クビアカツヤカミキリの報奨金はいくら?1匹30〜100円、9制度の金額と条件
首の赤いカミキリムシを捕まえると、お金がもらえる。
そんな話を聞いて、本当なのか、いくらなのかを調べている人が多いようです。「1匹500円」という数字も見かけますよね。
そこで、自治体の公式ページを1つずつ開いて確かめました。確認したのは2026年10月7日です。
分かったのは、制度は本当にあること、ただし金額は1匹あたり30〜100円相当で、住んでいる人に限る制度がほとんどだということです。
- 金額が付く制度は9つ見つかった。埼玉県の6市町村、東京都福生市、群馬県館林市、茨城県の県の事業
- いちばん多い形は「10匹で500円分」。1匹500円の制度は、確認できた中にはなかった
- 現金と明記しているのは川島町だけ。商品券やプリペイドカードの制度が多い
- 2026年度は、予算に達して7月に終わった制度が2つある
- 生きたまま運ぶのは法律で禁止。その場で駆除してから持って行く
1匹で数百円になる制度は、確認できた中にはありませんでした。
9つの制度を、同じ項目で並べます。「1匹あたり」の列は、編集部が割り算したものです。
クビアカツヤカミキリの駆除に金額が付く制度(2026年10月7日確認)
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| 自治体 | もらえるもの | 1匹あたり【編集部計算】 | 上限 | 対象の人 |
|---|---|---|---|---|
| 埼玉県川島町 | 1匹につき現金100円 | 100円 | 予算700万円で終了 | 埼玉県内に住む人 |
| 群馬県館林市(2025年度) | 1匹あたり50円。10匹から | 50円 | 200匹まで | 市内に在住・在勤・在学の人 |
| 東京都福生市 | 10匹で商品券500円分 | 50円相当 | 1人100匹まで | 市内での駆除に協力した人 |
| 埼玉県越生町 | 10匹で商品券500円分 | 50円相当 | 1人100匹まで | 町に住民票がある人 |
| 埼玉県鳩山町 | 10匹で商品券500円相当 | 50円相当 | 1人1年度5,000円まで | 町内に住む人 |
| 埼玉県東秩父村 | 10匹で500円 | 50円 | 1年度1,500円(30匹)まで | 村内に住む小学生以上 |
| 茨城県(いばらきカミキリみっけ隊) | 10匹でプリペイドカード500円分 | 50円相当 | 記載なし | 小学生以上の県民 |
| 埼玉県東松山市 | 30匹で地域通貨2枚(1枚500円分) | 約33円相当 | 予算に達して終了 | 市内に住む人 |
| 埼玉県滑川町 | 10匹で300円 | 30円 | 1年度1,500円(50匹)まで | 町に住民票があり住んでいる人 |
各自治体の公式ページを編集部が確認しました。東秩父村は村のページが開けなかったため、埼玉県の「市町村の取り組みについて」(2026年9月8日掲載)の記載です。茨城県は水戸市のページ(2026年6月9日更新)の記載です。館林市は2025年度の資料で、2026年度の内容は確認できていません。
かんたんに言うと、9つのうち5つが「10匹で500円分」です。
「500円」は、10匹での金額です
「外来種のカミキリムシは500円」という話は、ここから来ていると考えられます。
1匹で500円になる制度は、確認できた9つの中にはありませんでした。10匹まとめて持って行って、500円分の商品券やカードと換える形です。
10匹に足りないと、申請できない制度もあります。滑川町と東秩父村は、10匹未満の人は申請できないと書いています。東松山市は、30匹未満では交付できないと書いています。
現金と明記しているのは川島町だけです
「現金」と書いているのは、川島町の制度だけでした。館林市、滑川町、東秩父村は、金額だけが書かれています。
福生市、越生町、鳩山町、東松山市は、その市や町で使える商品券です。茨城県はプリペイドカードです。
ほかの市や町の人が持って行っても、対象にならない制度がほとんどです。
9つのうち8つは、住んでいる場所などを条件にしています。5つは、その市や町や村に住んでいる人だけが対象です。館林市は、市内で働く人と学校に通う人も対象にしています。川島町は埼玉県内に住む人、茨城県の事業は県民が対象でした。
福生市だけは、住所の条件が書かれていません。市内に生息するものを駆除した人が対象です。
駆除した場所にも条件があります。
- 越生町・滑川町・東松山市・館林市は、その市や町の中で駆除したものに限る
- 福生市は、市内に生息するものを駆除した人が対象
- 滑川町は、町外で捕殺した個体は対象外と書いている
2026年度は、夏のうちに終わった制度があります
受付の期間は9月30日までと書かれていても、予算に達すると終わります。
2026年度に予算に達して終わった制度
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| 自治体 | 始まった日 | 終わった日 | 書かれていること |
|---|---|---|---|
| 埼玉県川島町 | 6月1日 | 7月16日 | 7万匹、予算額700万円に達した |
| 埼玉県東松山市 | 6月1日 | 7月10日 | 予算額に達したので終了 |
川島町と東松山市の公式ページを2026年10月7日に確認しました。
川島町は、7月10日に補正予算を組んで続けましたが、6日後に終わっています。
茨城県の古河市は、交換用のカードの在庫が7月3日に無くなったと書いています。
