クモ駆除の料金は単独で公表されていません|相場の代わりに見る3つ
「クモ駆除 相場」で調べても、金額がはっきり出てこないと思います。
それは探し方の問題ではありません。
業者の料金ページを開くと、クモは単独で金額が出ていないことがほとんどです。
「別途相談」と書かれているか、ほかの虫とまとめた一括の金額になっています。
この記事では、公表されている金額をそのまま並べたうえで、相場の代わりに何を見るかを整理します。
あわせて、毒のあるクモに当たったときの扱いも公的資料で確認します。
- クモは料金ページで単独の金額が出ない。「別途相談」かまとめ扱い
- 公表されている例:ダスキンはクモを含む7種で1回27,500円〜
- 相場の代わりに見るのはまとめ扱いの範囲・作業の単位・再訪問の3つ
- 毒があるのはゴケグモ属。特定外来生物で、国が「素手で触らない」と求めている

種類が分からないまま数が増えているなら、金額を調べるより先に何のクモかを見てもらうほうが早い場合があります。
まず、公表されている金額をそのまま出します。
クモ駆除の料金の公表状況(当サイトが各社の公表ページから転記)
← 横にスクロールできます →
| 会社 | クモの扱い | 金額 |
|---|---|---|
| 害虫駆除110番 | その他(チョウバエ・ハエ・クモ・毛虫等) | 別途相談 |
| ダスキン「不快害虫駆除サービス」 | クモ・ムカデ・ヤスデ・ダンゴムシ・ナメクジ・カメムシ・アリの7種 | 1回ごと27,500円(税抜25,000円)〜 |
出典:害虫駆除110番 公式サイト(2026年8月8日確認・9日再確認)/ダスキン公式サイト。ダスキンは「害虫の種類数や作業規模によって異なるため、お見積り」と併記しています。詳細は害虫駆除110番の料金と口コミを検証とダスキンにダニ駆除は頼める?にまとめました。
かんたんに言うと、クモだけの値段は出てきません。
ここからは編集部の見方です。
ゴキブリやシロアリには単独の金額が出るのに、クモには出ない。扱いが「その他」や「不快害虫」というくくりになっているからです。
同じくくりに入る虫の数や、作業する範囲で金額が動くため、あらかじめ1つの数字にできないという構造だと考えられます。
「相場が見つからない」は、調べ方が足りないのではなく、公表されていないということです。
金額が出ないなら、金額の決まり方を先に聞くことになります。
- まとめ扱いの範囲(同じ料金で何種類まで見てくれるのか)
- 作業の単位(部屋ごとか、家一軒か、屋外を含むか)
- 再訪問の条件(1回で終わらなかったときに追加費用が出るか)
ダスキンが「害虫の種類数や作業規模によって異なる」と書いているとおり、動くのはこの3つです。
害虫別の金額の目安そのものは害虫駆除の費用相場はいくら?にまとめてあります。見積書で確かめる項目は害虫駆除業者の選び方にあります。
この章のやること
- 「クモだけでいくら」ではなく、まとめ扱いの範囲を聞く
- 屋外(外壁・軒下)が作業に入るかを確かめる
金額が出ていない相手に見積もりを頼むときほど、範囲を先に決めておくと後から動きません。
「でかいクモ」で検索されることが多いので、そこも整理します。
家の中で見る大きなクモは、巣を張らずに歩き回る種類が多いです。網戸や壁を歩いているのはこの型です。
一方、軒下や外壁に丸い網を張っているクモは屋外の種類です。
この2つは、対処の入口が違います。
- 室内を歩くタイプ:入ってくる経路をふさぐ話になります
- 屋外で網を張るタイプ:網と卵のうを取る話になります
かんたんに言うと、中を歩いているなら隙間、外に網があるなら網そのものです。
侵入経路の考え方は害虫駆除の再発防止は可能?にまとめてあります。
なお、大きさと毒の強さは関係ありません。次の章のとおり、日本で注意が呼びかけられているクモは大きくありません。
環境省が注意を呼びかけているクモがいます。
セアカゴケグモとハイイロゴケグモです。
在来種以外のゴケグモ属は、人の生命・身体に係る被害を理由に特定外来生物に指定されています
※出典:環境省「セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモ」(2026年8月27日確認)
咬まれた場合の症状も書かれています。
局所には「疼痛、熱感、痒感、紅斑、硬結、区域リンパ節の腫張」が生じ、通常は数時間から数日で軽減されます。ただし「脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあり」、重症の場合は進行性の筋肉麻痺が起こるとされています。
そして対処です。
「素手で捕まえたり、さわらないようにしてください」
家庭用殺虫剤やその他の物理的な方法で駆除でき、周囲に潜んでいる個体や卵の確認も求められています。発見したときは、住んでいる自治体へ連絡するよう書かれています。
使う道具|環境省が挙げているのは家庭用殺虫剤です
環境省は駆除の手段について、家庭用殺虫剤またはその他の物理的な方法で駆除できるとしています。
特別な薬剤は挙げられていません。市販のスプレーで足りるという書き方です。
ただし周囲に潜んでいる個体や卵の確認も求められているので、1匹に薬をかけて終わりにはなりません。
市販グッズの選び方は害虫駆除グッズおすすめ商品にまとめてあります。
自治体はクモを駆除しません
見つけて連絡しても、行政が駆除に来るわけではありません。
世田谷区の例を挙げます。区はセアカゴケグモ・ハイイロゴケグモについて専用ページを置いていますが、区がすることは「駆除しない。大量に発見した場合は相談を求めている」でした。
※出典:世田谷区の各ページを2026年8月24日に確認して当サイトが整理。詳細は世田谷区の害虫駆除で区が動くのはハチだけにあります。
かんたんに言うと、連絡先はあるが、作業は自分か業者ということです。
単独の金額は公表されていません。害虫駆除110番は「別途相談」、ダスキンはクモを含む7種まとめて1回27,500円(税抜25,000円)〜と記載しています。まとめ扱いの範囲と作業の単位で動きます。
種類によります。ゴケグモ属は特定外来生物で、環境省が素手で触らないよう求めています。それ以外の家のクモについて、駆除を求める公的な記載は確認できていません。
大きさと毒の強さは関係ありません。室内を歩き回るタイプなら侵入経路をふさぐ話、屋外に網を張っているタイプなら網と卵のうを取る話になります。
世田谷区の例では、ゴケグモ属について専用ページを置いていますが「駆除しない。大量に発見した場合は相談を求めている」という扱いでした。連絡先はありますが、作業は自分か業者になります。
環境省は局所症状として疼痛・熱感・痒感・紅斑などを挙げ、通常は数時間から数日で軽減するとしています。ただし脱力や頭痛などの全身症状が数週間続くことがあり、重症時は進行性の筋肉麻痺が起こるとされています。
クモ駆除の相場が出てこないのは、業者が単独で公表していないからでした。
公表されているのは「別途相談」か、ほかの虫とまとめた1回27,500円〜という形です。
だから聞くのは金額ではなく、まとめ扱いの範囲・作業の単位・再訪問の条件の3つになります。
毒があるのはゴケグモ属で、特定外来生物です。環境省は素手で触らないよう求め、発見したら自治体へ連絡するよう書いています。ただし自治体は駆除しません。
やること
- 室内を歩いているのか、屋外に網があるのかを分ける
- 見積もりでは、まとめ扱いの範囲と屋外を含むかを聞く
- 赤い斑紋のあるクモを見たら触らず、自治体へ連絡する

種類も範囲も分からないまま数だけ増えている、という状態がいちばん見積もりにくい部分です。そこから見てもらえます。

