シロアリ駆除の相場は坪単価で比べられません|㎡単価と、処理するのは1階だけ
シロアリ駆除の見積もりを見て、高いのか安いのか分からない。
坪単価で比べようとすると、合いません。
公的な資料が出しているのは㎡単価で、しかも家全体の面積ではありません。
- 鹿児島県は単価を1,750円/㎡と公表している
- 880円/㎡は、坪に直すと約2,909円。単位が違うと3倍以上に見える
- 40坪の家でも、処理するのは1階部分だけ
- 同じ10坪相当で、生協10件が2.4倍ひらいた
- 薬剤に「一番安全」はありません。協会がそう答えています

「床下に潜れない、点検口が無い」という家は、自分で確かめられないところから見てもらう形になります。
先に、金額の話から書きます。
公的資料が出している単位は㎡です。
鹿児島県は、単価をはっきり公表していました。1,750円/㎡です。処理する箇所まで示されています。詳しくは鹿児島のシロアリ駆除は県が単価を出していますにまとめました。
「880円/㎡」は坪単価で約2,909円になります
単位を混ぜると、比較が壊れます。
1坪は約3.3㎡です。880円/㎡なら、坪に直すと約2,909円になります。
同じ会社の同じ金額が、書き方だけで3倍以上ちがって見えます。この換算を実際に確かめた例はキャッツのシロアリ駆除の料金と評判に書きました。
かんたんに言うと、金額を比べる前に単位をそろえます。
同じ条件でも2.4倍ひらきます
単位をそろえても、まだ差が残ります。
生協10件に同じ「10坪相当」で当てはめたところ、総額が2.4倍ひらきました。内訳は生協のシロアリ駆除は10生協で価格が違うにまとめています。
「相場」という1つの数字は、資料の側にはありません。
面積の取り方でも差が出ます。
家が40坪でも、防蟻処理をするのは1階部分です。2階の床面積は入りません。
つまり「40坪だから40坪ぶん」ではありません。計算の中身はシロアリ予防費用は40坪でいくら?にまとめました。
- 単位は㎡か坪か(1坪=約3.3㎡)
- かける面積はどこか(1階の床面積か、延床か)
- 処理の箇所は何か(土壌・木部・基礎まわり)
この3つがそろわない見積もりは、他社と比べられません。

「同じ範囲で2社に出してもらう」というところまで来たら、その1社目として使えます。
自分でやる選択について書きます。
「いちばん安全な薬はどれか」という問いに、協会は答えを出していません。
日本しろあり対策協会が11の質問に答えた資料を読むと、安全性を単独で順位づけしていません。内容はシロアリ駆除剤に「一番安全」はありませんにまとめました。
自分でやる手順が届く範囲と、届かない範囲
目に見える範囲までは自分で届きます。
届かないのは床下の奥や、基礎と土壌の境目です。構造に関わる部分は、範囲を決めて頼むことになります。
横浜市は、資料の中で従来の防除法について「有効とはいえない」と書いています。読み方は横浜市のシロアリ駆除にまとめました。
相手の種類でも、やることが変わります。ヤマトシロアリとイエシロアリは食べ方が違います。ヤマトシロアリとイエシロアリの違いは食べ方を見てください。
羽アリを見たなら、まずシロアリかクロアリかです。触角・翅・腰の3点で分かれます。羽アリはシロアリかクロアリかにまとめています。
やらない選択が認められる範囲もあります。
公的な基準が、地盤の防蟻措置を省略できる地域を決めています。11道県が対象でした。詳しくはシロアリ駆除が必要ないと公的基準が認める範囲にまとめています。
寒い地域ほど、必要度の判定が変わるということです。
一方で、被害の多い地域もあります。国の調査5,322棟を県別に開いた結果は富山のシロアリ駆除は必要?に、気温から見た判定は静岡市でシロアリ駆除が必要な理由に書きました。
住んでいる場所で、答えが変わります。
頼む先の話です。
行政処分の事例を数えると、入り口が偏っていました。床下に関する6件のうち5件が排水管の点検から始まっています。手口の流れはシロアリ駆除の悪質業者はどう来るかにまとめました。
訪問営業そのものの手口は大阪のシロアリ駆除業者の選び方に書いています。
やってはいけないのは、その場で決めることです
止まる目安を3つ書きます。
- こちらが呼んでいないのに床下を見に来た
- 排水管や無料点検から話が始まった
- その場で契約を求められた
1つでも当てはまるなら、いったん止めて別の会社に出してもらいます。
床下の写真を見せられても、その場では決めません。自分の家の床下かどうかを、その場で確かめる手段がないためです。
公表されている基準で見積もりを検証する方法もあります。県独自の協会が基準を公表している例は熊本のシロアリ駆除にまとめました。

「確認する項目は手元にそろった」なら、あとは同じ範囲で2社に出してもらうだけです。
続けていくらかかるか、という話です。
「5年ごと」という区切りは、業界の仕様書から来ています。同じ一文が3回出てくる形でした。中身はシロアリ駆除は5年ごとに費用がかかる?にまとめています。
補助金は出にくい
シロアリ駆除に補助を出す自治体は多くありません。
上限1万5,000円を出す町がありましたが、例外的です。出にくい理由はシロアリ駆除の補助金はある?に書きました。
京都には、京町家の改修補助の中に防蟻工事が入る例があります。京都のシロアリ駆除に補助金は使える?を見てください。
確定申告では「駆除」と「予防」が分かれます
国税庁は、駆除と予防を分けて扱っています。
被害を受けたあとの駆除と、まだ被害が無い状態での予防では、扱いが違うということです。詳しくはシロアリ駆除費用は確定申告で控除できるにまとめました。
1つの数字にはなりません。
鹿児島県は単価を1,750円/㎡と公表しています。ただし㎡と坪で見え方が変わり(1坪=約3.3㎡)、かける面積も1階部分だけです。同じ10坪相当で生協10件が2.4倍ひらいた例もあります。単位と面積と処理箇所をそろえてから比べることになります。
目に見える範囲までです。
床下の奥や基礎と土壌の境目には届きません。薬剤についても、協会は「いちばん安全なもの」を示していません。構造に関わる部分は、範囲を決めて頼む形になります。
地域によっては、地盤の防蟻措置を省略できます。
公的な基準が対象を11道県としています。ただし住んでいる場所によって判定が変わるので、自分の地域の扱いを先に確かめることになります。
入り口を見ます。
行政処分の事例では、床下に関する6件のうち5件が排水管の点検から始まっていました。こちらが呼んでいないのに床下を見に来た、その場で契約を求められた、という場合はいったん止めてください。
「5年」は業界の仕様書に出てくる区切りです。
同じ一文が3回出てくる形で書かれています。保証の期間と、薬剤が効いている期間は別の話になるので、契約前にどちらの5年なのかを確かめることになります。
順に並べます。
- 単位をそろえる。1坪=約3.3㎡。880円/㎡は坪で約2,909円
- 面積を確かめる。40坪の家でも処理するのは1階部分
- 入り口を見る。呼んでいないのに来た、排水管から始まった、はいったん止める
「相場」という1つの数字は、公的資料の側にはありません。あるのは単価と、処理する範囲です。

「床下に入れない場所がある」「被害の範囲が分からない」なら、自分で判断せず見てもらったほうが早く済みます。