越生町は9月30日まで続き、1,731匹が捕殺されたと書いています。上限を1人100匹までにしていた町です。
ここからは編集部の見立てです。対象を広くして上限を付けなかった制度ほど、早く終わっています。 来年も同じ制度があるなら、6月の始まる日を先に確かめておくほうが確実です。
生きたまま運ぶと、法律に触れます。
クビアカツヤカミキリは、国が決めた特定外来生物です。川島町は、生きたまま運ぶことは法律で禁じられているので、必ずその場で駆除してから役場へ持って来るよう書いています。
各自治体のページに共通して書かれていることを並べます。
- その場で駆除してから、袋や入れ物に入れて持って行く
- 首(胸)の赤い部分が分かる状態で持って行く。赤い部分が確認できるものを1匹と数える
- 土地の持ち主の許可なく、私有地に入らない
- 人の木を傷つけない
- 申請書と、本人を確かめる書類を持って行く(東松山市・鳩山町)
東松山市は、捕まえてから時間がたつと赤い部分が黒く変わり、対象にならないことがあると書いています。
福生市は、ペットボトルのような取り出しにくい入れ物は使わないよう書いています。
見分け方はカミキリムシ駆除は種類で変わります|首が赤ければ特定外来生物ですにまとめています。
金額は付かないが、記念品をもらえる制度が、埼玉県に7つありました。
埼玉県は、市町村の取り組みを一覧にして公開しています。そこから、品物の制度を並べます。
記念品などをもらえる制度(埼玉県「市町村の取り組みについて」2026年9月8日掲載)
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| 市や町 | 条件 | もらえるもの |
|---|---|---|
| 草加市 | 5匹以上 | キーホルダー1個。いちばん多く撃退した人にぬいぐるみ |
| 越谷市 | 3匹 | マグネット、または、はがきと鉛筆のセット |
| 八潮市 | 10匹以上 | 奨励品1セット |
| 上里町 | 5匹以上 | 記念品 |
| 戸田市 | 情報の提供 | ぬいぐるみ、またはマスコット |
| 鴻巣市 | 「クビアカ捕獲隊」への参加 | 腕章とまちのコイン |
| 北本市 | 18歳以下の「さくら守り隊」への登録 | 隊員証の缶バッジとステッカー |
埼玉県のページの記載です。県は、終了している場合があるので各市町村のページで確かめるよう書いています。
八潮市のページ(2026年8月5日更新)では、奨励品はクリアファイルとメモ用紙のセットでした。捕殺する場所は、道路や公園などの公共用地に限ると書かれています。
成虫の報奨金とは別に、木の持ち主への補助がある自治体もあります。
成虫を捕まえるともらえるお金と、やられた木を切ったり薬を入れたりする費用への補助は、別のものです。
確認できた例を2つ挙げます。
- 栃木県益子町:被害を受けた木の伐採費用の6分の5、上限25万円を補助
- 群馬県館林市(2025年度):被害を受けた木1本につき、スプレーの薬剤1本と防虫ネットを配る。サクラには市が薬剤を注入する
住んでいる市区町村の名前と「クビアカツヤカミキリ」で検索すると、制度があるかどうかが分かります。
この章でやることは3つです。
- 木の根元に、うどんのような木くずが出ていないかを見る
- 市区町村のページで、補助や薬剤の配布があるかを確かめる
- 自分で薬を入れられない木は、業者に見てもらう

庭のサクラやウメの根元に木くずが出ていて、自分では手に負えない。そういう人は、木の状態を見てもらうところから頼めます。
確認できた9つの制度では、1匹あたり30〜100円相当でした。いちばん多いのは「10匹で500円分」の形です。1匹100円の現金は、川島町の制度でした。2026年度は7月16日に終わっています。
確かめられたのは、埼玉県の6つの市町村と、東京都福生市、群馬県館林市(2025年度)、茨城県の事業です。埼玉県の6つは、上の表にまとめています。ほかの自治体にもあるかもしれません。住んでいる市区町村のページで確かめてください。
確認できた9つの中に、1匹500円の制度はありませんでした。多いのは、10匹で500円分の商品券やカードと換える制度です。
木の被害が広がるのを防ぐためです。川島町は、木の被害が広がるのを防ぐために、成虫を駆除した人へお金を出すと書いています。越生町も、ウメやサクラなどの被害を広げないためと書いています。
ほとんどの制度は、その市や町に住む人だけが使えます。川島町は埼玉県に住む人、茨城県の事業は県に住む人が使えます。当てはまらない人が持って行っても、もらえません。
持って行けません。国が特定外来生物に決めた虫なので、生きたまま運ぶことは法律で禁じられています。その場で駆除し、首の赤い部分が分かる状態で持って行きます。
クビアカツヤカミキリの駆除に金額が付く制度は、9つ確認できました。1匹あたりにすると30〜100円相当です。
いちばん多いのは、10匹で500円分の商品券やカードと換える形でした。対象は、その市町村に住む人に限る制度がほとんどです。
2026年度は、予算に達して7月に終わった制度が2つあります。制度は年度ごとに変わります。
最後に、やることを3つに絞ります。
- 住んでいる市区町村のページで、制度があるかと始まる日を確かめる
- 見つけたらその場で駆除し、首の赤い部分が分かる状態で持って行く
- 自分の家の木に木くずが出ていたら、木の持ち主への補助も確かめる

成虫が出るのは6〜8月です。その前に木の根元を見ておくと、来年の被害を小さくできます。木くずが出ていたら、早めに見てもらってください。

