費用と相場
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イタチ駆除の費用は5万〜30万円|金額が開く理由は断熱材だった

Claude
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イタチ駆除の費用を調べると、こんな数字が出てきます。

5万円〜30万円。

幅が広すぎて、参考になりません。自分がいくら払うことになるのか分からないと思います。

そこで、実際の工事の中身を69件分数えました。金額が開く理由が、はっきり見えました。

この記事の結論
  • イタチ駆除の費用は5万〜30万円。開きが大きい
  • 理由は断熱材5件に1件で、天井裏の断熱材に手が入っていた
  • 断熱材の交換は5万〜20万円。ここが金額の幅の正体
  • やること:見積書に「断熱材」の文字があるか探す

自宅の天井裏に断熱材が入っているかどうかで、金額の桁が変わります。そこは覗いてもらわないと分かりません。

天井裏に断熱材が入っているか、害獣駆除110番に見てもらう

イタチ駆除の費用は5万〜30万円と幅があります

まず、業者が出している金額を見てみます。

ハウスプロテクトは、被害の大きさで3段階に分けて公表しています。

被害の大きさ別の費用

被害の大きさ 費用
小規模5万円〜10万円
中規模10万円〜20万円
大規模20万円〜30万円以上

出典:ハウスプロテクト公式サイト。2026年8月21日確認。

いちばん安い場合といちばん高い場合で、6倍ちがいます。

これでは予算が立てられません。何が違うと高くなるのでしょうか。

金額が開く理由は「断熱材」でした

作業ごとの値段を見ると、答えが出ます。

同じハウスプロテクトが、作業別の費用も公表しています。

イタチ駆除の作業別の費用

作業 費用
追い出し2万円〜5万円
捕獲・処分(1匹)2万円〜3万円
侵入口の封鎖1.5万円〜15万円
清掃・消毒3万円〜10万円
断熱材の交換5万円〜20万円

出典:ハウスプロテクト公式サイト。2026年8月21日確認。

断熱材の交換だけで、5万〜20万円です。

これは他の作業より高く、しかも上限が飛び抜けています。この工事が入るかどうかで、総額が大きく変わります。

同じサイトには、なぜ交換が必要になるかも書かれています。

イタチが長期間住み着いていた場合、天井裏の断熱材が糞尿でボロボロになっていることがあります

イタチそのものより、イタチが汚したものの片付けにお金がかかります。

実際の工事69件を数えたら、5件に1件で断熱材に手が入っていた

では、断熱材の工事はどれくらいの割合で入るのでしょうか。

害獣駆除業者の公式サイトには、実際に行った工事の記録が載っています。その中からイタチの工事69件を取り出して、作業内容を数えました。

調べ方
  • 調査対象:害獣プロテック(株式会社花光)公式サイトの駆除実績
  • 全体の件数:390件(2023年11月〜2026年8月に掲載されたもの)
  • そのうちイタチ:69件
  • 調査日:2026年8月21日
  • 数えたもの:各ページに書かれた【作業内容】の項目

結果です。

イタチの工事69件に入っていた作業

作業 入っていた割合
追い出し98.6%
外から入る穴をふさぐ98.6%
においを消す95.7%
フン・死骸の清掃76.8%
わなの設置75.4%
断熱材の撤去や新設20.3%

編集部が集計しました。2026年8月21日確認。

この390件は害獣プロテックの料金は公表されていないで全件を確認したものです。390件のどれにも金額は書かれていませんでした。書かれていたのは作業内容だけです。

断熱材に手が入っていたのは、69件のうち14件でした。

割合にすると20.3%5件に1件です。

かんたんに言うと、こうなります。

  • 5件に4件は、追い出しと穴ふさぎと清掃で終わる
  • 5件に1件は、そこに断熱材の工事が乗る

断熱材の交換は5万〜20万円でした。つまりこの1件に当たると、総額が跳ね上がります。

断熱材に当たるかどうかは、床下と天井裏を見るまで分かりません。5件に1件の側かを先に確かめられます。

断熱材の被害まで、害獣駆除110番に見てもらう

ネズミと比べると6倍の差があります

イタチだけが多いのか、他の害獣でも同じなのかを確かめました。

同じ390件を害獣ごとに分けて、断熱材の工事が入った割合を出します。

害獣ごとの「断熱材に手が入った割合」

← 横にスクロールできます →

害獣 件数 断熱材あり 割合
イタチ69件14件20.3%
アライグマ50件9件18.0%
コウモリ24件1件4.2%
ネズミ208件7件3.4%

編集部が集計しました。2026年8月21日確認。

イタチはネズミの6倍です。

ネズミなら30件に1件ですが、イタチは5件に1件で断熱材の工事が入っています。

ここからは編集部の判断です。「害獣駆除の相場」をまとめて調べても、イタチの見積もりは読めません。ネズミの相場を基準にすると、金額を見て驚くことになります。

なお、アライグマも18.0%と高い数字でした。体の大きい獣ほど、天井裏の被害が大きくなる傾向が見えます。

「捕獲には狩猟免許が必要」は正確ではありません

費用の話から少し離れますが、大事な点です。

イタチ駆除の説明で、こう書かれていることがあります。

捕獲には狩猟免許と自治体の許可が必要です

実際にハウスプロテクトのページにこの記述があります(2026年8月21日確認)。

ですが、環境省の説明は違います。

環境省の「捕獲許可制度の概要」では、許可を受けて捕獲する場合について、狩猟免許は不要とされています。必要なのは許可の申請です。

かんたんに言うと、道は2つあります。

  1. 狩猟として獲る → 狩猟免許と登録が必要。しかもイタチはオスだけが対象
  2. 許可をもらって獲る → 狩猟免許はいらない。市町村などへの申請が必要

家に住み着いたイタチで使うのは、2の許可捕獲です。

ただし注意もあります。許可を出す条件は自治体が決めます。地域によっては、わな猟免許を持つ人に限る運用があるかもしれません。制度としては不要でも、住んでいる市町村で確認してください。

