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横浜市のネズミ駆除で先に知る|殺鼠剤に「使わないほうが良い季節」がある

Claude
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殺鼠剤を買ってきて置いたのに効かない、という状態は珍しくありません。

横浜市の案内を読むと、その理由がいくつも書かれています。使う季節、食べさせる日数、そして手を付ける順番まで示されていました。

この記事では2026年8月19日に横浜市の公開情報を確認し、自力で駆除するときの条件を整理しました。

この記事の結論
  • 殺鼠剤は冬季以外の使用は避けたほうがよいとされている。理由は死骸の腐敗
  • クマリン系は4〜8日間連続して食べさせる必要がある。1回置いて終わりではない
  • 薬剤より先に環境整備。市は「環境対策をしたうえで行って、はじめて効果がある」としている
  • 捕獲かごは18区の福祉保健センターで貸し出している

冬季以外は殺鼠剤を避けたほうがよいとなると、季節によっては自力の手段が限られます。

薬を使わない方法でいくらかかるか、害獣駆除110番に聞く

横浜市は殺鼠剤に「使わないほうが良い季節」があると書いている

薬剤を使う時期について、理由つきで案内されています。

横浜市の「ネズミについて」(2025年10月1日更新)には、薬剤を使用するときの注意としてこう書かれています。

暑い時期には隠れた場所で死んだネズミが腐敗し、悪臭等の原因になるので、冬季以外の使用は避けたほうが良いでしょう。

ここからは編集部の判断です。この一文は、毒エサを食べたネズミが取り出せない場所で死ぬことを前提にしています。

天井裏や壁の中で死なれると、回収できません。夏場なら、取り出せないまま腐敗が始まります。駆除には成功しても、悪臭という別の問題が残るということです。

「効かない」より先に、「効いたあとに何が起きるか」を考える必要がある薬剤です。

夏にネズミの音で困っている場合、殺鼠剤は最初の手段になりません。市の案内は、その順番を先に伝えています。

金額の内訳を、駆除と工事に分けて読む

薬を置く季節を確かめたら、業者に頼む場合の金額も見ておきます。

ネズミ駆除の見積書に並ぶ主な項目

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項目 中身 金額への効き方
調査侵入口と通り道を探す無料の会社と有料の会社がある
駆除殺そ剤・粘着シート・捕獲器基本の作業
侵入口の封鎖1cmの隙間までふさぐ箇所が増えるほど上がる
清掃・消毒糞尿の撤去と消毒範囲で変わる
保証再発したときの再施工年数と対象で変わる

編集部が過去に調べた業者の料金の内訳から整理した(2026年8月24日時点)。

かんたんに言うと、薬をまく作業より、穴をいくつふさぐかで金額が決まります。

編集部で調べた料金相場は2万〜20万円でした。10倍の幅があります。一軒家の場合、ふさぐ場所は9か所にのぼることがあります。

内訳は一軒家のネズミ駆除の費用|ふさぐ場所が9か所あるから高くなります、相場の全体像はネズミ駆除の料金相場は2万〜20万円にまとめました。

要確認:横浜市の相場を公表している公的な資料は見当たりませんでした(2026年8月24日確認)。箇所数が分からないうちは、金額も出ません。

見積書を読み解く5項目

自分でやる範囲を決めたら、残りは業者の見積もりです。

  • 侵入口の封鎖が見積もりに入っているか。何か所か
  • 調査に費用がかかるか
  • 糞尿の清掃と消毒が入っているか
  • 保証の年数と、再発したときの対象範囲
  • 見積書が概算か、確定した金額か

封鎖の箇所数を聞かないまま契約しないでください。駆除だけで終わると、同じ穴から次が入ります。

業者の選び方は害虫駆除業者の選び方|悪質業者の見分け方と契約前の確認ポイントにまとめています。

クマリン系は4〜8日間食べさせないと効かない

殺鼠剤には2つの系統があり、効き方が違います。

横浜市が示す殺そ剤の種類

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種類 作用 食べさせ方
クマリン系殺そ剤血液凝固阻止作用4〜8日間連続して食べさせると致死効果
急性殺そ剤(ノルボルマイド)一度に致死量を食べさせると効果

