大和ハウスのシロアリ保証は10年|延長は有料メンテナンス工事、費用は非公開
大和ハウスで建てた家が10年目に近づくと、シロアリの保証がどうなるか気になりますよね。
中古で買った家のシロアリは中古住宅のシロアリは買う前に床下を見るにまとめました。
点検で延長工事をすすめられて、金額が妥当なのか迷っている人もいるはずです。
そこで、大和ハウスの公式サイトにある「保証・点検プログラム」と、防蟻工事についてのお知らせを読みました。
分かったのは、防蟻の保証だけが初期10年で、その先の延長は有料メンテナンス工事が条件だということです。
- 公式の保証・点検プログラムの図では、構造と防水は初期保証30年、防蟻は初期保証10年
- 防蟻の延長は「有料メンテナンス工事の実施により、10年間または5年間の保証延長」
- 延長工事の費用は、公式サイトに公開されていない
- やること:延長工事の金額を書面でもらう → 延長しない場合の保証の扱いを聞く → 他社の見積もりと比べる

延長工事の金額が妥当か分からないときは、同じ床下をほかの業者にも見てもらうと、比べる相手ができます。
大和ハウスの公式の図では、防蟻の初期保証は10年です。構造と防水より短く設定されています。
「住まいの手引き」の「保証・点検プログラム」のページには、商品や契約時期ごとに保証の図が載っています。そのうち、1〜2階建ての図の内容を並べます。
大和ハウスの保証・点検プログラムの図(1〜2階建て)
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| 対象 | 初期保証 | その後 |
|---|---|---|
| 構造耐力上主要な部分 | 30年 | 有料メンテナンス工事の実施により15年間の保証延長 |
| 雨水の浸入を防止する部分 | 30年 | 有料メンテナンス工事の実施により15年間の保証延長 |
| 防蟻 | 10年 | 有料メンテナンス工事の実施により、10年間または5年間の保証延長 |
| 住宅設備機器(7品目) | 10年 | ― |
大和ハウス工業「住まいの手引き 保証・点検プログラム」の図を2026年9月16日に確認しました。この図の注記では、2023年10月1日以降の戸建て住宅(請負・分譲)の契約が対象です。防蟻の行には「店舗部は防蟻保証の対象外」とあります。
同じページにある「MARE」の図と、木造の「ComfortWood」の図も確かめました。どちらも、防蟻は初期保証10年で、その先は有料メンテナンス工事で10年間または5年間延長する形でした。
かんたんに言うと、確認した3つの図すべてで、防蟻は10年目が区切りになっています。
なお、ページには「2019年4月1日以前に契約されたお客さまは、お手元の保証書をご参照ください」とあります。それより前に契約した家は、保証書が基準です。
防蟻の保証を延ばすには、有料のメンテナンス工事を受ける必要があります。
図の防蟻の行には、10年目以降のすべての区切りに次の言葉が並んでいます。
有料メンテナンス工事の実施により、10年間または5年間の保証延長
「10年間」になるか「5年間」になるかの条件は、図には書かれていません。
延長工事の費用も、公式サイトには載っていません。
一方で、点検そのものは、1〜2階建ての図では25年目まで「無料点検」です。30年目からは「有料点検」になります。
ここからは編集部の判断です。10年点検は無料でも、防蟻の延長は有料です。点検と延長工事を分けて考えてください。
大和ハウスは、防蟻の延長工事と防水の保証の関係を、保証書で説明しきれていなかったと公式に書いています。
お知らせのページは、2000年7月1日以降に契約した家について、次のように説明しています。
- 初期保証は、構造耐力上主要な部分が20年、防水が10年、防蟻が10年
- 10年以降、防水の延長工事を提案するときに、防蟻の延長工事もあわせて提案する
- それぞれの工事をした人は、防水の保証を延長できる運用にしている
そのうえで、次のように書いています。
お渡しした保証書に記載された保証延長プログラムには防水の保証を延長するために防蟻の延長工事を同時に施工することの明示がなかったため、一部のお客さまには保証延長工事をご提案する際、誤解を生じさせてしまいました。
かんたんに言うと、防水の保証を延ばすには、防蟻の延長工事も一緒に受ける運用だった、ということです。
これは2000年7月1日以降の契約についての説明です。いまの保証・点検プログラムの図には、防水と防蟻の関係は書かれていません。
ここからは編集部の判断です。自分の家でも同じ扱いかどうかは、提案を受けたときに書面で確かめてください。
公式の図とお知らせから、延長工事の提案を受けたときに聞くことを並べます。
- 防蟻の延長工事の金額と、何を処理するか(床下の土、木部、配管まわりなど)
- 延長されるのは「10年間」か「5年間」か。その理由
- 防蟻の延長工事をしない場合、防水や構造の保証に何が起きるか
- ほかの業者で防蟻の処理をした場合、大和ハウスの保証はどう扱われるか
- 店舗併用の家なら、店舗部分がどう扱われるか
答えは口頭ではなく、見積書や保証書の写しでもらっておくと、あとで比べられます。
延長工事の金額に迷ったら、同じ条件で他社の見積もりを取って比べます。
ここからは編集部の判断です。比べる前に、延長しない場合の保証の扱いを大和ハウスに確かめておくのが先です。保証の損得と、工事の金額を分けて判断できるからです。
比べるときは、処理する面積の出し方と、保証年数をそろえてください。面積の出し方と公表単価による計算は、シロアリ予防費用は40坪でいくら?で扱っています。
- 処理する面積をどう出したか(1階の床面積か、それ以外も含むか)
- 薬剤をまくのか、ベイト(毒餌)を置くのか
- 保証年数と、保証の中身(再発したときに何をしてくれるか)

保証の扱いを確かめてから他社の金額を聞くと、延長工事を受けるかどうかを落ち着いて決められます。
公式の保証・点検プログラムの図では、防蟻の初期保証は10年です。その先は、有料メンテナンス工事の実施により10年間または5年間延長する形です。2019年4月1日以前に契約した家は、手元の保証書を見るよう案内されています。
防蟻の延長工事の費用は、公式サイトに公開されていません。提案を受けたときに、金額と処理の内容を見積書でもらってください。
1〜2階建ての図では、10年点検は無料点検です。ただし防蟻の保証を延ばすのは「有料メンテナンス工事」と書かれています。点検が無料でも、延長工事は有料です。
2000年7月1日以降の契約について、大和ハウスは、防水の保証を延ばすときに防蟻の延長工事も一緒に行う運用だと公式のお知らせで説明しています。いまの図には関係が書かれていないので、自分の家の扱いは保証書と大和ハウスに確かめてください。
ほかの業者で処理した場合の保証の扱いは、公式サイトに書かれていません。頼む前に、大和ハウスに保証がどうなるかを確かめてください。
大和ハウスの公式の図では、構造と防水が初期30年なのに対し、防蟻は初期10年です。
その先は有料メンテナンス工事で10年間または5年間延長する形で、費用は公開されていません。
防水の保証と防蟻の延長工事が結びついていたと、公式にお知らせを出したこともあります。
最後に、やることを3つに絞ります。
- 防蟻の延長工事の金額と内容を、見積書でもらう
- 延長しない場合に、防水や構造の保証がどうなるかを確かめる
- 他社の見積もりを1社取り、面積の出し方と保証年数をそろえて比べる

10年目の提案書が届いたら、同じ家の床下を別の業者にも見てもらうと、金額の差がどこから来るのかが分かります。
延長工事を受けないと決めた場合、自社施工の会社にも見てもらえます。ただしアサンテは全国ではありません。