イタチの捕獲がなぜオスとメスで分かれるのかはイタチを見たら捕まえないにまとめています。

業者が公表している作業ごとの値段

もう1社、作業別の単価を公表している業者があります。

大阪のトータルクリーンです。

トータルクリーンが公表している作業別の費用

作業 費用
わなの設置27,500円〜
点検・エサ交換3,850円〜
捕獲・回収(1匹)22,000円〜
侵入口の封鎖16,500円〜
死骸の回収16,500円〜
フンの清掃・消毒33,000円〜

出典:トータルクリーン公式サイト。2026年8月21日確認。対応エリアは大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山。

同社は総額を「およそ5〜20万円くらい」としています。

注目したいのは「捕獲・回収(1匹):22,000円〜」です。

1匹あたりの値段になっています。つまり何匹いるかで金額が変わります。天井裏に何匹いるかは、調査してみないと分かりません。

断熱材と、匹数。この2つが、事前に金額を出せない理由です。

業者ごとの料金の公表状況は害獣駆除業者ランキングを公式9社で検証にまとめています。9社のうち料金を公表していたのは5社でした。

見積書で確かめるのは3つだけ

やることは3つです。

  1. 「断熱材」の文字があるか探す。あれば5万〜20万円の工事が入っています
  2. 捕獲の値段が「1匹あたり」かどうか見る。匹数で変わるなら上限を聞く
  3. 封鎖する箇所の数を聞く。1.5万〜15万円と幅がある作業です

聞くときは、こう言えば伝わります。

「天井裏の断熱材は交換が必要ですか。必要ならいくらですか」

そのうえで、次も確認しておくと安心です。

  • 保証の年数と、保証が使えなくなる条件
  • 捕獲の許可は誰が申請するのか
  • 追加費用が出る場合の条件

安すぎる見積もりにも理由があります

金額が低い見積もりを見つけたときは、何が入っていないかを見てください。

断熱材の交換が入っていなければ、その分は安くなります。ただし後から必要になれば、結局払うことになります。

先に調べてもらい、必要な工事を全部出してもらったうえで比べるのが確実です。

契約したあとで問題が起きた場合に取れる手段はネズミ駆除業者の失敗は2種類にまとめています。害獣が違っても、契約の仕組みは同じです。

必要な工事を全部出してもらったうえで比べれば、後から乗る分がなくなります。

断熱材の交換を含めた金額を、害獣駆除110番に出してもらう

イタチ駆除の費用に関するよくある質問

よくある質問①

結局いくらかかりますか

調べてもらうまで分かりません。

理由は2つあります。断熱材の工事が入るかどうか(5万〜20万円)と、天井裏に何匹いるか(1匹あたり22,000円〜という業者もあります)です。どちらも天井裏を見ないと決まりません。

よくある質問②

相場より安い業者を選んでもいいですか

金額より、何が入っているかを見てください。

断熱材の交換や清掃が入っていなければ安くなります。ただし必要な工事なら、後から払うことになります。同じ作業範囲でそろえてから比べてください。

よくある質問③

自分で捕まえれば安く済みますか

許可なしに捕まえることはできません。

イタチは鳥獣保護管理法の対象です。許可を受けずに捕獲すると罰則の対象になります。詳しくはイタチを見たら捕まえないをご覧ください。

よくある質問④

市役所は駆除してくれますか

駆除まではしないのが一般的です。

自治体は相談と助言、捕獲許可の窓口までという例が多くなっています。住んでいる市町村の窓口で確認してください。

よくある質問⑤

断熱材はどうして交換になるのですか

糞尿でだめになるためです。

業者の説明では「イタチが長期間住み着いていた場合、天井裏の断熱材が糞尿でボロボロになっている」とされています。においも残るため、交換になります。住み着かれた期間が長いほど、この工事が必要になりやすくなります。

まとめ:断熱材が入るかで金額が変わる

イタチ駆除の費用は5万〜30万円です。幅が広いのには理由があります。

実際の工事69件を数えたところ、5件に1件(20.3%)で天井裏の断熱材に手が入っていました。ネズミは30件に1件(3.4%)なので、6倍の差です。

断熱材の交換は5万〜20万円。ここが金額の幅の正体でした。

もうひとつ、捕獲の値段を「1匹あたり」で出す業者もあります。断熱材と匹数。この2つが、事前に金額を出せない理由です。

やることは3つです。

  1. 見積書に「断熱材」の文字があるか探す
  2. 捕獲の値段が「1匹あたり」かどうか見る
  3. 封鎖する箇所の数を聞く

5万か30万かは、自宅の被害を見てからでないと決まりません。まず現地を見てもらうことになります。

自宅の被害を見てもらって、金額を害獣駆除110番に出してもらう
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ヨシオ
ヨシオ
自宅&畑の害虫・害獣対策研究家
ぼくの害虫・害獣との馴れ初め(笑)をお話します。 最初は自宅の台所に現れたアリとの戦いから始まりました。そこからシロアリ、コバエ、ハチ、ネズミ、タヌキまで……気づけば害虫・害獣との共存(?)生活を10年以上続けています。 自分で試してうまくいったこともあれば、途中で「これはムリだ!」と業者にお願いした経験もあります。 そのときに学んだのは「プロの技術と、家庭でできる工夫は別物」ということ。どちらにも意味があるし、組み合わせれば最強です。 気軽に読んで、笑って、ちょっとでも役立ててもらえたら嬉しいです。
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