横浜市「ネズミについて」の記載による(2026年8月19日確認)。市は「ネズミの種類によって適切なものを選びましょう」としています。

クマリン系は連続して食べさせる薬剤です。市販の殺鼠剤にはこの系統が多くあります。

ここからは編集部の判断です。1回置いて数日様子を見て、減らないから諦めるという使い方では、クマリン系は効果に届きません。4〜8日間食べ続けさせる必要があるので、途中で無くなっていれば足す前提になります。

「置いたのに効かない」の原因が、薬剤の性能ではなく使い方の期間にある場合があります。

薬剤より先に環境整備。順番が決まっている

市は駆除の順番をはっきり書いています。

ネズミ駆除の基本は「環境整備」で、ネズミの住みにくい環境を作ることだとしたうえで、こう続けています。

器材や薬剤を使った駆除は、環境対策をしたうえで行って、はじめて効果があります。

環境的防除として挙げられているのは3つです。

  • エサとなる食べ物をなくす:食料品はふた付きの容器へ。台所は整理整頓。生ごみや水を放置しない
  • 侵入口をふさぐ:排水口、通気口に金網。配管のすき間、エアコンのパイプの導入部周辺
  • 巣を作らせない:紙や布類、ビニール等が巣の材料になるので放置しない

※横浜市「ネズミについて」の記載による(2026年8月19日確認)。

この順番には理由があります。毒エサの手順に、エサとなるものを片付け、空腹状態に追い込みますと書かれているためです。

ここからは編集部の整理です。台所に食べ物が残っていれば、ネズミは毒エサを選びません。片付けが先というのは衛生の話だけでなく、薬剤を効かせるための条件でもあります。

同じ市の資料でも、シロアリは考え方がまったく違います。横浜市の資料は「従来の防除法は有効とはいえない」と書いているで扱いました。

1cmの穴でも通り抜ける

侵入口を塞ぐとき、想定すべき大きさが示されています。

市は塞ぐ場所として排水口、通気口、配管のすき間、エアコンのパイプの導入部周辺を挙げ、こう注意しています。

1cm程度の穴でも通り抜けることがあります。

穴の大きさを判断する目安になります。塞いだつもりでも、この寸法を超える隙間が残っていれば通られます。

どのネズミが相手かは、体格から絞れます。

横浜市が示す3種の特徴

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種類 体長 体重 尾の長さ 生息場所
ドブネズミ20〜25cm約300g耳たぶは厚く小さい体長より短い下水周辺・床下・庭
クマネズミ17〜20cm約200g耳たぶは大きい体長より長い屋内・天井裏・ビル内
ハツカネズミ6〜9cm約30g耳たぶは丸く大きい体長とほぼ同じ人家・農耕地・農村

横浜市「ネズミについて」の記載による(2026年8月19日確認)。日本では20数種類のネズミが知られているとされています。

天井裏で音がするならクマネズミです。生息場所に屋内・天井裏・ビル内と明記されています。尾が体長より長い点も見分けの手がかりになります。

被害についても具体的です。排泄物中のサルモネラ菌が食中毒の原因になること、寄生するイエダニに刺されてかゆみが出ること、そして電線やガス管をかじって停電や火災の原因を作ることが挙げられています。

カゴと粘着シートは3日以上仕掛ける

捕獲についても、期間が指定されています。

市は捕獲を「一般に非効率的と思われています」としたうえで、殺そ剤が使用できない場所では役に立ちますと位置づけています。

  • カゴ:ネズミの出る物かげなどに、3日以上続けて仕掛ける。エサにはさつま揚げやサツマイモなど新鮮な材料を使う
  • 粘着シート:通路に連続して3日以上仕掛ける

※横浜市「ネズミについて」の記載による(2026年8月19日確認)。

どちらも3日以上です。1日置いて捕れないから場所を変える、という使い方は想定されていません。

なお捕獲用のカゴは福祉保健センターで貸し出しています。お住まいの区の生活衛生課が窓口で、18区それぞれの連絡先が市のページに一覧で載っています。

器具の貸出は自治体によって扱いが違います。大阪では区役所で器具を借りられるほか、同じ神奈川でも相模原市は天井裏の正体次第で市が動く藤沢市は助成の記載がないと分かれます。

