料は無料です。狩猟免許を持っていない人でも、条件を満たせば許可の対象になります。
窓口は農林部の森林いのしか対策課(第二庁舎8階・電話026-224-8470)です。
許可が要る理由と獣ごとの手順は害獣駆除は「捕まえていいか」で手順が変わるにまとめてあります。
長野市が挙げている獣類は18種です。
その一覧を、住宅に入ってくる獣かどうかで仕分けました。
長野市が捕獲許可の対象に挙げる獣類18種(仕分けは編集部)
| 家に入るか | 獣 |
|---|---|
| 入る | ハクビシン、アライグマ、タヌキ、アナグマ |
| 敷地や畑に来る | キツネ、ノイヌ、ノネコ、イノシシ(イノブタを含む)、ヌートリア、ノウサギ、ミンク |
| 庭や畑の土の中 | アズマモグラ、コウベモグラ |
| 野山のネズミ | アカネズミ、スミスネズミ、ハタネズミ、ヒメネズミ、ヤチネズミ |
18種の一覧は長野市「野生鳥獣に関するご案内」の記載(2026年8月27日確認)。どこに出る獣かの仕分けは編集部の整理です。
かんたんに言うと、天井裏に入るのは上の4種です。
ここで注意してほしいのが、いちばん下の5種です。
ネズミが5種も載っていますが、どれも野山のネズミです。
家に出るドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミは、1種も入っていません。
家ネズミは鳥獣保護管理法の対象外なので、そもそも捕獲許可が要りません。この課の話ではないということです。
理由は家ネズミだけが法律の対象外で説明しています。
なお、クマとイノシシに出あったときの行動は、長野市が野生獣(クマなど)の出没で別に案内しています。
長野市のページに、害獣駆除の費用の目安は書かれていません。
業者を紹介するという記載も見当たりませんでした。
シロアリなどの虫については、長野市保健所が電話で業者の紹介を受け付けています。長野市でシロアリ駆除を頼む前にで扱ったとおりです。
獣のほうは、同じ案内が見つかりません。紹介を受けられるかどうかは、森林いのしか対策課に確認してください。
つまり長野市では、金額の見当を市から得ることができません。
見積もりを2社以上から取って、自分で比べることになります。
金額の幅と、その幅がなぜ開くのかはイタチ駆除の費用は5万〜30万円で説明しています。
この章のやること
- 許可が出るまでの1週間を待てるかどうかを決める
- 待てないなら業者に切り替え、封鎖と清掃が金額に入っているかを聞く

1週間待つあいだにも被害は進むし、そもそも自分でわなを扱う自信がない。そういう場合は、捕獲から封鎖までまとめて見てもらう形になります。
自分で申請する場合に要るものは、次のとおりです。
- 捕獲許可申請書
- 被害区域図
- 猟具の構造等のわかるもの(猟具の写真や取扱説明書の写し)
- 表明・確約書(長野県猟友会員以外の場合)
3つ目に気をつけてください。
猟具の写真や取扱説明書が要るということは、わなを先に用意しないと申請できないということです。
なお、被害者から依頼を受けた人が代わりに申請する場合は、被害者からの依頼書が加わります。狩猟登録者以外は損害保険の写しが必要になることもあります。
業者に出させる書面の見方は害獣駆除業者の選び方で確かめる書面3つにまとめました。
申請の流れ
- わなを用意し、写真か取扱説明書の写しをそろえる
- 被害の場所が分かる区域図を描く
- 森林いのしか対策課へ申請書類を出す
- 1週間程度で許可証が交付される
1週間のあいだにできること
許可を待つ時間は、ただ待つ時間ではありません。
餌になるものを片づけ、侵入口の見当をつけておきます。
被害の様子を写真に撮っておくと、区域図を描くときに役立ちます。
駆除は行っていません。市が出すのは捕獲の許可までです。捕まえるのは自分か業者になります。
長野市は「許可証等の交付までに1週間程度かかります」と書いています。今日や明日の対応には使えません。
捕獲等許可申請の手数料は無料です。ただし、わなの費用は自分で用意することになります。
なりません。対象に挙がっているアカネズミ・スミスネズミ・ハタネズミ・ヒメネズミ・ヤチネズミは、すべて野山のネズミです。家のネズミは鳥獣保護管理法の対象外で、許可そのものが要りません。
害獣について紹介するという記載は、長野市のページに見当たりませんでした。虫については長野市保健所が電話で受け付けています。獣の場合は森林いのしか対策課に確認してください。
長野市の害獣駆除で、市がしてくれるのは捕獲許可を出すところまでです。
その許可も、交付まで1週間程度かかります。手数料は無料ですが、わなは自分で用意することになります。
対象の獣類18種のうち、天井裏に入るのはハクビシン・アライグマ・タヌキ・アナグマの4種でした。
やること
- 音や足跡から相手の獣を絞る
- 許可が出るまでの1週間を待てるかどうかを決める
- 待てるなら森林いのしか対策課(026-224-8470)へ、待てないなら業者へ

相手がはっきりしない、わなを扱う自信がない、1週間待てない。どれか1つでも当てはまるなら、現地を見てもらうところから始められます。