自費で業者に頼む範囲

市の案内は、自力対策と相談・貸出までです。

業者についての案内は、今回確認したページには見当たりませんでした。市が特定の業者を紹介する仕組みは確認できていません。

見落としやすいのが最後の工程です。市は効果の確認について、駆除後は効果が得られたか必ず確認するとしたうえで、ネズミのいた場所や死がいなどに殺虫剤を散布するよう案内しています。

自力でやる場合に残る作業

工程 内容
環境整備エサ・侵入口・巣の材料を片付ける
侵入口の封鎖1cm程度の穴まで塞ぐ
捕獲または薬剤3日以上/クマリン系なら4〜8日間
事後処理死がいのあった場所へ殺虫剤を散布

横浜市の記載をもとに編集部が整理(2026年8月19日確認)。

天井裏や壁の中に手が届かない場合、上の表のどこかで作業が止まります。止まった工程が、業者を検討する分かれ目になります。

見積もりでは次の3点を確認してください。

  1. 侵入口の封鎖工事が料金に含まれるか
  2. 施工の回数と、再訪の有無
  3. 再発したときの保証と、その対象範囲

料金の目安はネズミ駆除の料金相場にまとめています。

3項目を聞く相手が1社だけだと、答えが妥当かどうか判断できません。同じ質問を投げる2社目として使ってください。

横浜市の家で、ネズミの通り道とふんの範囲を、害獣駆除110番に見てもらう

横浜市のネズミ駆除に関するよくある質問

よくある質問①

殺鼠剤はいつ使えばよいですか

冬季以外の使用は避けたほうがよいとされています。

横浜市は、暑い時期には隠れた場所で死んだネズミが腐敗し悪臭等の原因になるため、冬季以外の使用は避けたほうが良いと案内しています。回収できない場所で死ぬことを前提にした注意です。

よくある質問②

殺鼠剤を置いたのに効きません

食べさせる日数が足りていない可能性があります。

クマリン系殺そ剤は血液凝固阻止作用を持ち、4〜8日間連続して食べさせると致死効果があるとされています。一方、急性殺そ剤(ノルボルマイド)は一度に致死量を食べさせると効果があるとされ、系統によって使い方が変わります。

よくある質問③

先に何をすればよいですか

環境整備です。

市は「器材や薬剤を使った駆除は、環境対策をしたうえで行って、はじめて効果があります」としています。毒エサの手順にもエサとなるものを片付けて空腹状態に追い込むとあり、片付けが薬剤を効かせる条件になっています。

よくある質問④

捕獲かごは借りられますか

福祉保健センターで貸し出しています。

お住まいの区の福祉保健センター生活衛生課が窓口で、18区それぞれの連絡先が市のページに掲載されています。駆除の相談も受け付けています。

よくある質問⑤

侵入口はどのくらいの大きさを塞げばよいですか

1cm程度の穴でも通り抜けることがあるとされています。

市は排水口、通気口、配管のすき間、エアコンのパイプの導入部周辺を挙げ、金網などで塞ぐよう案内しています。

まとめ:季節と日数を確かめてから置く

横浜市の案内は、自力で駆除するときの条件を具体的に示しています。

殺鼠剤は冬季以外を避ける。理由は死骸の腐敗です。クマリン系なら4〜8日間連続して食べさせる。そして薬剤より先に環境整備で、片付けないと毒エサを選んでもらえません。

夏に天井裏の音で困っているなら、殺鼠剤は最初の手段になりません。まず片付けと1cmの穴の封鎖から始め、それでも届かない範囲を業者に相談してください。

季節と日数の条件が合わない、あるいは死骸の後始末を自分でやりたくない。そのどちらかなら頼む段階です。

後始末まで含めた駆除の費用を、害獣駆除110番に出してもらう
ABOUT ME
ヨシオ
ヨシオ
自宅&畑の害虫・害獣対策研究家
ぼくの害虫・害獣との馴れ初め(笑)をお話します。 最初は自宅の台所に現れたアリとの戦いから始まりました。そこからシロアリ、コバエ、ハチ、ネズミ、タヌキまで……気づけば害虫・害獣との共存(?)生活を10年以上続けています。 自分で試してうまくいったこともあれば、途中で「これはムリだ!」と業者にお願いした経験もあります。 そのときに学んだのは「プロの技術と、家庭でできる工夫は別物」ということ。どちらにも意味があるし、組み合わせれば最強です。 気軽に読んで、笑って、ちょっとでも役立ててもらえたら嬉しいです。
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